Nikonデジタル一眼の新機種が発表された。その名はD80。実質上はD70sの後継機種となる。
D70はNikon初の普及型デジタル一眼のD100の準後継機であった(D100の後継はD200とされている)。D70は初期不良があったものの、D70sに至る長期販売の間に熟成を重ね、大いにユーザーを獲得した。最強のライバルのCanonがEOS 10D→20D、そしてフルサイズの5Dの発売までの期間であったから、Nikonにとって非常に苦しい時期を担ってきたことになる。
CanonのEOS 30Dはどちらかというと30DNもしくは30DMarkIIといったスペックであり、新機種としての変更は少ない。やみくもな画素数アップは不毛とはいうものの、まだまだアップさせる余地はあるだろう。
今回NikonがD80で1020万画素にアップさせたのはカタログスペックとしては成功だろう。プロなどはともかく、一般ユーザーはもはや必ずしもフルサイズセンサー至上主義でなくてもよいのは、EOS 5Dを見ても明らかであるし、コストダウンに対しては他社メーカーのセンサーを使うのもよいが、ちょっと余談だがNikonが組んでいるS社は自らKM社のカメラ部門を買い取りそのまま売ってしまうような会社である。個人的にはS社製品の耐久性や規格に裏切られ続けたので、デジタル一眼などに無理に首をつっこまないでいただきたいというのが本音である。
横道にそれたが、現在ひいき目に見ても、NikonはCanonに負けている。でも両者の代表的な機種を使い比べてみて、私がどちらを選ぶかといえば、やはりNikonなのである。多少無骨な昔ながらのイメージでもよいから、堂々と王道で勝負してほしい。
これでD80は30Dのライバルとして、さらに低価格で提供できることになり、この部門ではNikonは有利だ。事実一番ユーザー層が多い価格帯であるのだから。
来るKissDNの改良型は、無理にでも画素数を上げてくるかもしれない。10DのスペックダウンとしてのKissD、20DのスペックダウンとしてのKissDNという構図が、30DとKissDNII(仮称)では、画素数に関しては崩れるかもしれない。
ここでNikon D50の改良も考慮できるし、Nikonのラインアップにも意味が出てきたようだ。D200は防塵防滴でもあり、D2Xユーザーのプロも一部使ったり、Canonユーザーであっても例外的に所有するプロもいる。プロが使う道具とアマの趣味の道具は意味も使い方も違うので、いちがいに比較できるものではない。
だが、プロ機であるD2シリーズが不評だったのは、残念ながら確かである。では1Dシリーズがそんなに優れているのかというと、バッテリーや使い勝手など、Nikonに及ばないところも多いのである。フルサイズは例えば中判的な扱いとして、機種によってセンサーのフォーマットを替えてくるCanonの方法は、ソフト的にピクチャースタイルの搭載という英断をしたメーカーとは逆である。センサーのフォーマットの統一、そして専用レンズとしてのDXレンズの開発とラインアップ充実は、今回のD80、そして近い将来のD3シリーズの登場ということで、Nikonの将来に大きな期待を抱かせる。ただ逆にここで方向を見誤るなら、Canonとの溝はますます拡大することにもなる。デジタル一眼の購入や買い換えを購入している方は、ぜひNikon D80も候補に入れていただきたい。
写真は以前もアップしたかもしれないが、RAWからの処理を変えている。これはD70sで撮影した。D80になれば、毛虫の出す糸の描写がアップするかもしれない。
私がD80を所有することは、残念ながらおそらくないかもしれない。幸いにして所有できたらもちろん、サンプル画像をアップしたい。私が次にNikonの新機種を購入できても、それはD80sの頃になるのかもしれない。
D70はNikon初の普及型デジタル一眼のD100の準後継機であった(D100の後継はD200とされている)。D70は初期不良があったものの、D70sに至る長期販売の間に熟成を重ね、大いにユーザーを獲得した。最強のライバルのCanonがEOS 10D→20D、そしてフルサイズの5Dの発売までの期間であったから、Nikonにとって非常に苦しい時期を担ってきたことになる。
CanonのEOS 30Dはどちらかというと30DNもしくは30DMarkIIといったスペックであり、新機種としての変更は少ない。やみくもな画素数アップは不毛とはいうものの、まだまだアップさせる余地はあるだろう。
今回NikonがD80で1020万画素にアップさせたのはカタログスペックとしては成功だろう。プロなどはともかく、一般ユーザーはもはや必ずしもフルサイズセンサー至上主義でなくてもよいのは、EOS 5Dを見ても明らかであるし、コストダウンに対しては他社メーカーのセンサーを使うのもよいが、ちょっと余談だがNikonが組んでいるS社は自らKM社のカメラ部門を買い取りそのまま売ってしまうような会社である。個人的にはS社製品の耐久性や規格に裏切られ続けたので、デジタル一眼などに無理に首をつっこまないでいただきたいというのが本音である。
横道にそれたが、現在ひいき目に見ても、NikonはCanonに負けている。でも両者の代表的な機種を使い比べてみて、私がどちらを選ぶかといえば、やはりNikonなのである。多少無骨な昔ながらのイメージでもよいから、堂々と王道で勝負してほしい。
これでD80は30Dのライバルとして、さらに低価格で提供できることになり、この部門ではNikonは有利だ。事実一番ユーザー層が多い価格帯であるのだから。
来るKissDNの改良型は、無理にでも画素数を上げてくるかもしれない。10DのスペックダウンとしてのKissD、20DのスペックダウンとしてのKissDNという構図が、30DとKissDNII(仮称)では、画素数に関しては崩れるかもしれない。
ここでNikon D50の改良も考慮できるし、Nikonのラインアップにも意味が出てきたようだ。D200は防塵防滴でもあり、D2Xユーザーのプロも一部使ったり、Canonユーザーであっても例外的に所有するプロもいる。プロが使う道具とアマの趣味の道具は意味も使い方も違うので、いちがいに比較できるものではない。
だが、プロ機であるD2シリーズが不評だったのは、残念ながら確かである。では1Dシリーズがそんなに優れているのかというと、バッテリーや使い勝手など、Nikonに及ばないところも多いのである。フルサイズは例えば中判的な扱いとして、機種によってセンサーのフォーマットを替えてくるCanonの方法は、ソフト的にピクチャースタイルの搭載という英断をしたメーカーとは逆である。センサーのフォーマットの統一、そして専用レンズとしてのDXレンズの開発とラインアップ充実は、今回のD80、そして近い将来のD3シリーズの登場ということで、Nikonの将来に大きな期待を抱かせる。ただ逆にここで方向を見誤るなら、Canonとの溝はますます拡大することにもなる。デジタル一眼の購入や買い換えを購入している方は、ぜひNikon D80も候補に入れていただきたい。
写真は以前もアップしたかもしれないが、RAWからの処理を変えている。これはD70sで撮影した。D80になれば、毛虫の出す糸の描写がアップするかもしれない。
私がD80を所有することは、残念ながらおそらくないかもしれない。幸いにして所有できたらもちろん、サンプル画像をアップしたい。私が次にNikonの新機種を購入できても、それはD80sの頃になるのかもしれない。