有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

林道は花より蝶

2019年07月21日 | 山野草

この時期林道を歩いていると、花より蝶の方が目に付くほど。
ウツボグサ(靭草)にダイミョウセセリ(大名挵蝶)。


ちょっと明るく撮って、花と蝶を強調してみました。(できてるのか?)


アザミ(薊)の花にナミアゲハ(並揚羽)。


ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)が翅を休めています。


逃げないように遠くから立ち位置を変え、平たく撮ってみました。


下からなら翅が透けないかと撮ってみましたが、陽が当たってなかったので。(^^;)


えっ!花はどうしたって、一応撮るには撮りました。
オカトラノオ(丘虎の尾)、先日のヌマトラノオと同科同属です。


サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、北海道~九州に分布。
ヌマトラノオが直立するのに対し、花序が横を向き虎の尾に・・・見えませんね。(^^ゞ


↑ は花序が太短くて虎の尾らしく有りません、これならどうでしょう。
これが虎の尾に見える方は、学者さんになる才能が有るかも?(^^)


ノリウツギ(糊空木)も咲いていました。
アジサイ科アジサイ属の落葉低木で、北海道~九州の林縁や湿地に分布。


名前の由来は、樹皮に含まれる粘液を和紙製造の糊に用いた事からだそうです。
アジサイ科なので、白い花弁のように見えるのは装飾花。
円錐花序は、同じアジサイ科のカシワバアジサイに似てますね。


林道歩きはまだ続きます。(^^;)

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林道を歩いても

2019年07月19日 | 山野草

花の少ないこの時期、駄目元でこの時期行った事の無い林道を散策してみました。
何もなかったら「無い」と記録しておこうと。
記録しておかないと来年以降、無駄足を踏む事になりそうなので。(^^ゞ
そんな林道を歩き始めましたが、やはり何も咲いていません。
最初に見付けたのは花とは全く関係ない、大きくて派手な蜘蛛でした。
後で調べるとコガネグモ(黄金蜘蛛)と言う名前で、大きさは20~25mmだそうです。


おっと、アキカラマツ(秋唐松)が咲いていました。
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で、北海道~九州に分布に分布。
秋の名を冠してますが、まだ梅雨も明けてませんね。(^^;)


その傍の笹の葉には、大きくて派手な芋虫。
後で調べるとフクラスズメガ(脹雀蛾)の幼虫でした。
とは言っても羽化後の姿が解りませんよね、知りたい方は自分で調べて下さい。
羽化後は開張85mmと、結構大きな蛾とだけ言っておきましょう。(^^)


暫く歩くと、花の萎れ掛けたニガクサ(苦草)が咲いていました。
シソ科ニガクサ属の多年草で、全国のやや湿り気の有る半日蔭に生育。
花冠の長さは12~14mm。


林道脇に見落としてしまいそうな小さな花、ヤマムグラ(山葎)も咲いていました。
アカネ科ヤエムグラ属の1年草で本州~九州に分布、花の直径は2.5~3.5mm。


ふと見上げれば、アケビ(木通)の実にカメムシが2匹。
この実は熟しても臭くて食べられないかも。(>_<)


ヒヨドリバナ(鵯花)はまだ蕾、花が見られるのはもう少し先のようです。


更に進むと思い掛けない花が咲いていました、トンボソウ(蜻蛉草)です。
萎れ掛けていましたが、ここに有るとは知りませんでした。


そのすぐ先に、もう少し活きの良いトンボソウが。
ラン科トンボソウ属の多年草で、北海道~九州のやや湿った場所に分布。
花の形がトンボに似ているのが名前の由来との事ですが、トンボに見えますかね。
トンボと言うよりオタマジャクシと言う方が多いようです。


次回も林道で撮った花やその他を。

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休耕田に咲く

2019年07月18日 | 山野草

この時期、例年見に行く休耕田に行ってみました。
目的はこの花、ヌマトラノオ(沼虎の尾)。
休耕田の叢の中に、雑草に紛れて咲いています。


サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、本州~九州の湿地に分布。


オカトラノオは花序が横に傾きますが、こちらは直立したまま。
花序は10~20cmで花は多数、花の直径は5~6mm。


もう一つはノカンゾウ(野甘草)。
こちらも元水田の際に、雑草の中に一輪だけ咲いていました。
今は水を入れてないとは言え、ぬかるんでいるので長靴を履いています。


ツルボラン科ワスレグサ属の多年草で、本州~沖縄の湿った場所に生育。


花は一重で直径約7cm、良く似たヤブカンゾウ(藪甘草)は花が八重。


他にも咲いてないかと畔を歩いていると、大きな動くものを見付けます。
水は張られていますが、何も植えられてない田んぼの中を泳いでいました。


それはヌートリアでした。
南アメリカ原産の、ネズミ目(齧歯目)ヌートリア科の外来種の特大のネズミです。


毛皮を取るために移入されたのですが、需要が減って野に放たれてしまいました。
そして今では「特定外来種」と言う、不名誉な称号を与えられています。
彼らには何の罪も無いのですけど・・・。


次回は林道で見た花を。

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また蝶を撮ってみました

2019年07月17日 | 生き物

花が少ない事と雨ばかりなので、また蝶を撮ってみました。
とは言っても蝶も雨が嫌いなようで、隠れているのか多くを見られません。
ヒメジョオン(姫女苑)にお馴染みのベニシジミ(紅蜆)。


天気が良ければ沢山見られるはずなのに、見られたのはこの一頭のみ。


立ち位置を変え、少し前ぼかしにして。


最も多く見られるモンシロチョウ(紋白蝶)。


飛んでるところを撮ろうと思うも、翅を止められません。(SS1/800、f6.9)


こちらは翅は止まりましたが、ピントが合ってくれません。(T_T)


花にとまる寸前のモンシロチョウ。
翅も止まりピントもほぼ合ってるものの、なんだかスッキリしない画質です。


数は撮りましたが「質より量」になってしまいました。(>_<)
蝶を諦め、花に居たハナムグリ(花潜)
数種類のハナムグリが有り、正確な名前は解りません。
色の具合からコアオハナムグリかナミハナムグリではないかと。


次回は休耕田に咲いてた花を。

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久し振りにサギを見ました

2019年07月16日 | 生き物

最近サギを見なかったのですが、先日久し振りに見ました。
チュウサギ(中鷺)だと思いますが、もしかしてダイサギ(大鷺)?


こちらはダイサギで良いと思いますが・・・。


これはチュウサギで良いかと。


大でも中でもどちらでも良いのですけど。(^^;)


大か中か分かりませんが、首が思ったより伸びるのですね。


ダンスをするサギ。


こちらはデュエットで。


濡れた羽をブルブルッと。


何かを捕まえました。


大物を捕まえたサギ、隣のサギが羨ましそうに見ています。


カルガモの子供に、親と間違えられるサギ。


何故か集まって来ました。


「グワ~ッ!俺の餌を取るなぁっ」


喧嘩は止めて皆で踊りましょう、と言ったかどうか。(^^ゞ。


3連休でしたが、三日とも曇りと雨でした。
お陰で5月に空になったダムの水は93%まで回復しました。
代わりに各地で日照不足で、野菜や果物に影響が出始めてるようです。
ここ一週間の日照はこの辺りで例年の40~45%、関東では10%未満だとか。

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花の代わりは蝶で

2019年07月15日 | 生き物

相変らず梅雨空が続き、花も相変らず少ないまま。
代わりに蝶を狙ってみたものの、これまた僅かしか見られず。
まずは木の枝に居たツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)から。


枝から地面に舞い降りました。
前翔の縁が黒くないので、これは♂ですね。


次はモンシロチョウ(紋白蝶)、ネジバナ(捩花)に居たところ狙ってみました。


翅を開いたところ。


花にとまる寸前や、花から飛び立つところを狙ってるのですが、上手く行きません。(>_<)


なんとか捉えた一枚がこちら。
しかしピントが今一なのと、動きが止められませんでした。(僅かにぶれてます)


こちらはヒメジョオン(姫女苑)に居たモンシロチョウ。


アゲハチョウが居ないかと、近所の公園に行ってみました。
しかし、モンキアゲハ(紋黄揚羽)しか見られませんでした。
肝心の紋が見えませんね。(^^;)


これも飛んでるところを狙うも、不規則に飛ぶ蝶をなかなか捉えられません。


立ち位置を変えてみますが、難しいですね。


草付きの斜面に鳥が居たので撮ってみたものの、残念スズメ(雀)でした。(^^;)
何か咥えましたが、何だか分かりません。(ミミズかな?)


さて次回は何が載せられるでしょうね?

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タシロランとクサノオウ

2019年07月14日 | 山野草

昨年の今頃は梅雨明けしてましたが、今年は梅雨らしい天気が続いています。
そんなジメジメした梅雨時に咲くのがこの花、タシロラン(田代蘭)。
3週連続で見に行き、3回目でようやく見る事が出来ました。


ラン科トラキチラン属の多年草で、関東以西~沖縄の常緑樹の林内に分布。
名前の由来は、発見者の田代善太郎氏の名から。
26都府県で準~絶滅危惧Ⅰ類に指定され、環境省の準絶滅危惧指定種。
愛知県は準絶滅危惧種に指定しています。


薄暗い樹林の中に浮かび上がる姿は、不気味ささえ感じさせる容姿です。


見ての通り葉緑素の無い腐生殖物で、花は下から上へと先上がって行きます。
花弁には普通は紅紫色の斑点が有るようですが、ここのは殆ど解らない程度の色と数。
花を拡大してみましたが、斑点が有りません。


地味なタシロランに比べ、こちらは鮮やかな黄色のクサノオウ(草の黄)。


ケシ科クサノオウ属の2年草(越年草)で、北海道~九州の日当たりの良い草地等に分布。


花期は4~7月らしいのですが、ここのは6月頃からしか見られません。


名の由来は茎から橙黄色の汁が出る事からですが、茎を傷つけてみた事は有りません。
そんな事しないで良かった、毒草だそうですから。(>_<)
見た目はそんな風には見えないのですが、見掛けに依らないものですね。


毒草にも拘わらずミツバチが来ていました。


花粉に毒は無いのでしょうか、それともミツバチが毒に耐性を持っている?


丹毒に効く薬草の王様とも言われ、「瘡の王」とも書くそうです。


次回はまた花以外を。(^^ゞ

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雨の日は雫でしょ

2019年07月13日 | その他

前回に続き雨ばかりなのと、花が撮れないので今回も雫を。


落ちて来る雨は撮れませんが、止まっている雨なら。


雨が引力に逆らって止まる訳有りませんよね。
止まっているのではなく、捕らわれているのでした。(^^;)


捕らえていたのは彼(彼女)のようです。


獲物ではなく水滴では仕方ないと、葉の裏で雨宿り。


景色が綺麗に映る雫を探すも、そうそう見付かるものでは有りません。
大きな水玉を見付けても、景色が映り込んでるとは限りません。


折角見付けても上手く撮れるとも限りません。(>_<)


雨が降らなくても撮れず、あまり沢山降っても撮れず・・・難しいです。


霧吹きを使うのが一番手っ取り早いのですが、あまりにも無節操な気がするし。(^^ゞ

次回は僅かに撮れた花を。

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花が無いので雫でも

2019年07月11日 | その他

花が少なく曇りや雨が続いているので、小雨の日に雫を撮ってみました。
楓の実に雫が付いていたので撮ってみました。


雫に景色が映ってないかとアップにしてみましたが・・・上手く映ってくれませんでした。


雫を探してウロウロしますが、水滴の着く植物は多くは無いようです。
そんな中、エゴノキに沢山の水滴が着いていました。


沢山の花が咲くエゴノキ、その花柄(今は実です)に雫が着き易いようです。


表面張力で、花柄の狭い隙間に水玉ができています。


葉柄にも着き易いようです。


実にも小さな水玉が着いていました。


こちらの枝には雫が連なっていました、この枝はノウゼンカズラ(凌霄花)の枝です。
景色が映ってるかな?と撮ってみたものの、やはり綺麗に映り込んでいません。


景色が映りこむ雫が無いかと探し、ようやく撮れたのがこちら。


景色が映り込む条件と、見る(撮る)位置や角度にも関係するようです。
撮れそうで撮れない雫の中の景色です。

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秋と名の着く花が咲いていました

2019年07月09日 | 山野草

まだ梅雨も明けていないのに、秋の名が付く花が咲いていました。
その花の名はアキノタムラソウ(秋の田村草)です。


シソ科アキギリ属の多年草で、本州~沖縄の山野の道端等に分布。


この時期なのでナツノタムラソウかと思いましたが、雄蕊の先端が曲がっていました。
ナツノタムラソウの雄蕊は真っすぐで、アキノタムラソウのそれは下向きに曲がります。


もう少し拡大してみましょう、花冠のながさは約1.5cm程です。
まだ秋には程遠いので、名前だけ秋と言われても・・・。(^^;)


お寺の庭の樹上に、白い大きな花が咲いていました。
ちょっと鮮度が悪いですが、タイサンボク(泰山木)です。
モクレン科モクレン属の常緑高木で、北アメリカ原産の帰化種。


花の直径は15~30cmと、在来の木の花で最大のホウノキの花より大きくなります。
こちらは別の日に別のお寺に咲いていたタイサンボク。


そしてこれは、神社の境内に咲いていたマンリョウ(万両)の花。
サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑低木で、関東以西~沖縄に分布し、花の直径は約8mm。


木の枝に鳥が見えたので撮ってみたら、残念雀でした。(雀に失礼ですね)


おまけはコウロギ(蟋蟀)の幼虫。
まだ本格的夏になっていないのに、秋の夜が待ち遠しいですね。


ここのところ雨が続いているので、次回は久し振りに雫の画像でも。

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