有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

花の少ない湿原へ

2019年07月06日 | 山野草

ちょっと見たい花が有ったので、また葦毛湿原へ。
湿原までの遊歩道にヒメドコロ(姫野老)が咲いていました。
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草で雌雄異株、関東以西~沖縄に分布。
画像は雄株の雄花です。


名前はオニドコロに似て葉が細い事に依るそうです。
沢山の花を付けますが、花の直径は約5mmと小さく、注意してないと気付かない事も。


雨上がりだったので、木や草の葉に水滴が付いています。
しかし、なかなか絵になりそうな撮り易い水滴は見付かりません。
景色が映る水滴を探してみましたが・・・。(^^;)


同じ被写体ですが、少し撮る角度を変えるだけで随分雰囲気が変わります。


さて、湿原で見たかった花が咲いていました、それはトンボソウ(蜻蛉草)です。
この辺りで見られるのは、ただのトンボソウにコバノトンボソウ、ノヤマトンボの3種類有ります。
今回見たのはノヤマトンボ(野山蜻蛉)、別名オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)でした。
残念ながら見られたのはこの一株のみ。


ラン科ツレサギソウ属の多年草で、本州~九州の丘陵地などの林内に分布。
緑の中に緑の花が紛れていて、場所が解っていても見逃してしまいそう。
ズームで背景をぼかそうとしましたが、ぼかし切れませんでした。


モウセンゴケ(毛氈苔)の花。


雨上がりの曇り空、トウカイモウセンゴケは咲いてないだろうと諦めていました。
ところが一輪だけ赤っぽい花を見付けます。
これってトウカイモウセンゴケ?トウカイにしては色が薄過ぎます。
しかし、ただのモウセンゴケは真っ白のはず、中間的なのも有るのでしょうか?


コクラン(黒蘭)も咲き始めていました。


ラン科クモキリソウ属の多年草で、茨城以南~九州の少し薄暗い林内に分布。
この花いつも思うのですが、どっちが上なのか下なのか良く分りません。(上下は無いのかも?)


次回も湿原の花を少し。

コメント