有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

林道のナギナタを見に(1)

2023年11月09日 | 山野草
例年11月初めに見に行ってる花を求めて林道へ。
終盤のヤマハッカ(山薄荷はほぼ残り花でした。

フユノハナワラビ(冬の花蕨)。
ハナヤスリ科ハナワラビ属の冬緑性羊歯植物で北海道~九州に分布。
ワラビの名が付いてますが山菜のワラビとは全く別種です。

この日の目当てはこちら、ナギナタコウジュ(薙刀香需)。
シソ科ナギナタコウジュ属の1年草で北海道~九州に分布。
花が片側に偏って付き、薙刀のような似見える事が名の由来。

花に沢山毛が生えてるように見えます。 

花弁に毛とする図鑑と、唇形の花弁が細かく分かれて毛に見えると言う図鑑が。
↓が一番大写しにした画像ですが・・・さて?

細かく分かれていようが毛だろうが、そんなの関係ねぇオッパピィ~でしょうか。(^₀^)
例年11月初旬のはずでしたが今年は早く咲いたようで、殆ど終わってました。

キク科の花が沢山咲いてましたが、良く分からないので画像だけ。(^^ゞ 

クロコノマチョウ(黒木間蝶)、動かないと殆ど分からないので足元から飛び立つ事が多いです。
かなり黒っぽい個体でしたが、翅色は変異が大きいようです。
翅表には綺麗なもんが有るようです、しかし翅を開いた撮った事は有りません。

僅かに咲き残っていたアケボノソウ(曙草)。 

ここにもセンブリ(千振)が沢山咲いてました、今が花期なのであちこちで見られます。 

センブリの横顔です。 

コウヤボウキ(高野箒)が散見されました。

 中心の赤が濃かった花。 

背景が抜けるように花のやや後ろから撮ってみました。 

ヤクシソウ(薬師草)。
ここは少ないです、群生せず殆ど一株だけで咲いていて、唯一複数株で咲いてたのを。

リュウノウギク(竜脳菊)はあちこちに沢山咲いてました。
良く分からないキク科キク属の中で、同定できる僅かな種類の一つ。
他のキク属より花弁が幅広く丸っこくて枚数が多く、葉を揉むと特有の匂いが有るからです。

リュウノウギクの花にカニ・・・な訳ないですね、カニのような蜘蛛です。(^^) 

目的のナギナタコウジュは直ぐに見られましたが、他の花を見ながら散策します。 
林道のナギナタを見に(2)に続く・・・。
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久々に尾根まで(3)

2023年11月08日 | 山野草
「久々に尾根まで」の続きです、登ったのとは違う道で尾根から下山します。
下山道にもリンドウ(竜胆)が点々と咲いてますが、やはり例年より少ない。

それでも尾根に殆ど咲いてなかったので、点々と咲くリンドウを撮りながら下ります。 

それにしてもリンドウは撮り難い花ですね、上からでないと花の中が撮れず。
横向きなら背景が抜ける構図でも撮れますが、上を向いてるので背景が抜けません。

割と背景が抜けそうだったので撮った花。 

逆光で透かし撮りをと思うも、色が濃いので花弁が透けずで。 

背景が割と抜けた花で透かし撮りをしてみましたが・・・。(^^;) 

ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)の♀なのか、老体で輝きが失せた♂なのか? 

花数の多いリンドウ。
同じリンドウ科なのにセンブリのように花弁の数の変異は殆ど無いようです。

シュロソウ(棕櫚草)の残り花、後方の緑色は実です。 

麓に咲いていたホトトギス(杜鵑草)一輪。 

下山途中に現れたメジロ(目白)。 

数羽の群れでした。 

まだ葉が落ちてないのでなかなか見える所に出てくれず。 

食べようとしてるのは何の実でしょうか?

 花が少なかったですが一応目的の花は撮れました。
帰り掛けに例年オシドリ(鴛鴦)が来る池へ寄ると、少ないですが居ました。

ここはオシドリ迄が遠いので私のカメラでは綺麗に撮れません。(150~200m)
昨年はかなりの数が居ましたが今年は少ない、まだこれから来るのかなぁ???

明るい水面の対岸の薄暗い木の下に居るので、水面の反射で画像が白くボケてしまいます。
トリミングして画像編集をしまくっても証拠写真程度にしかならず。(T_T)

ここに来るのを誰も知らないのか、それとも遠過ぎるので知ってても誰も撮りに来ないのか?
今までオシドリ狙いの人を見た事が有りません。

久し振りの尾根の花とオシドリの確認でした。
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久々に尾根まで(2)

2023年11月07日 | 山野草
「久々に尾根まで(1)」の続きです。
まだ尾根よりかなり下の方に咲いていたウメバチソウ(梅鉢草)、今回の一番の目的の花です。 

ニシキギ科ウメバチソウ属の多年草で北海道~九州に分布。 

笹の中に埋もれそうになりながら数株が健気に咲いていました。 

ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)が居ました、昨年は沢山見ましたが今年は少なかったです。 

またウメバチソウ、ここも数株のみで、この日は3株しか有りませんでした。 

センボンヤリ(千本槍)の閉鎖花。
春は普通に花を咲かせ、秋は閉鎖花で開花せずに自家受粉で結実します。

この閉鎖化を大名行列の毛槍に見立てたのが名前の由来。
 

ここから樹林帯になり、薄暗いので花は有りません。
薄暗いのでこんな蝶が見られます、クロコノマチョウ(黒木間蝶)。

樹林帯を黙々と登り400m程の山頂へ、でも木々に囲まれ景色は何も見えません。
そして今度は尾根伝いに樹林の中を少し下って行くと景観が一変します。
周りの木が低くなり赤茶い色の土の明るい尾根、木が育たない土壌地帯になったのです。
画像の方が分かり易いのですけど、花しか撮らないので景色の画像が有りません。(^^ゞ
そんな尾根に咲いてるのはマツムシソウ(松虫草)やムラサキセンブリ(紫千振)。
マツムシソウにイチモンジセセリ(一文字挵)

マツムシソウと言っても普通のマツムシソウではなくミカワマツムシソウ(三河松虫草)です。 

ミカワマツムシソウにキチョウ(黄蝶)。
陽が当たっていたので黄色が飛んでしまいました。

ムラサキセンブリにウラナミシジミ(裏浪小灰蝶)。 

そして尾根にもウメバチソウが点々と見られます。 

本来陽当たりの良い湿地に生育するはずなのに、日当たりの良い乾いた尾根に。
とは言っても背の低い木や草の半日蔭のような所で、何故か群生せずに点在してます。

暫く進むと殆ど木の生えない笹の斜面へ。
そこにセンブリ、ムラサキセンブリ、ヤマラッキョウ(山辣韭)やリンドウが咲き乱れて・・・。
あれ!?なんと言う事でしょう、予想に反して少ない、パラパラとしか咲いてません。
これまで何度も見た景色とは全く違うのに驚くばかり、他の登山者も口を揃えて少ないと。
やはり今年の猛暑の影響なのか?
ムラサキセンブリですが色が薄い、陽が当たって色飛びしてしまった事も有りますけど。

こちらは普通のセンブリ、ムラサキセンブリの茎は赤く、普通のセンブリは緑色。 

かなり少なかったヤマラッキョウ。 

予想してたより少ないムラサキセンブリの中に6花弁の花を見付けました。
図鑑には4~7花弁と有りますが、普通は5花弁です。

更に7弁の花も見付けました、この日2株目の7弁花です。 

更に更に撮った時は全く気付かづでしたが、帰って大画像を見てびっくり。
知らぬ間に一つの株に5弁6弁と7弁の花が同居する株を撮ってました。(◎o◎)

今年は花が少なかったからかも、大量に咲いてたら見付けるのが大変ですからね。 
この日7花弁の花を3株撮った事に。
(3)に続く・・・。
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久々に尾根まで(1)

2023年11月06日 | 山野草
膝が調子良さそうなので久し振りに尾根まで登ってみました。
とは言っても最高点が約400mですけど。(^^;)
登り始めて直ぐにコウヤボウキ(高野箒)が咲いてました。

キク科コウヤボウキ属の落葉小低木で関東以西~九州に分布。
枝の先端に花が一つだけなのでナガバノコウヤボウキでは有りません。

ほんの僅かにエンシュウハグマ(遠州白熊)も。

 今にも笹に埋もれそうで、近い将来埋もれてしまうかも? 

花弁に朝露が着いてました。 

センブリ(千振)も咲いてます。

リンドウ科センブリ属の1~2年草で北海道~九州に分布。 

普通5花弁ですが4花弁のも良く見られます、ここに咲いてたのは全て4弁でした。 

背景の抜けるコウヤボウキが有ったので撮ってみました。 

少し登った辺りからムラサキセンブリ(紫千振)が見られ始めます。
陽が当たっていたので露出補正マイナスで撮ってます。

リンドウ科センブリ属の1~2年草で関東以西~九州に分布。 

環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定種。
背景にアキノキリンソウ(秋の麒麟草)を入れて。

↑の反対側からアキノキリンソウの背景にムラサキセンブリを入れて。

 ムラサキセンブリにヒラタアブ(扁虻)の仲間。 

リュウノウギク(竜脳菊)が沢山咲いてました。
キク科キク属の多年草で本州~九州に分布する日本固有種。
葉を揉むと樟脳のような匂いがします。

7花弁のムラサキセンブリを見付けました、普通は5花弁です。
花弁の数は変異が多く4~7で、4と5は良く見られますが6と7は少ないです、
↓も同じ株なのに右の花は4花弁。
愛好家の間ではラッキーセブンとかセブンスターと呼ばれてるとか。

リンドウ(竜胆)は例年に比べかなり少なかったです、まだ蕾が多いのでこれからなのかも?
リンドウ科リンドウ属の多年草で本州~九州に分布。

この株は良く咲いてました。 

リンドウにウラナミシジミ(裏浪小灰蝶)。
 

(2)へ続く・・・。
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冬の使者がやって来た

2023年11月05日 | 
近所の公園に鳥撮りに、相変わらずウラナミシジミ(裏浪小灰蝶)が沢山。
時期的に殆ど翅がボロボロです。

管理棟の屋根にジョウビタキ(尉鶲)、今期の初見初撮りです。
ジョウビタキを見るといよいよ冬鳥の季節、冬の使者ですね。

管理棟の屋根の上と言うのが今一ですが、こればかりは仕方ないですね。
でも歌ってくれてるようです。(^^;)

クロコノマチョウ(黒木間蝶)が歩道に飛び出ました。 

足元に舞い降りたので上からより「ローアングルでしょ!」と。

突然目の前の木にシジュウカラ(四十雀)が。 

一時期全く見られなくなってましたが、最近時々目にするように。 

留鳥なので年中見られるはずなのに、夏はどこかに避暑に行ってるのでしょうか? 

動き回るので絵面が変わってますけど全部同じ個体です。 

同じ公園内の別の場所にエナガ(柄長)の群れが。

まだ落葉樹の葉が落ちてないのでなかなか姿が見えず、2枚しか撮れませんでした。 

エナガの見える所を探していたら、同じ木にコゲラ(小啄木鳥)も居ました。 

石の上で日向ぼっこするツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)。 

公園の池にマガモ(真鴨)が居ました、これも今期初撮り。 

真鴨の羽ばたき。 

別の番?も羽ばたく。 

後ろ向きだったのが残念。 

カイツブリ(鳰)も居ます。
11月だと言うのにまだ夏羽ですね、やはりまだ寒くならないからでしょうか。

3日4日と11月としては異例の気温でしたが、冬鳥は徐々に増えてるようです。
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これが今季最後のノビタキかも?

2023年11月03日 | 
まだ稲の刈られてない田にノビタキ(野鶲)が居ました。お

ノビタキが居た事にも、まだ稲刈りが終わってないのにも驚きです。 

身構えた!飛ぶか・・・撮れませんでした。(^^;) 

2~3羽居るようです。 

一頃ほど高い所にとまらず稲の中に隠れてます。 

出て来ても直ぐに稲の中へ。 

少し押すのが遅れました。 

カメラで追うも綺麗には撮れず。 

遠くの電柱に何か居ます、逆光で影絵ですがモズ(百舌鳥)が蛙を咥えてました。 

またノビタキ。 

また身構えたので飛び出しを待ちます。 

そっちに飛ぶんかい・・・(>_<)、思ってた方と逆方向に。 

虫を咥えたノビタキ。 

食べずに辺りを見回してます。 

あれ!こっちを向いた、向こうからはどう見えてるのでしょうね? 

咥えたまま飛びました。

轟音を立てて稲刈り機がやって来ました、これでノビタキはどこかに行ってしまうでしょう。
多分これが今期最後のノビタキかと。

おまけの動画。
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夕陽と山野草

2023年11月02日 | 山野草
毎年恒例の夕陽に照らされるムラサキセンブリ(紫千振)とヤマラッキョウ(山辣韭)を。
午後3時頃現地到着、まだ陽が高いので咲き乱れるヤマハッカ(山薄荷)を撮影。

↑は日陰のヤマハッカですが、西日がまともに当たる日向のはこんな感じ。 

ここにはシロバナヤマハッカも有るはずなので探すもなかなか見付からず。
ようやくそれらしいのを見付けますが、西日で普通の色なのか白花なのか判別できず。(>_<)
一応撮ったのがこちら。

ツリガネニンジン(釣鐘人参)がまだ沢山咲いてました。 

ヤマラッキョウはまだ咲き始めたばかり、開花したのは少なかったです。
ヒガンバナ科ネギ属の多年草で福島以南~沖縄に分布。

お目当てのムラサキセンブリもまだこれからの感じ。 

リンドウ科センブリ属の1~2年草で関東以西~九州に分布。 

環境省の準絶滅危惧種、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。 

沢山咲いてた株を真上から。

4種の花を色々な構図で撮ってる内に陽が西に傾いて来ました
夕陽に染まり出したヤマハッカ。

少し斜光で。 

ムラサキセンブリも赤く染まり出します。 

花と夕陽を一緒に撮るのが目的、ムラサキセンブリは葉が多く花が平開するので不向きです。 

例年狙うも具合の良い所に咲いててくれず、夕陽と一緒に撮れる花を探してる内に日没に。
なので、今年はムラサキセンブリを諦めヤマラッキョウに絞る事にしました。
そのヤマラッキョウも夕陽に染まり出します。

花が平開せず葉も有りません、陽が沈まない内に夕陽を入れて撮れそうなのを探します。 

なんとか良さそうなのを見付け、座り込んでその時を待ちます。
もう少しで陽が沈み始めるところを。

「秋の夕陽は釣瓶落とし」とはよく言ったもので、みるみる陽が落ちて行きます。
山際に陽が沈み始める寸前。

陽が沈み始めると直ぐに花が影絵になって来て、あっ!と言う間に光量不足に。
山の端に沈み行く夕陽。

そして日没です。 

今回西の方に少し雲が出てたので夕焼けになりました、雲が無いと夕焼けにはなりません。
風も殆ど無く近年まれに見る好条件でした。(^^)ⅴ
気温はまだ高いですが11月になってしまい、カレンダーが残り2枚に。
ムラサキセンブリとヤマラッキョウを撮ると、今期の山野草も残り僅かとなります。
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花が遅れてるので公園で鳥などを

2023年11月01日 | 生き物
ここのところ山野草がちょっと遅れてるので、冬鳥の様子見も兼ねて鳥撮りです。
まずは留鳥のメジロ(目白)で空振り防止、ちょっと白飛びしてしまいましたけど。(^^;)

飛び出しもブレてしまいました。(>_<) 


幹の中に居る虫を探してるようです。

虫が開けた穴なのか、メジロが突いて開けたのか?


もしかしてコゲラ(小啄木鳥)の突いた跡?

落葉樹ですが、まだ葉が落ちてないのでなかなか撮れません。 

日の当たる所と葉陰の明暗が強すぎるし。 

池に居たカイツブリ(鳰)、エビを咥えてました。 

ムラサキシジミ(紫小灰蝶)。 

ムラサキツバメ(紫燕)と良く似てますが、尾状突起が無いのでムラサキシジミですね。 

ヤマガラ(山雀)が出てくれました。 

変顔をするヤマガラ。(^₀^) 

別の個体、下から撮ってるので逆光になり露出補正で。 

ウラナミシジミ(裏浪小灰蝶)?いや大画面で見たらウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)でした。 

何故かこの常緑樹に集まって来ます、食草はマメ科のはずなで産卵では無さそう。 

調べたら成虫は常緑樹の葉裏で越冬するそうで、この木が越冬場所なのかも。 

もしかしたら冬に越冬してる所が見られるかも? 

セイタカアワダチソウ(背高泡立ち草)にキタテハ(黄立羽)。 

アキアカネ(秋茜)がとまる寸前を狙うも、翅は動いてますが脚は既に・・・。 

残念ながら冬鳥はまだ見られませんでした。
明日から25℃まで気温が上がりそうだとか、今期終盤の花が予定より遅れてしまうかも?
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