【難読漢字】「真朱色」って読めますか?
「しんじゅ」ではありません!
突然ですが
「真朱色」という漢字
読めますか?
真珠に似ていますが
違います。
気になる正解は?
正解は「まそおいろ」でした!
わかりましたか?
現代ビジネス編集部
真朱(読み)まそほ
まそほ【真朱】
色名の一つ。「まそお」「しんしゅ」とも読む。天然の<xref style="Times New Roman", Times, "ヒラギノ明朝 ProN", "Hiragino Mincho ProN", YuMincho, "Yu Mincho", メイリオ, Meiryo, "MS Pゴシック", serif;">硫化水銀</xref>原鉱から作られた顔料の、ややくすんだ<xref style="Times New Roman", Times, "ヒラギノ明朝 ProN", "Hiragino Mincho ProN", YuMincho, "Yu Mincho", メイリオ, Meiryo, "MS Pゴシック", serif;">朱色</xref>。中国湖南省の辰州産の朱が有名で<xref style="Times New Roman", Times, "ヒラギノ明朝 ProN", "Hiragino Mincho ProN", YuMincho, "Yu Mincho", メイリオ, Meiryo, "MS Pゴシック", serif;">辰砂 </xref>とも呼ばれた。朱色は真朱や人工顔料も含んだ「<xref style="Times New Roman", Times, "ヒラギノ明朝 ProN", "Hiragino Mincho ProN", YuMincho, "Yu Mincho", メイリオ, Meiryo, "MS Pゴシック", serif;">黄色</xref>がかった<xref style="Times New Roman", Times, "ヒラギノ明朝 ProN", "Hiragino Mincho ProN", YuMincho, "Yu Mincho", メイリオ, Meiryo, "MS Pゴシック", serif;">赤</xref>」の総称。
◯色の説明
真朱(しんしゅ)とは、少し黒みのある鈍い赤色のことです。『朱 しゅ』は硫化水銀鉱物から作られる「朱丹 しゅたん」を元にした天然の赤色顔料で、我が国では縄文時代から発掘されており『万葉集』にもその名がみられます。朱丹の良質な物を「朱砂 しゅさ」、中国湖南省辰州でとれる最上の物は「辰砂 しんしゃ」という別名でも呼ばれました。
奈良時代には赤土の赭 そほに対し、『真朱 まそほ』とも呼ばれ、純度が高いことを表現しています。
奈良時代には赤土の赭 そほに対し、『真朱 まそほ』とも呼ばれ、純度が高いことを表現しています。
色名に「真」の字が付いているのは「混じりもののない自然のままの朱である」という意味からです。逆に、硫黄などを合成した人工的な『朱色』は色合いがより鮮やかなこともあり、『銀朱 』として区別されました。
-読み:しんしゅ-
「仏造る真朱(まそほ)足らずは水たまる池田の朝臣が花の上を掘れ」大神奥守
『万葉集』巻十六・三八四一