JAL、A350今年初受領 9号機が羽田到着、年度内に14機
JALはなぜコロナ禍でも新型機導入? A350の9号機「JA09XJ」
日本航空(JAL/JL、9201)のエアバスA350-900型機の9号機(登録記号JA09XJ)が
9号機はJL8102便として、エアバスの最終組立工場があるトゥールーズを現地時間16日午後2時19分に出発。
羽田空港C滑走路(RWY34R)へは17日午前9時10分に着陸し、同17分に212番スポット(駐機場)へ到着した。
同機はJALが今年初めて受領するA350で、直近の8号機(JA08XJ)は2020年12月21日に受領し、半年ぶりのA350となった。
A350の座席数は3クラス369席(ファースト12席、クラスJ 94席、普通席263席)で、繁忙期の羽田-那覇線などには、
普通席が多い3クラス391席仕様機(ファースト12席、クラスJ 56席、普通席323席)を投入する(関連記事)。
JALは1990年代から主力大型機として運航してきたボーイング777型機を、
2019年からエアバスの最新鋭機A350へ置き換えている。
確定発注は標準型のA350-900が18機、長胴型のA350-1000が13機の計31機で、
このほかにオプション(仮発注)で25機購入する契約を結んでいる。
A350-900はおもに国内線用777-200の、A350-1000は長距離国際線用777-300ERの後継となり、
5月末現在A350-900を8機受領済みで全機を国内線に投入。
次世代フラッグシップとなるA350-1000は、2023年度以降の就航を計画している。
これまで国内線の主力機材として運航していた777-200と-300は、2020年度で全機が退役済み。
当初は2021年度の退役を予定していたが、
米プラット&ホイットニー(PW)製エンジンPW4000シリーズを搭載する777は現在運航停止が続いており、
運航再開が未確定なことから退役を前倒しした(関連記事)。
A350は当初の計画通り、今年度中に6機の導入を計画する。
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