【難読漢字】「膳所」って読めますか?
読めたらすごい、難読地名です!
聞き覚えがあるのは、センバツ?
聞き覚えがあるのは、センバツ?
関西人なら結構読めるかなぁ
二文字の地名です
突然ですが
「膳所」って読めますか?
これは滋賀県の地名です。
「ぜんしょ」ではありません。
果たして正解は?
正解は?
正解は「ぜぜ」でした。
マネー現代 クイズ部
これが詳しく
膳所という珍しい地名の由来は?
関西に住む人や歴女以外で、「膳所」(ぜぜ)という地名を正確に読める人は少ないのではないでしょうか。膳所の歴史は古く、飛鳥時代の紀元667年(天智6年)に遡ります。
「天智天皇」(てんじてんのう)は、飛鳥から琵琶湖西岸の大津に遷都し、「近江大津宮」(おうみおおつのみや)を開きました。その場所が、現在の大津市の周辺です。
遷都に際して、天皇の食事を作る「御厨」(みくりや)が膳所に定められました。当時の膳所は、「浜田」(はまだ)という地名で呼ばれていましたが、琵琶湖で獲れた魚を中心とした料理を作り、天皇のもとへ届けていたことから「陪膳浜」(おもののはま)と呼ばれるようになります。「陪膳」(ばいぜん)とは、天皇のお食事を給仕する意味です。
また、この浜田の地形が湖に突き出た崎の形状だったことから、やがて「陪膳の崎」(おものさき)と呼ばれるようになり、時代と共に膳の崎、「膳の前」(ぜんのさき)、「膳前」(ぜんぜん)に変化していきます。そして、さらに短縮されて「ぜぜ」の呼び名が定着したとのこと。
なお、近江大津宮は「壬申の乱」(じんしんのらん)が起こったことで、わずか5年で廃都されています。
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