牛丼チェーン(弱小ですが・・・)「なか卯」が、
2月12日AM11時をもって「牛丼」の販売を止めるんだってさ~!
代わりに「牛すき丼」って今まで以上に「すき焼き」色を出した丼を
メイン商品のひとつとして販売開始するらしいが、
「吉野家」の時も言いましたが、「すき焼き丼」は「牛丼」ではありません。
食文化の歴史をひも解いていただければお判りになると存じます。
ちなみに「すき焼き」と「牛鍋」もまったくの別物ね。
とにかく、
「なか卯」は、40年の牛丼店の歴史に幕を下ろすわけです。
「牛丼」が無い限りは、牛丼チェーンとは名乗らせませんから!
関西のうどん屋から「モスバーガー」傘下のチェーン店に発展し、
「すき家」を運営する「ゼンショー」の傘下に納まってからは、
「吉野家」「松屋」とは差別化した独自路線色が薄くなり、
「すき家」とバッティングしないように配慮されることで、
味も良さが無くなって、商品構成もつまらないものになってしまった。
まあ、
基本的に「牛丼」は「吉野家」以外は喰わない主義なのだが、
「どんどん」「牛丼太郎」(以上消滅)「たつや」(新宿店のみ)と、
マイナーながらも牛丼チェーンが減っていくのは寂しい限り。
確かに「牛丼」は他チェーンとの価格競争で「並:280円」前後で価格が落ち着き、
単価も収益も上がらない商品となりましたが、
単価の高い利益率の高い他の商品を売ったほうがいいから、
看板商品を看板から降ろしてしまおうなんて考え方は、
飲食店の外食企業の矜持が無さ過ぎではないだろうか。
必ず、
チェーン店の存在の必然と価値を問われて破綻を招くこと必定であります。
老舗の生き残りは大変です。
でも、
看板を偽ってまで長くやり続けることも無いのです。
「なか卯」の矜持が保てないのなら、
「すき家」ブランドに吸収されてしまえばいいんですよ。
味はすでにそうなっているのですから。
残念無念。
明日の朝、
最後のお別れに喰ってこようかな。。。