呑んベエSTING

ロック、やきとん、丼、ERをこよなく愛するオヤジのたわ言

立ち呑みだから、安いからといって、妥協しない店に想う

2014-02-23 23:08:04 | 呑んだり喰ったり語ったり
「きど藤」

素晴らしい店である。

立ち呑み屋である。

安い値段で呑み喰いできます。

日によりますが、AM11時から開いてます。


その日も「ホッピー黒」を頼んで、
本日のオススメメニューボードに書いてあった
「マグロづけ」を注文したのだが、
S感満点のツンデレ店長が、
「今日はマグロの脳天刺しがありますが・・・」
と珍しく誘導してくれたので、
迷わずそちらに注文を変更。


「マグロ脳天刺し」 200円

マグロ頭部の希少部位で、
歯応えがあって程よい脂が乗っていて旨い。

「マグロづけ」と同じ値段なら、
こっちを喰うべきだよね。

そうじゃなくても充分な量があるのに安いのだ。


前出の「七助」もそうなのだが、
立ち呑みで安いからってショボイものを出していたら
お客さんは来てくれないんだよね。

自分は立ち呑みであっても、
安く旨いものを出してくれる店には感謝と敬意を感じて、
お店の決まり事に協力を惜しまないし、
お店の人の負担にならないような配慮を進んでしますね。



「白子天ぷら」 200円

もちろん、
注文が入ってから生の鱈の白子に衣をつけて揚げてくれます。

衣のサックリした感触のあとに、
白子のトローリとした食感が味わえます。

これも200円か。
やばいぜ。


立ち呑みは短時間でサクッと呑んで、
パッと帰るのがジェントルマンの利用の仕方。

つまりその時間内に集中して集約して過ごすわけで、
呑み喰いの感じ方もより研ぎ澄まされるわけですよ。

呑みものに満足できて、
喰いものに満たされたら、
これ以上の至極の時間は無いわけだ。


その空間、その時間の中での、
店と客とのささやかな短い信頼関係。

そんなことを考えながら呑んでみると、
喜びも楽しみも倍増しだーっっ!


ホッピー焼酎ナカ2杯お替りして、
1,000円未満のお勘定。

キャッシュ&デリバリなので、
お勘定はいたしません。

ごちそうさま。

過剰サービスで店主がいい人なお店が、なぜか居心地が良くないことに想う

2014-02-23 13:17:19 | ランチ


「知味飯店」

家の近所に「謎」の中華屋さん。

勇気を振り絞ってランチを喰らいにカミさんと突入。


なんで「謎」かと言うと、



お店の外観がほとんど廃墟だからです。

こんな店に、ふらっと入る人いるんだろうか?


店内は先客もいて(この先客がまた昼から呑んでるお婆さんで怪しかった)、
さすがに写真を撮れませんでしたが、
外観の期待を裏切らない、散らかったお年寄りだけのお宅のようです。
「GOMIYA?」

とっさに出ようかと思いましたが、
見栄っ張りな夫婦なので動けず。。。

いかにも好々爺という感じの
70歳前後ぐらいの
長く伸ばした髭が真っ白の
店主が愛想のいい笑顔で、
怪しいお婆さんのビールのツマミにと焼いた銀杏を持って
出てきた。

もう後に引けず、注文することに。。。



わたくし注文の「唐揚げ定食」 550円


カミさん注文の「エビチリ定食」 680円


なんだかバカ安なのに「いらないよ!」と思えるぐらいの副菜が
お盆に乗らないぐらい付いてきた。

量が凄い。。。

目玉焼き&タコウインナー、いらない。。。


お料理自体は、いたって普通で可も無く不可も無くって感じ。

丁寧に作ってあるな、という印象は受けましたが。


副菜はいらないから、もう少しメインの料理にグレード感というか、
「中華料理喰ったど~!」って思わせる内容が欲しかった。


好々爺の店主は、と言えば、
飲み専門のお婆さん以外、他に客がいないせいもあって、
(しかも他の客が来ても、いろいろ物が置いてあるので、もう席には座れない)
なにかとやたらと話しかけてきたり、
お茶を頻繁に差し替えてくれたり、
調味料を持ってきてくれたり(最初からくれよ・・・)、
TVの取材が入って(TBS火曜のV6の番組らしい)、
もうじきオンエアされるんだよ話ししてきたり、
と落ち着いて喰えない、こっちの会話が続かない、
この上なし。

店主、
とてもいい人なんだなと思うんだけど、
頼みますから少し放って置いてちょうだい。。。


なんとか喰い終わって、
お勘定を済ませて店を出るのだが、
話しが長くてなかなか帰らせてくれない。

店の前で干されていた「銀杏」を持って行けと言ってるし。

参りました。。。


愛想がいいお店は好印象だし、
店主も見るからにいい人だし、
料理に関してはともかくとして、
悪い要素は無いんだけどなんだか居心地が良くない。

笑える要素は盛り沢山なんだけどね。

お店って言うのは難しいねぇ~。


ちなみにこの店、
「とんねるずのみなさまのおかげです」の
「きたなミシュラン」でも取り上げられているので、
そりゃぁもう、、、筋金入りなわけですよ。

店主は、
かの有名な六本木の名店「香妃園」出身の料理人らしいので、
調べたところ夜のコースメニューなんかは、
かなり本格的な料理を出すらしい。

かなり笑いどころ満載のお店の(店主の)ブログはこちらです。
「知味飯店」のブログ


また行くことがあるのかは、、、察して下さいませ。