光りの「カナタニ」行くぞ!

日本の政治・経済・国防につてい情報発信します!
アジア情勢について情報発信します!
よろしく

新・過去世物語 アナザーストーリー〈前編〉 「救世主」の魂の分霊だったロシアの文豪・トルストイ 芸術に求めた「宗教的自覚」「愛の国の建設」 2024.02.07

2024年02月08日 05時26分36秒 | 日記

新・過去世物語 アナザーストーリー〈前編〉 「救世主」の魂の分霊だったロシアの文豪・トルストイ 芸術に求めた「宗教的自覚」「愛の国の建設」

<picture>新・過去世物語 アナザーストーリー〈前編〉 「救世主」の魂の分霊だったロシアの文豪・トルストイ 芸術に求めた「宗教的自覚」「愛の国の建設」</picture>

 
イラスト:菊池としを

ロシアの文豪と言って真っ先に名が挙がるのは、「トルストイ」と「ドストエフスキー」だろう。

 

発刊中の本誌2024年3月号の連載「新・過去世物語」では、「ロシアに降りた二人の『救世主』──神は人を見捨てたまわず──」と題して、この2人の文豪がいずれも「救世主」の魂の分霊であることを紹介した。

 

本欄では、2回にわたって、トルストイが説いた「芸術論」の奥にある、普遍の真理について迫ってみたい。

 

 

「転向」して、過去の自分の作品をも批判する

トルストイ(1828~1910年)は『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』などの大作で世界的な名声を確立したが、その内面では、人生の意味を問う深い葛藤に直面していた。

 

テレビもラジオもない19世紀において、情報を伝える媒体としての「メディア」は活字のみ。そのため、トルストイの成功のインパクトは、現代の世界的ベストセラー作家のレベルをはるかに超えていたと言える。

 

大作家として世の尊敬を集めたトルストイだったが、根本的な真理に到達できていないと苦悩する。「真の愛とは何か」「信仰とは何か」「神の目から見た正義とは何か」──そうした疑問に答えきれていなかった。

 

こうした苦闘を通じて、60代で書き始めた芸術論『芸術とはなにか』が、69歳ごろ(1897年)に完成する。

 

その中では、有閑階級の娯楽でしかない芸術を批判し、さらに、宗教的自覚とは無縁な享楽的な表現活動にも、厳しい批判を加えている。この著作を書いた頃に思想的に「転向」し、トルストイは過去の自作品をも批判するようになったので、その変わりぶりが、世界の知識人を驚かせた。

 

「上流階級の無信仰は、人類がせっかく到達した宗教的自覚から流れ出る最高の感情を伝えることを目的とする芸術の活動のかわりに、一部社会の人士に最大の快楽を与えることを目的とする活動が起こるような事態をつくり上げてしまった」(『トルストイ全集17』河出書房刊)

 

そして、トルストイは、誰にでもわかる簡潔な言葉を通して、「宗教的自覚」を世に弘めることを目指した。幸福というものが、「万人の同胞的生活、つまり、われわれ相互間の愛の結合にあるという自覚」(同上)を伝えようとしたのである。

 

 

その芸術・芸能は、「普遍的なものの影を宿しているかどうか」

ただ、それだけでは、牧師の説教と芸術との違いが説明できない。そのため、芸術においては、「感染力」を重視すべきことを論じた。


中国共産党体制を批判した中国系オーストラリア人作家に猶予付き死刑判決 他の人を怖がらせるための見せしめか 2024.02.07

2024年02月08日 05時25分30秒 | 日記

中国共産党体制を批判した中国系オーストラリア人作家に猶予付き死刑判決 他の人を怖がらせるための見せしめか

<picture>中国共産党体制を批判した中国系オーストラリア人作家に猶予付き死刑判決 他の人を怖がらせるための見せしめか</picture>

 

《ニュース》

中国・北京の裁判所は5日、スパイ容疑に問われている中国出身でオーストラリア国籍の作家の楊恒均(ヤン・ヘンジュン)氏に、執行猶予付きの死刑判決を言い渡しました。

 

《詳細》

楊氏は、中国の外交官や国家安全部(情報機関)を経て、退職後にオーストラリア国籍を取得して、主に米ニューヨークとオーストラリアに居住。二重スパイを題材とした小説を執筆したり、ブログやSNSで中国の共産党体制を批判し、自由や民主主義の大切さを訴える内容を書いたりする活動を行ってきました。

 

2019年1月、中国・広州の空港で身柄を拘束され、20年10月、スパイ罪容疑で起訴。21年5月から非公開の状態で裁判が行われていました。楊氏はオーストラリアやアメリカなどのためにスパイ活動を行ったことを全面的に否定し、「やっていないことは決して告白しない」と語っています。

 

今年2月5日付米ラジオ・フリー・アジアの報道によると、北京の裁判所は、楊氏が1994年に香港の勤務中に台湾情報機関に情報を提供したとして、死刑を宣告。他に重大な罪を犯さなければ2年後に終身刑に減刑し、すべての個人財産をはく奪するという判決を下しています。

 

オーストラリア当局は、楊氏の処遇に懸念を示してきました。同国のウォン外相は、「この結果に驚愕している」と指摘。「我々は、楊氏に対して国際規範と中国の法的義務に従って基本的な正義の基準、手続き上の公正さ、人道的な扱いが適用されるよう、求めてきた」「オーストラリアの全国民が、楊氏が家族と再会することを望んでいる」として、引き続き解放を求めていく考えを示しました。

 

楊氏は腎臓症を発症しており、病状がかなり悪いため、楊氏の親族は刑務所内で死去する可能性が高いことを懸念しています。