緊張、プレッシャー・・、いろんな場面であるのだけれど、それに押しつぶされそうになるとき、どんなに有名な演奏家でも、スポーツ選手でも緊張しない人はそんなにはいないのだから、私など緊張してしまうのは当たり前なのだとこの頃やっと思えるようになってきました。緊張を楽しむことはできなくても「それでいいんだよ」みたいな・・。
(いい子でン十年育った???せいか、以前は間違っちゃダメ、ちゃんとできなくちゃダメ、できないならやりたくない、みっともないのはいや・・・できないとわかっていてもそんな完全主義の亡霊に攻められ続けることがありました。)
三大テノールの一人パバロッティはトリノオリンピックでオペラのアリア「誰も寝てはならぬ」を開会式で歌いましたが、直前の心境をこんな風に語ったと言います。
「今こそ最悪の時だ。やるべきことはすべてやった・・・。ついに舞台へ出るときが来た。最後の死の行進が始まる。」
この記事を読んだとき、正直驚きました。世界のあらゆる舞台で喝采を受けた名テノール。自身の「テーマソング」と言われるぐらい、どれだけこの曲を歌ったかわからない・・、そんな人でもこんな思いでいる・・。
チャイコフスキーコンクールのピアノ部門で日本人としてはじめて優勝した上原彩子さん。
テレビのドキュメンタリーで本番直前、舞台袖で手のひらに「人」という字を書いて飲みこんでいた。
プレッシャーの中で力を発揮できる人には心底あこがれます。
Golf、はじめてタイガー・ウッズが宮崎に来たとき、ウッズ大好きの主人と観戦に行ったのですが、カメラカメラ人人の列・・いつもこんな中でプレーしているすごさを感じました。去年、茨木CCに女子ツアーを見に行ったときの藍ちゃんも「すごい」と思ったし、昨日のハンカチ王子も今日のハニカミ王子も・・・。
緊張を楽しめずとも、最悪と思ってふるえつつも、逃げないで向かえるようになりたいなあ~。