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マツタケ、人工栽培への道

2017年10月08日 | きのこ ゼミ 情報メール
マツタケ、人工栽培への道(前篇)

 日本人を魅了し続けてやまない食材の1つにマツタケ(松茸)がある。その気品ある香りと風味の良さは、実りの秋の食を、より彩りあるものにしている。

 実は、マツタケをこれほどまでの「風味ある食材」として珍重しているのは、日本の食文化特有のものであるともいう。日本の里山の中で、マツタケはマツの成長とともに育っていった。そして美味しく食されていった。

 前篇では、日本人とマツタケの関わりあいの歴史をたどっていく。さらに、戦後マツタケが「高嶺の花」になってしまった背景を、マツタケ研究を行っている茨城県林業技術センターの小林久泰氏とともに見ていく。また後篇では、マツタケ栽培化への挑戦の歩みを紹介したい。

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庶民の食材が「高嶺の花」に上り詰めた理由:マツタケ、人工栽培への道(前篇)


マツタケ、人工栽培への道(後篇)


 香りは上品。形も美しい。マツタケは、日本の秋味をつくりだす代表的な食材の1つだ。そのマツタケの生産量が、日本人の“里山ばなれ”やマツ枯れ拡大などのために減っている。

 日本の林で再びマツタケを増やすには「人工栽培」の方法を確立することが決め手となる。

 後篇では、茨城県林業技術研究センターの小林久泰氏に、同センターのマツタケ人工栽培の研究の道のりを聞く。長く険しい道のりを、研究者たちは今なお歩き続けている。

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今か今かと待ち続けるキノコの発芽:マツタケ、人工栽培への道(後篇)



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マツタケ――中国産なら1人前500円でマツタケ牛丼できます

2017年10月08日 | きのこ ゼミ 情報メール
マツタケ――中国産なら1人前500円でマツタケ牛丼できます

青果の仲卸の店頭のあちこちでは、マツタケがどや顔の行列だ。

春の早(さ)マツタケは別として、シーズン幕開けを告げるのは中国雲南省や四川省、吉林省からのもので、6月には店頭にならぶ。価格は、小ぶりなもの3~4本で1000円前後とかわいい。

と書いてハッとする。しいたけやしめじに較べるとはるかに高いのに、マツタケだとどうも金銭感覚がバカになる。

あくまでかわいいお値段、としておこう。そんな中国産が夏の前哨戦を盛りあげているうち、ボツラボツラと国産登場。築地は、丹波や京都産は少なく、東日本が主産地。まずは、ちょいスマートな北海道産が顔を見せ、やがて岩手県産などの東北組や信州産などのズングリムックリ、イメージ通りの彼らが続き、9月のお彼岸前後から本格的に入荷。10月にピークを迎えることになる。

とはいえ、これもお天気しだい。9月に入って雨が降り、涼しくなれば、という条件つきだ。マツタケは赤松の根についた菌が、適度な温度と湿度に恵まれ、初めてマツタケになる。気象条件に左右される気むずかしいキノコなのだ。

だから、とんだ番狂わせだって。一昨年のことだ。あの年は、(続きはこちら↓)

マツタケ――中国産なら1人前500円でマツタケ牛丼できます

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