★ Zoom Up ☆ KOFU 市民レポート ★

甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

能満寺・住職の関さん

2021-09-27 11:23:06 | 紹介

『広報こうふ』10月号こぼれ話


 こんにちは!

甲府市民・ろうレポーターの深澤です!

※ろう者とは、「日本手話」という、日本語とは異なる言語を話す言語的少数者です。

皆さん、『広報こうふ』10月号「とびだせ!市民レポーター!」はご覧になりましたか?

『広報こうふ』10月号

お寺で手話教室を行っている、国玉の「能満寺(のうまんじ)」に取材に行きました(^^)

※手話教室のようすは、『広報こうふ』10月号で紹介していますのでご覧ください。

能満寺は、養老2(718)年に法相宗として開創し、寛永2(1625)年に曹洞宗に開宗しました。能満寺としては1300年の歴史があるそうです。

こんな長~い歴史があるなんて、すごいですね~!

 

お話を伺ったのは、能満寺20代目住職の関 雄大さんです。

(包容力があり、ユーモアたっぷりで楽しい方です(^^))

関さんが住職を志したのは、小学生のとき。

檀家さんや地域の方など、多くの方々から慕われていた当時の住職(関さんのおじいさん)の姿を見て、“自分もこんな人になりたい” と思ったそうです。

「お寺では、多くの人と関わりがあります。皆さんとお話をしていると、自分自身も気づかされることがたくさんある。皆さんと共に笑い合い、成長できることがやりがいです」

と話してくれました。

▲能満寺の御朱印。現在は、疫病退散、新型コロナウイルス収束の願いを込め、ヨゲンノトリの判を押してくれます

『広報こうふ』10月号でも紹介してる通り、住職と奥さまは、

“お寺をもっと身近に感じてほしい”、“地域の方々が気軽に来て交流できる場をつくりたい”と、手話教室などさまざまな取り組みをしています。

そのひとつに、寺キャンドル「寺キャン」があります。

毎日供養するお寺のろうそくは、短くなってしまうと表に出せません。

“もったいない”という気持ちと、“お寺を身近に感じてほしい”との想いから、住職の奥様が、ろうそくをアロマキャンドルにリメイクしています。

私も自宅のワークデスクに置き、香りを楽しんでいます^^♪

 

住職に今後の目標を伺うと、

「皆さん、さまざまな悩みをお持ちだと思います。そのような方の支えになり、多くの方が笑顔でいられるお寺をめざしています!」

と話してくださいました。

住職、奥様、取材にご協力いただきありがとうございました!

皆さんも、気軽に足を運んでみてくださいね(^^)

 

■Go!Go!市民レポーターが行く

2021年10月号・お寺で手話教室~現代版“寺子屋”で地域交流の場を~

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/daisuki/reporter/shimin/tobidase/202110.html

 


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ああ極楽、極楽~♪まちの銭湯「ふじ温泉」へ行ってきました★

2021-09-22 13:41:42 | 紹介

~本と歩こう(27)~


こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。

 

9月の第3月曜日は敬老の日。

毎年この時期に行われる老人週間の高齢者無料入浴について、「ふじ温泉」(甲府市住吉4-13-1)の二代目当主、古屋育男(ふるや いくお)さんにお話を伺いました

「敬老の日」の無料入浴は、20年ほど前から行われているそうです(通常料金大人430円)

今年は、9月20日(月・祝)に、市内8カ所の銭湯で開催されました(『広報こうふ』9月号10ページ掲載)。

「健康入浴促進事業として、市と連携してやってるよ」

と、気さくに話してくださった古屋育男さん

妻の和代(かずよ)さんと二人で銭湯を切り盛りしています。

 

「毎年老人無料の日は、いつもと違うお客さんが来てくれるよ。

銭湯の良さを知ってもらって、続けて来てくれるといいね」と仰っていました。

開業しておよそ50年ふじ温泉。後を継ぐきっかけは、お父様の急逝だったそうです。

「“地域のコミュニティの場になるように”とこの温泉を始めた親父が、すぐ心筋梗塞で亡くなってね。それからは無我夢中で、あっという間に50年経っちゃった(笑)」

最盛期には市内に70~80軒もあったという銭湯。利用客の減少や後継者不足が課題となっているようです。

「大型施設の浴場に行くお客さんが増えたからね。設備を新しくしようにも、均一料金の銭湯は値上げできないし。泉質は本物の温泉でも、燃料代がかかるから、若い人が“新しく銭湯を始めたい”と言っても勧められないね」

 

そうは言っても、人と人とのつながりを大切にする場として、銭湯のあり方を模索する古屋さん

「今はコロナ禍で厳しい状況が続いているけど、感染対策をきちんとして、また無尽会や同級会で銭湯を使ってもらいたいね。大きい湯舟に入って、あいさつや情報交換をして、お互い健康になって。みんなで元気に仲良くなってくれればといいと思うよ」

長年通っているというご近所の常連客(70代男性)が、お風呂上りに話してくれました。

「家の風呂には入らなんでね、ここの風呂でないと疲れがとれんだよ。もう生活の一部になってるから。家に帰って、あとは寝るだけ(笑)」

 

取材の後は入浴タイム。「やまなし立ち寄り百名湯」にも選ばれている「ふじ温泉」の泉質は、少し黄色味があり、肌当たりがやさしく、じんわりと温まる感じでした。

ああ極楽、極楽~

みなさんも、たまには銭湯の湯舟で、心と身体をゆったりと休めてみませんか?

昔も今も、銭湯はいつでも、私たちが来るのを待っていますよ★★★

 

~本と歩こう㉗~

『銭湯空間』 今井健太郎著 KADOKAWA(2020年)

※表紙画像は出版社の許諾を得たものです

 

「銭湯は、私の人生にとって、欠くことのできないもの。そして、至福の時をもたらしてくれるもの。」

(ステファニー・コロイン)

 

今回は、銭湯と出会って、人生が変わった人の本を紹介します。

フランスからの留学生だったステファニーさんは、銭湯に魅了されて、いまや「銭湯大使」に。

今井健太郎さんは若い頃、銭湯通いで「仙人」と出会い、銭湯専門の設計士になりました。

どちらの本も、著者の「銭湯愛」が、あふれんばかりに伝わってくる本です。

みなさんもお気に入りの銭湯を探してみてください

 

―取材へのご協力、ありがとうございました―


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甲府ブランド「甲府之証」認定食材で「甲府盆地カレー」

2021-09-16 13:12:32 | 紹介

中にも外にも!甲府がたっぷり詰まったレトルトカレー


市民レポーターの村上由実です。

 

先日、「甲府盆地カレー」が発売になりました。

これは、2019年3月に甲府商工会議所が開催した「甲府の新メニュー・レシピコンテスト」のグランプリ作品「甲府盆地カレー」のレシピを基に商品化されたもの。

コンテストでは、甲府ブランド「甲府之証」認定食材を使った“感動をもたらすレシピ”を募集し、実食審査会を行なってグランプリとなったのが「甲府盆地カレー」でした。

食べてみたいと思った私は、販売店の1つ「甲州地どり市場」へ。

甲府市では、9月30日(木)まで「がんばろう 甲府!最大20%戻ってくるキャンペーン第3弾」開催中のため、対象店舗でもある「甲州地どり市場」では、QRコード決済を使っておトクに購入できました♪

パッケージのイラストは、甲府市出身のイラストレーター神山奈緒子さんの作品。

甲府駅北口から昇仙峡へ向かう途中、和田峠にある「みはらし広場」から見える夜景をイメージして描いたそうです。

地元ではなじみの夜景スポットで、空気の澄んだ日には富士山も顔を出してくれる場所。

私も大好きなスポットなので、イラストを見た時すぐにわかりました。

カレーには、甲府之証「特産第1号」の「甲州地どり」と、「特産第6号」の「スイートコーン(きみひめ)」が使われているそうで、パッケージの右下にも目立つように記載されています。

味だけではなく、パッケージでも甲府がたっぷり詰まった商品だということが良くわかりますね。

とはいえ、カレーなのでおいしくなければ意味がない!(笑)

早速食べてみることに。

中は一般的なレトルトカレーの形状で、湯煎していただきます。

このカレーには「盛りつけ方例」というのがあります。

レシピコンテストの際は、山々をイメージしてドーナツ状に盛られたとうもろこしチャーハンの周りに、森をイメージした茹でほうれんそうが添えられ、真ん中に盆地をイメージしたカレーを注ぎ入れるという盛り付けで、そのユニークなアイデアも高評価の決め手となったのだとか。

せっかくなので真似してみました。

今回ご飯はとうもろこしチャーハンではなく、混ぜご飯。そして今の時期「きみひめ」は入手できないため、別のもので代用しました。

ほうれんそうも、コンテストの際は甲府之証「特選第3号」の「ちぢみほうれんそう」を使っていたそうですが、普通のものを使いました。

どうでしょう?盆地らしく見えますか?(笑)

写真を撮り終えたところで、冷めないうちに実食です。

ご飯にもとうもろこしが入っていますが、カレー本体にも「きみひめ」がたくさん!「甲州地どり」もゴロゴロ入っています。

よく見たら、こんな大きな人参も!(笑)

普通に考えたら、到底レトルトとは思えない具の量と大きさです。

表示には「中辛」とありましたが、とうもろこしが入っていることもあってか、わりと甘めに感じました。濃厚なので、ご飯も進みます。

ちょっと見た目が悪いので写真はありませんが、撮影後はすべてを混ぜ混ぜしていただきました(笑)

 

現在は新型コロナウイルスの影響で、お出かけもしにくく、外食も控えがち。

もしかしたら、食事をつくるかたの負担も増えているのでは?

たまにはこんな楽しい商品で、息抜きしてはどうでしょう。

甲府市内では、

・甲州地どり市場

・かいてらす

・風土記の丘農産物直売所

などで購入できるそうです。

また、甲府の新メニュー・レシピコンテストで賞を受賞したレシピは、写真付きで公開されています。

どれも甲府が詰まったものばかりなので、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

甲府の新メニュー・レシピコンテスト

https://kofucci.or.jp/event/20190423/

甲府ブランド認定制度(農林産物部門)について

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/nogyoshinko/2016314buranndo.html

がんばろう甲府!最大20%戻ってくるキャンペーン第3弾

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/shoko/paypay/paypay3.html

甲州地どり市場

https://www.kosyujidori.com/pages/2324621/kosyujidoriichiba

かいてらす

https://kaiterasu.jp/

風土記の丘農産物直売所

http://fudoki-nakamichi.com/


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住宅街の小さな図書館

2021-09-14 11:12:28 | 紹介

たんぽぽこども文庫


こんにちは。市民レポーターの“クッツー”こと沓間 聖(くつま せい)です。

今回は、塩部の住宅街にある≪たんぽぽこども文庫≫を取材しました。

 

甲府市には、地域の方が運営する3つの地域文庫があります。

地域文庫は、個人が自宅の一室を開放して運営する子ども向けの個人図書館のこと。

≪たんぽぽこども文庫≫も自宅の別棟を開放して文庫を行っています。

お部屋にはたくさんの子どもの本があり、貸し出しをしています。

本だけでなく、折り紙やパズル、おはなし迷路などもあります。

貸し出しカードがいっぱいになると、プレゼントがもらえるそうです!

 

赤い旗が立っているときが開館中☆

おへやの中は、たくさ~んの本・本・本。

大きな雪だるまもありました。

本棚の上は、折り紙や“ぐりとぐら”の人形。見ているだけでほんわか気分♪

≪たんぽぽこども文庫≫の蔵書のほかに、市立図書館からの配本のコーナーがあり、年4回、本が入れ替わります。

≪たんぽぽこども文庫≫では、【おはなし会】や【ものつくり会】などのイベントもしています。

【おはなし会】

読み聞かせや紙芝居、わらべうた、楽器演奏にくじびきなどを開催。

読み聞かせをするのは、大人だけでなく、小学生も。一生懸命練習し、聞き手に響く読

み聞かせをしてくれるそうです。

 

【ものつくり会】

 べっこうあめ、クリスマスリース、ブレスレット、スライム、紙飛行機、ぶんぶんごま

などをつくるそう。どれも楽しそうです♪

 

≪たんぽぽこども文庫≫を運営している、伴眞佐子さんです。

伴さんに≪たんぽぽこども文庫≫と名付けた理由を伺うと、

「家の庭や道路にたんぽぽがたくさん咲いていて、その風景が好きです。また、たんぽぽは、たくましく元気な花なので、≪たんぽぽこども文庫≫にしました」

と話してくださいました。

このたんぽぽの写真は、9月上旬、≪たんぽぽこども文庫≫のお庭で撮影したもの。

花が咲き、綿毛もあります。

≪たんぽぽこども文庫≫には、子どもがつくったルールがあります。

【ルールにまつわるちょっといい話】

最後に書いてあるルール<あつい本にちょうせんする>。

伴さん:「これは、みんながみんな、できることじゃないねぇ」

子ども:「じゃぁ、“ルール”じゃなくて“めあて”にすればいいね!」

子どもは、赤マジックで“めあて”と書き加えました。

伴さん:「(心の中で)すばらしい思いつき!!子どもの発想の豊かさに触れた瞬間!!

     こういう子どもとのふれあいが楽しい!!」

 

伴さんからのメッセージ

文庫への憧れがあり、子どもの本の養成講座を受講したり、読み聞かせサークルで活動したりしていました。近くに団地があり、子どもたちが遊ぶ姿を見て、“一緒に何かしたい”、“仲間になりたい”という思いもありました。

そんな中、「私にも文庫ができるかしら」とつぶやいたひとことから、支援してくださる方に恵まれ、文庫を始めることができました。登下校時に手を振ってくれたり、文庫に来ていた子どもが高校生になって訪ねてきてくれたり…こうした出会いが嬉しいです。

これからも本が好きな子どもにとっても、そうでない子どもにとっても、ホッとできる場所、寄り道できる場所でありたいです。

 

<おまけ>

≪たんぽぽこども文庫≫にあるこのキューブ。組み立てると市松模様の立方体になるはずですが、誰も完成させたことがないそう。私も挑戦しましたができませんでした…(泣)。どなたか完成させてくれませんか?

 

「たんぽぽこども文庫」

住所:甲府市塩部4-13-1

電話:055-252-8271


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かずさんの街散歩vol.20

2021-09-10 10:59:37 | 紹介

羽黒地区


こんにちは。市民レポーター、「かずさん」こと武田和巳(68才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”を目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコースを歩き、中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

前回<vol.19 千代田地区>の記事はコチラ

vol.1:東地区Aコース vol.2:千塚地区北側コース vol.3:大里地区<アイメッセコース> vol.4:里垣地区西コース vol.5:住吉地区全周コース vol.6:玉諸地区 vol.7:北新地区 vol.8:湯田地区 vol.9:春日地区 vol.10:石田地区 vol.11:中道地区 vol.12:池田地区 vol.13:国母地区 vol.14:朝日地区 vol.15:甲運地区 vol.16:貢川地区 vol.17:伊勢地区 vol.18:相生地区 vol.20:千代田地区

番外編1:「米倉山太陽光発電所」と「ゆめソーラー館やまなし」

番外編2:市立甲府病院 栄養管理士さんのお仕事紹介

 

****コースの紹介****

第20回は、<羽黒地区>です。

羽黒の由来は、「羽」を「埴(はに)」(埴とは、陶器等の原料のきめの細かい黄赤色の粘土)と解釈して「土」を意味し、この土地の土壌が黒いことからとの説があります。

羽黒小学校は、昭和47(1972)年4月に千塚小学校から分離独立し、令和4(2022)年に創立50周年を迎えるそうです。

 

『甲府市ウォーキングマップ』p.27に掲載

羽黒地区のウォーキングマップはコチラ

 

①2021年8月19日、山宮町の「大宮神社」からスタートしました。

 (羽黒地区には大宮神社が2カ所あり、もうひとつは羽黒町にあります)

大宮神社については、「見所紹介①」でご紹介します。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

大宮神社前の道を南に進み、最初の十字路を右折します。

②道なりに数分歩くと、山宮温泉駐車場のある昇仙峡グリーンラインとの5差路交差点に出ます。

交差点を左折し、コンビニ方向へ歩きます。

昇仙峡グリーンラインの片側に、「水道みち」と呼ばれる道があります。湯村まで続く約2kmのまっすぐな道で、大正元(1912)年に、平瀬浄水場から愛宕山の配水地まで水道管が埋設されてできた道路だそうです。

コンビニの角で昇仙峡ラインを横断します。

③昇仙峡グリーンラインを渡ったら、道なりに進みます。最初のT字路を左折し、しばらく歩きます。

歴史を感じる民家の門があり、道祖神も祀られていました。

次のT字路を左折し、昇仙峡グリーンラインに出ます。

④昇仙峡グリーンラインを渡り、左手にある「長徳山福寿院」に向かいます。福寿院については、「見所紹介②」で紹介します。

⑤福寿院でお参りしたら、戻って昇仙峡グリーンラインを南下します。歩道が無いので車には十分気を付けてください。

約100メートル先の横断歩道がある所で左折します。

⑥道なりに進み、東栄自治会公民館で左折。

丸石を積上げた道祖神の横を通り、水道みちを横断し道なりに北上します。

⑦北に向かってしばらく歩き、十字路に出たら右折します。

浅川医院を過ぎた十字路で右折し、南下して水道みちに出ます。

⑧水道みちに出たら左折してしばらく歩き、用水路を超えた先の信号機のある交差点で左折します。

⑨道なりに住宅街を進み、最初の十字路を右折します。

一瞬行き止まりに見えますが、ブロック塀の一部を壊し、ブロックで階段をつくって通行できるようになっていました。

⑩階段を上がり道路に出たら東進します。しばらく歩くとY字路に出るので、左方向に進み北上します。

道なりに進むと湯村温泉通りに出るので、左折して西進します。

途中の畑にオクラの黄色い花と実がなっていました。収穫前のオクラの実を初めて見ました。

⑪湯村温泉通りを歩いていくと、左手に明和4(1767)年に設置された、「第八番 神宮寺」と彫られた、巡礼開国標識がありました。

神宮寺とは仏教が神道に融合して生じた神社に付属する寺院で、この地にあったそうです。

そのまま進むと、甲府山宮簡易郵便局のある変則5差路に出るので、鋭角に右折し坂道を上って行きます。

⑫坂を上ると正面に「六地蔵」が見えてきます。

道なりに進むと正面に「光沢山青松院」の立派な山門が現れます。

山門を通しての仏舎利殿がまた見事。詳細は「見所紹介③」で紹介します。

六地蔵の裏側には「お坊みち」と呼ばれる細い道があります。千塚に繋がる道の名残で、当時、青松院のお坊さん達が行き来していたそうです。

甲府山宮簡易郵便局の交差点に戻ります。

 

⑬甲府山宮簡易郵便局の前を通り過ぎ、湯村温泉通りを道なりに進んで行きます。

しばらく歩き、十字路を右折します。

大宮神社にGOAL!!お疲れさまでした。

 

 

**** 見所紹介① 大宮神社(山宮町) ****

祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)で、創建は不詳。拝殿の奥にある本殿の建物はかなり傷んでいますが、室町時代の物と推定されているそうです。「甲斐国志」によると、かなり大きな神社で、社の東部に神宮寺の地名があることから、神社に付随して建てられた寺院があったとされています。狛犬は、私の好きな「子と玉を持つ阿吽の狛犬」です。随神門、石の鳥居も古いものです。馬頭観音、蚕神の石碑もありました。

 

**** 見所紹介② 長徳山福寿院 ****

曹洞宗のお寺で、文禄元(1592)年に青松院の小堂ができ、文久元(1861)年に福寿院が始まったそうです。本尊は千手観音菩薩で、両側に道元禅師、瑩山禅師が祀られています。庭には、安永5年(1776年)の刻印がある馬頭観音や、聖観音等の石像があります。

 

**** 見所紹介③ 光沢山青松院 ****

大永2(1522)年に武田伊春(ただはる/後の紀州太守信章)が開基。開山は大栖元奝(たいせいげんちょう)の、曹洞宗の古刹です。

開山には武田信玄公の父・信虎公の助力を得たとされ、山門の屋根には武田家家紋の花菱が菊紋と共に見られます。平成8(1996)年に完成したという立派な仏殿は、鎌倉の円覚寺舎利殿を模してつくられたそう。本堂は新築中でした。

室町様式庭園の松嶽庭は本堂工事のため見られませんでした。県指定文化財の「木造十一面観音立像」や市指定文化財の「木造不動明王立像」が祀られています。

「甲斐三十三番観音巡礼結願霊場」で、江戸中期以降多くの巡礼者が訪れたそうです。

 

**** 見所紹介④ 明峯院龍源寺・石芋の伝説 ****

明峯山龍源寺は、天文(1532~55年)の頃に始まった歴史の古いお寺。散歩コース外ですが、弘法大師の「石芋伝説」があると聞き、帰りに車で寄りました。

 

石芋伝説

弘法大師が諸国巡業中に現在の羽黒町に立ち寄ると、老婆が川で芋を洗っていた。「少しわけて欲しい」と声をかけたが、老婆は「この芋は石芋と言って、煮ても焼いても食べられないよ」と答えたそうな。老婆が家に帰り芋を煮て食べようとしたら、本当に芋は硬く、石に変わっていたというお話。龍源寺境内の芋は今でも石芋と呼ばれ、硬くて食べられないそうです。

 

**** コースの感想 ****

<羽黒地区>は、神社、お寺、民家や石碑に歴史のある地区でした。家庭菜園をしている家が多く、サトイモ、赤紫蘇、オクラ、キウイ等が植えられていました。住宅地内の道路は曲がっていたりするので現在地がわからなくなり、地図と現在地との整合に苦労しましたが、散歩コースとして距離が丁度良かったです。

「水道みち」は「かずさんの街散歩vol.2千塚地区」で湯村温泉街から加牟那塚古墳、千塚公園まで歩いていました。

青松院の本堂工事が終わったら、庭園や木造十一面観音立像を見に行きたいと思います。「甲斐三十三番観音巡礼」も機会があれば巡礼してみたいですね。

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

 ※トイレ、駐車場は、必ず施設の許可を得てから使用してください

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

 <参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://kofu-tourism.com/news/77


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