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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

ろう市民レポーター、日本手話でこうふの魅力を紹介!11

2020-06-30 11:04:22 | 紹介
『広報こうふ』7月号取材こぼれ話

                 

 

※ブログの内容の日本語は、動画の日本手話を意訳したものです

ろう者=日本手話という日本語とは異なる言語を話す言語的少数者

 

こんにちは、甲府市民レポーター玉置です。

広報こうふ7月号【とびだせ!市民レポーター!担当をさせていただきました
テーマ【黒平の味噌 ~黒平いなか味噌づくりの会~】
黒平でつくられる“味噌”の魅力を、マウントピア黒平の藤原一郎さんに取材しました。

まだの方はぜひご覧ください。

『広報こうふ』7月号

『広報こうふ』7月号 【とびだせ!市民レポーター!】の日本手話(動画)

 

 

甲府市の最北端、標高1,000mに位置する黒平では、食材がよく発酵することから、昔から味噌がつくられていたそうです。
昔ながらのつくり方を後世に残すために行われているのが、広報誌で紹介した【黒平いなか味噌づくりの会】
毎年12月と3月の年2回開催しており、常連客もいるほど人気のイベントなんだそうです。

私も昨年参加しましたが、藤原さんも参加者の皆さんもとても気さくで、有意義な時間となりました

黒平いなか味噌づくりの会は、体験ではなく“即実践”型なので、本格的な味噌づくりが楽しめます。

本格的な味噌づくりで汗水を流したあとは、前年の同会でつくった味噌を使用した“ほうとう”をいただきました。

ほかにも、黒平で収穫された山の野菜(山菜)料理やこんにゃく、エゴマの餅など、たくさんの手づくり料理が並びました。

黒平の大自然を感じながら、本格的な味噌づくりと山の恵を味わえる企画
なんて贅沢なのでしょうか

マウントピア黒平では、味噌づくり以外のイベントもあるそうですよ。

<新緑まつり>
開催時期:毎年5月の連休頃
内  容:しいたけの栽培体験、昼食会、そばの販売 など

<黒平ほうとう祭り>
開催時期:毎年10月第4土曜日頃
内  容:地元で採れた野菜やきのこをふんだんに使ったほうとうを味わう

 

今年は新型コロナウイルスより見送りになっているものもありますが、

落ち着いたら参加してみたいですね

 

おっと! 記事にしていたらお腹が空いてきました。
昨年黒平いなか味噌づくりの会でつくった味噌で、何をつくろうかな

インタビューに応じてくれた藤原さん、ありがとうございました

▲藤原さんの親族が営む「藤原庵」の前で。ここも、ほうとうなど黒平の味噌を使用した料理を提供しています

 

それでは、またお会いしましょう

マウントピア黒平
https://kurobera.blog0.jp/
山梨県甲府市黒平町623-1
FAX/TEL:055-287-2201

 


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かずさんの街散歩vol.5

2020-06-12 11:29:37 | 紹介

住吉地区(全周コース)


 

こんにちは。今年度の市民レポーター「かずさん」こと武田和巳(67才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコース歩き中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

「甲府市ウォーキングマップ」 

vol.1<東地区Aコース>の記事はコチラ

vol.2<千塚地区北側コース>の記事はコチラ

vol.3<大里地区アイメッセコース>の記事はコチラ

vol.4<里垣地区西コース>の記事はコチラ

 

****コースの紹介****

第5回は、<住吉地区(全周コース)>です。

~住吉本町の由来~

明治8(1875)年に、室町時代からある畔村(あぜむら)と4つの村が合併し、すでに存在していた住吉神社の名をとって住吉村に昭和24(1949)年に、住吉村大字畔が甲府市に編入され、甲府市住吉本町と改称したそうです。

 

『甲府市ウォーキングマップ』p20に掲載

住吉地区のウォーキングマップはコチラ

 

 

2020年4月11日、ウォーキングマップと同様「住吉3号公園」からスタートしました。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

道路に出たら、3号公園をJAの農産物直売所「たべるJA(じゃ)んやまなし」方面へ向かいます。東部浄化センターを右手に見て進み、スーパーBIGの手前を右折します。

正面に「住吉4号公園」が見えたら公園の手前で左折します。

右手にピンクが印象的な「山梨県自治会館」が見えます。

自治会館手前のT字路で左折します。

JAの農産物直売所「たべるJA(じゃ)んやまなし」を右手に見ながら直進。ここは、地元の新鮮な野菜のほか、珍しい野菜や果物があるので、私もときどき利用しています。

「青葉スポーツ広場」の弓道場、野球場を右手に見て進み、十字路を左折

角にたばこの看板がある路地を右折します。

「ほがらか児童公園」の角を右折すると…

身延線をくぐる地下道の入口が! 地下道を通り「南甲府駅」前に向かいます。

地下道は初めて通りましたが、意外と明るかったです。

南甲府駅前広場に出たら市立南中学校に向かいます。

行程⑧~⑲まで、からコースを歩きます。

南中グラウンド手前の信号を左折し、つきあたりを右折グラウンドに沿って歩きます。

グラウンドの南側に回ったら「甲府水族館」看板手前の道を左折します(甲府水族館は熱帯魚などを販売していたそうですが、今はやっていないようです)。

「住吉公民館」をめざして直進します。左側は南中のテニスコート

住吉公民館手前の路地を右折します。

路地を直進し、車通りに出たら左折します。

「住吉悠遊館」の角の信号に出ます。ここから、2つのコースを紹介します。

(A)ウォーキングマップ:信号を直進(矢印白)

(B)中道往還コース  :信号を左折(矢印黄色)

(A)ウォーキングマップ横断歩道先の狭い路地を左折します。

(B)中道往還コース:住吉悠遊館の南側の路地(中道往還の旧道)入ります。

道幅は約2.7m(1.5間)でした。

国土交通省 関東地方整備局 横浜国道事務所のホームページによると、江戸時代の道幅は、大街道:10間(約10.8m)、馬道:2間(約3.6m)、歩行路:1間(1.8m)基準があるようで、この辺りは馬道と歩行路の中間の幅の道路だったことがわかります。

街散歩をするだけで当時のようすが想像できる歴史を感じられるコースです。

中道往還は、甲斐と駿河を結ぶ道のひとつで、国道52号の駿州往還(すんしゅうおうかん)、甲府と富士河口湖大石とを結ぶ若彦路沼津往還など、全部で5つあります。

中道往還駿河まで最短ルートかつ日陰道だったことから、江戸時代には沼津から甲府までこの道を使って馬で鮮魚を運んだそうです。

甲州名物の「煮貝」も、この辺りまで来てやっと熟成したのかもしれません。

少し行くと、ウォーキングマップのコースと合流します。

合流点から道なりに歩き、線路沿いの道に出たら右折して踏切へ。

踏切を越えて、湯王温泉手前の左側の路地に入ります。

行程⑱~⑳は、下図からまでです。

ここからは、「迷わず歩けるか?」試練のコースです。

マップをよく見ながら歩いてください。頭の体操にもなりますね(笑)。

 

路地を直進し、つきあたりを右に曲がり、東の方向に歩いていきます。

何度か四つ角を曲がり迷路のようですが、迷子にならなければ、道祖神のある通りに出ます。

道祖神道路の右手にあります(マップの位置とは違うのでご注意ください)。

道祖神には、丸石、石碑、双体神、石祠などあり、山梨県は丸石道祖神が多く見られます。

甲府市史編さん委員会調査によると、調査をした市内の道祖神163基のうち99基が丸石道祖神だそうです)。

 

道祖神手前の左の路地に入ります。

下図からまで歩きます。

ここも、「迷わず歩けるか?」試練のコースです。

最後に右折すると「住吉3号公園」が見えてきます。ゴールはもうすぐ!

ゴールの「住吉3号公園」に着きました! 迷わず散歩できましたか?

約5,900歩でした。歩き足りないと感じつつも、地図と睨めっこしのでどっと疲れが…。

公園のベンチに座り、持参したお茶とお菓子で一服してから帰宅しました。

 

****コース近くの見所紹介1「住吉神社」****

甲斐国住吉神社は、700年代に現在の甲府市高畑に創建され、1590年代今の場所へ移った歴史ある神社です。

江戸時代(1767年)につくられた木造建築の随神門は見事で、門の左右には色鮮やかな随神の像安置されています。

随神とは警護を担当する役人で、左右に随神を安置した門“随神門”というそうです。

狛犬阿吽の形式でした。

 

****コース近くの見所紹介2「入明寺(にゅうみょうじ)」****

浄土真宗のお寺で、武田信玄の正室、三条夫人の二男信親(のぶちか)の菩提寺だそうです。

武田勝頼が天目山の戦いで敗れ自害し、信親も同年に自害をして武田氏全滅したと思われがちですが、盲目のため早くに出家していた信親には子どもがいて※、現在もその子孫が十七代まで続いているそうです。

(※浄土真宗は妻帯が許されていたそう)

****コースのお楽しみ紹介****

JAの農産物直売所「たべるJA(じゃ)んやまなし」は、県内産の新鮮な野菜や果物、珍しい野菜や果物、植木、手工芸品などを扱っている、おいしいだけでなく見るだけでも楽しいおすすめスポット。我が家では、週3~4日買い物に出掛けています(手づくりマスクも売っていました!)。

****コースの感想****

<住吉地区全周コース>は、住宅街を通る迷路のようなコースマップがないと道を間違えてしまいそうです。しかし、ほとんどが住宅街の道なので車通りがなく、マップを見ながら安心して歩けます(私は道祖神の位置が違っていたため道を間違えてしまいましたが、後はマップ通りに回れました!)。

江戸時代からの中道往還旧道は、改めて道幅の狭さに驚きました。

コースを外れますが、見所の住吉神社は、毎年初詣のお参りをしています。皆さんも、ぜひ足を運んでみてください。

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

甲斐住吉神社

http://www.kai-sumiyoshijinja.jp

 

 

<参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://www.kofu500.com/event/ev2019/chiiki-rekishi-sa.html

 

 

 


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とうもろこしの旬といえば?

2020-06-10 13:12:39 | 紹介

6月は甲府のとうもろこしの最盛期


市民レポーター村上由実です

 

市民レポーター活動今年で3年目を迎え、これまでさまざまな内容ご紹介してまいりましたが、その中で唯一6月だけは、例年同じモノを主役にしていました。

 

それが「とうもろこし」です

 

昨年も一昨年も、甲府の良きモノとして「甲府之証」にも認定されているとうもろこし「ミルフィーユ」を主役にした料理教室をご紹介し、今年も開催を楽しみにしていました

村上さんの過去のブログはコチラ↓

6月は「食育月間」(2018年6月20日)

こうふ開府500年 山城地区特産のとうもろこし(ミルフィーユ)料理教室(2019年6月26日)

 

でも、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、今年は開催されないとのこと。

さらに、毎年6月上旬風土記の丘農産物直売所で開催される「もろこしフェア」も中止

 

しかし! そんなことはまったくお構いなしなのが、当の「とうもろこし」たち

今年もこんなに立派に育っています

とうもろこし播種から85日~90日程度収穫迎えるものが一般的

つまり、6月に最盛期を迎える露地栽培のとうもろこしは、3月頃種をまいていることになりますね

とうもろこしの収穫は早朝に行います

これは、高温になると実の糖分がエネルギーに変わって甘味が落ちてしまうため。

気温の下がった夜に糖分を蓄え気温が上がる前の早朝に収穫するのがベストなので、最盛期はまだ暗いうちから収穫作業を行うのです

収穫の目安ヒゲヒゲ茶色く縮れてきたら収穫適期です

昨年、一昨年とご紹介した「ミルフィーユ」は、黄粒と白粒が混ざったバイカラー種ですが、「もろこしフェア」で販売される予定だった「きみひめ」黄粒種

また、今年は「ドルチェドリーム」という品種も栽培されており、そちらは「ミルフィーユ」と同じバイカラー種です

これ以外にも、黄粒種の「ゴールドラッシュ」や、市川三郷町で人気の「甘々娘」など、とうもろこし、といってもさまざまな品種があります。

 

とうもろこしシーズンはまだ始まったばかり

今年はいろいろな品種を食べ比べてお気に入りを見つけてみませんか

 

「ミルフィーユ」は、JA山梨みらい“穫れたてLand”山城店で、「きみひめ」や「ゴールドラッシュ」は、風土記の丘農産物直売所購入することができます

 

たくさん食べてとうもろこしの楽しみましょう

 

 

甲府の良きモノ「甲府ブランド認定制度」

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/shoko/kofunoakashi.html

甲府ブランド認定制度(農林産物部門)について

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/nogyoshinko/2016314buranndo.html

JA山梨みらい“穫れたてLand”山城店

https://life.ja-group.jp/farm/market/detail?id=1096

風土記の丘農産物直売所

http://fudoki-nakamichi.com/index.html

 


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かずさんの街散歩vol.4

2020-06-05 10:41:27 | 紹介

里垣地区(西コース)


 

こんにちは。今年度の市民レポーター「かずさん」こと武田和巳(67才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコース歩き中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

「甲府市ウォーキングマップ」 

vol.1<東地区Aコース>の記事はコチラ

vol.2<千塚地区北側コース>の記事はコチラ

vol.3<大里地区アイメッセコース>の記事はコチラ

 

 

****コースの紹介****

第4回は、<里垣地区(西コース)>です。

『甲府市ウォーキングマップ』p6に掲載

里垣地区のウォーキングマップはコチラ

 

~里垣の由来~

明治時代に、坂折村、東光寺村、板垣村が合併し、坂折の「さ」、東光寺の「と」、板垣の「がき」を取り「里垣」と名付けたそうです。

 

2020年4月15日山梨県地場産業センター「かいてらす」からスタートです。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

「かいてらす」を善光寺側に出て善光寺の脇を南に歩き、「東光寺⇒」の看板に従って右折します。

しばらく歩くと、右側に子供広場があります。

子供広場を通り過ぎ愛宕山を見ながら直進

この道はぶどう畑が多く、車通りが少ないのでのんびり歩けます。

右手に「東光寺」が見えてきます。中に入って参拝しましょう!

「法蓋山東光寺(ほうがんさんとうこうじ)」は、仏教を深く信仰した武田信玄が定めた甲府五山の一つです。

庭園山梨県の名勝に指定されているので、最後の“見所”で詳しく紹介します。

東光寺でトイレをお借りして一休みしたら、再出発。

西に向かって歩いて行くと右側に大きな邸宅があるので、そこのT字路を右折します。

「石地蔵」と「熊野権現神社(くまのごんげんじんじゃ)」を見るため、寄り道します。

上り坂を数分歩くと、左手上方に大きな「石地蔵」と「熊野権現神社」が見えてきます。

自然の石(輝石安山岩/きせきあんざんがん)に頭部をのせてあるだけの石地蔵は、「自然石さん」と呼ばれ、1700年頃につくられたとのこと。

熊野権現神社は、和歌山県那智熊野大社とつながっているそうです。

⑧散歩コースに戻ります。そのまま道祖神をめざして直進

十字路に道祖神が祀られています。

ここで2度目の寄り道「帰命院(きみょういん)」をめざし、右側に入る道を歩いていきます。

「子安観世音安置 歸命院」の案内の横を上って行きます。

⑩「帰命院」に到着石段を登ります。

ここは、1556年に武田信玄が創立した浄土宗のお寺現在改装中でした。

再び散歩コースに出るため、変則十字路に戻ります。

ちょっと歩くと、右手に「正一位 開運出世 稲荷大明神」の石鳥居が見えます。

ご利益がありそうなので、3度目の寄り道! 鳥居をくぐり、急な石段を上ります。

稲荷大明神には、天然記念物の「榊(サカキ)」があるようです。

参道は10分位ですが、鎖場もある急な山道のため、上りきるのは結構きつかったです。

参道を上りきると、祠があるのでお参りします。

そばの竹林の中に、樹高11mを越える立派なサカキ※がそびえていました。

※ツバキ科のサカキは温暖な土地に育つ常緑樹で、枝葉は玉串として神に供える神木。山梨県内の分布北限は身延町と言われており、甲府のように冬が寒い土地で育つのは珍しいそうで、甲府市の天然記念物に指定されています)

お参りが済んだら、山道を下りてコースに戻り、散歩を続けます。

数分歩くと、右手に甲府五山の一つ、「定林山能成寺(のうじょうじ)」に着きます。

「能成寺」は臨済宗のお寺で、1500年以前に開基(創立)され、1590年代に今の土地に建立されたそうです。武田信玄ゆかりのお寺なので、武田菱があちこちに見られます。

庭の牡丹が綺麗でした。

門を入り直ぐ左手に、松尾芭蕉1683年に甲斐へ来たときに読んだ句碑があります(1840年建立とのこと)。

「名月や 池をめぐりて 夜もすがら」

能成寺を出たら道路を渡って直進し(散歩コースではT字路を左折)、早野組の会社の前を通り東に向かい東中学校の前を通り過ぎます。

道なりに歩きつきあたりを左折します。

子安地蔵の角を右折します。

里垣小学校を通り過ぎると、左手に「柴宮神社(しばみやじんじゃ)」があります。ここでもお参りします。

「柴宮神社」の歴史は古く、天照大神の弟スサノオノミコトの正妻、クシイナダヒメノミコトなどが祀られているそうです。

ここの狛犬は阿吽の形式で、毬や子は携えていませんでした。

柴宮神社を出たら、「里垣悠遊館」を通り過ぎ善光寺参道の信号を左折します。

善光寺を右手に見ながら、スタート地点の「かいてらす」をめざします

ゴール!!

いろいろ寄り道をしたので8,7000歩でした。寄り道をしなければ、約3km、4,500歩のコースです。

ひとまずトイレを借りて、かいてらす限定のお菓子と手づくりマスクを購入し、ベンチでお茶をして帰宅しました。大満足の街散歩でした。

 

 

**** 見所その1 「東光寺」****

「法蓋山東光寺」は、臨済宗のお寺1121年に建立され、中国から来た蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が1270年頃に開いたそうです。武田信玄が定めた甲府五山の一つ。仏殿は中世禅宗様建築で国の重要文化財に指定されており、県文化財の薬師如来(鎌倉時代の作品)と従者の十二神将(しんしょう)が安置されています。立派な十二神将は、仏殿の奥にあるため暗くてよく見えませんでした。一度、ゆっくり拝観したい仏像です。

(※掲載は東光寺の許可を得ています)

 

参道には六地蔵がたくさん並んでいます。

六地蔵は、六道(地獄、飢餓、畜生、阿修羅、人間、天上)の地蔵だそうです。

敷地奥にある庭園では、滝を上った鯉が、竜に化身する様を自然石で石組みしています。手前の池と調和されており、一つの場所から観賞する、いわゆる“池泉観賞式庭園”

京都の天竜寺、長野の光前寺と並び称され、山梨県の名勝に指定されています。

(※庭園の入園料は300円)

お寺の裏には、信玄の長男、武田義信(1567年没、享年30歳)や、江戸時代の柳沢吉保の嫡子の子どものお墓があります。

 

**** 見所その2 「輝石安山岩」****

東光寺庭園、石地蔵、道祖神、稲荷大明神の石について、山梨県石材技能士協会の深沢会長に写真を見ていただいたところ、どれも里垣地区で産出した「輝石安山岩(きせきあんざんがん)」とのことでした。現在ではほとんど産出されていないようです。

**** コースのお楽しみ紹介 ****

山梨県地場産業センター「かいてらす」では、さまざまな山梨県の特産品が販売されています(甲府市がおすすめする甲府の良きモノ甲府之証商品も販売しています

私は、かいてらす限定和菓子「武田兵糧丸」を買いました。

かいてらすの“諏訪御料人”様には、気持よく接客していただきました。

ちなみに、武田信玄の側室“諏訪御料人”実名不詳。新田次郎の小説『武田信玄』では湖衣姫(こいひめ)、井上靖の小説『風林火山』では由布姫(ゆぶひめ)(大河ドラマではではゆうひめ)と名付けられ、それらが広く使われ始めたようです。

****コースの感想****

<里垣地区西コース>は、善光寺しか知らなかった私ですが、東光寺をはじめ由緒ある古刹がたくさんあり、甲府の歴史を知るうえでとても興味深いコースでした。

途中の寄り道はどこも上り坂が多く、コースを歩く以上に疲れましたがいずれも楽しめましたトイレはスタートのかいてらすと東光寺にあります。“お楽しみ”は、かいてらす限定の「武田兵糧丸」。おいしく、食べると元気が出ると思います。

おすすめのコースですので、ぜひ足を運んでみてください。

 

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

※トイレ、駐車場は、必ず施設の許可を得てから使用してください

 

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

甲府五山

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/welcome/course/9.html

 

東光寺

http://www.kofu500.com/sightseeing/012.html

 

能成寺

http://www.kofu500.com/sightseeing/013.html

 

山梨県地場産業センター「かいてらす」

http://www.kaiterasu.jp/

 

<参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://www.kofu500.com/event/ev2019/chiiki-rekishi-sa.html

 

 


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画文集『花便り』著者 遠山若枝さんインタビュー

2020-06-01 10:20:36 | 紹介

~本と歩こう⑫~


こんにちは。市民レポーター三井玲子 (みつい れいこ)です。

今回は、3月に画文集『花便り』を出版された、甲府市在住のボタニカルアート作家、遠山若枝(とおやま わかえ)さんを取材しました。

 

遠山さんは長年、ボタニカルアート作家として、県内各地の絵画教室などでご指導されています。

また、画業の傍ら、自然公園指導員レンジャーなど高山植物の保護活動にもご尽力されています。

1987年に初の画文集『花暦(はなごよみ)』(ぎょうせい)を出版。

1996年に2冊目『山に花が咲くとき』(同)を出版し、今年3冊目となる本作を自費出版されました。

白を基調とした壁面に、花々の水彩画が飾られています

本作『花便り』(中央)・前作『山に花が咲くとき』(左)・18世紀イギリスの彩色画(右)

画文集『花便り(はなだより)』は、

第1章「山を歩いて」…地域情報紙「かわせみ」連載エッセイ「山に登り花と出会う」から約60点。

第2章「父の背中」…子どもの頃の思い出にまつわる花々のエッセイ約20点 

から構成されています。

 

残念ながら、数年前に地域情報紙「かわせみ」は休刊。

遠山さんのエッセイを惜しむ声に応え、作品集としてまとめて、今回の自費出版となりました。

 

―いつ頃から、ボタニカルアート作家として活動されていますか?

「40年くらい前からですね。若い頃から絵を描くのが好きで、ずっと続けていました。

昭和58年に、社会教育センターのカルチャースクールで、講師として教えたのが始まりです。

当時はボタニカルアートという言葉がなかったので、植物細密画として教えていました」

 

―自然公園指導員など、山に関わるお仕事もされていたそうですね。

「もともと高山植物が好きで、花をスケッチするために、週末の山登りを始めました。

北岳など何度も登っているうちに、場所や咲く時期などに詳しくなってしまって(笑)。

指導員としてガイドしながら、山の植物の魅力や大切さを伝えたい思いで、保護協会にも入りました。

最初の本『花暦』は、皆さんがよく図鑑代わりに活用してくれましたね」

 

―退職後に、美術学校で学ばれたと伺いました。どのような動機でしたか?

「在職の頃から、油絵も学びたいと思っていたので、ずっと目標を立てていました。

 東京武蔵野美術学園に、オープンスクール(市民講座)も含めて7年間通いましたね。

 美術の歴史や技術を学びましたが、とにかく毎日楽しくて。電車通学で、駆け込んでいました(笑)。

今でも社会人学生の仲間とのつきあいが続いていて、一緒にスケッチ旅行に出かけたりしています」

 

―国内外で花を訪ねる旅をされているそうですね。特に印象に残っている思い出を教えてください。

「そうですね。例えば、ブータンの山を登ったときの、【ノビレダイオウ】(本書53ページ)。

 高さが1m50cmくらいで、山のあちこちに人や塔が立っているような感じに咲いているんです。

 白くて神々しくて、まるで観音像が立っているような、おごそかな景色でした。

色・大きさ・形すべてが初めて目にする植物で、本当に感動しました」

 

愛読書をたずねると、「植物図鑑が大好き」とおっしゃる遠山さん

外国を旅するときは、現地の書店で植物図鑑を求めるようにしているとのこと。

旅と本のすてきな思い出ですね。ちなみに、ブータンの山は4,000m級だそうです

 

 

今回の取材は、遠山さんのお店画廊喫茶「art & cafe GRAPE(アート アンド カフェ グレープ)」(甲府市朝日2丁目)で行いました。

遠山さんは、こちらのお店で絵画教室も主宰されています。

画廊喫茶の店先にはバラが咲いていました

 

取材の後、遠山さん特製のランチをいただきました。

トマトとレタスとチーズの「パニーニ(ホットサンド)セット」は、とろりとしたチーズにトマトの甘み、サクッとしたパンの食感がたまらないおいしさです★★★

食材には、遠山さん自家製の新鮮な野菜が使われています。

お時間のあるかたはぜひどうぞ

(店内では、著作や絵はがきなどの小物の販売もされています)

 

お問合せはこちら

アート&カフェ「グレープ」

TEL:055-225-5775

駐車場はお店の北側に数台分あります

 

ありがとうございました。


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