★ Zoom Up ☆ KOFU 市民レポート ★

甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“ふ”の巻』

2015-03-02 13:33:08 | 育母百科

新米ママたちに捧げるエッセイ


市民ブロガーのジョンけけです。

甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。

 

…の前に、こうふでうふふ。

“ふ”から始まるいいもの、みっけ。うふふのふ。

~水色?空色?~

 

 

水中の気泡

それとも飛行機雲

 

どっちでもいいよ

キミが決めたので正解

だって、自由だもん

誰の心も自由だもん

同じモノ見ても

感じる心は別々だもん

それでいい

それがいい

 

自分の心の色を見つけたかったら

だれかの心に寄ればいい

そうしたら、自分の心のフチが見えるから

ひとりぼっちじゃわからない

自分の心の色なんて、ね

 

だから、今回のうふふな“ふ”の付くもの、それは…

『ふちはぎざぎざ?なみなみ?心のフチどりが違えば見方も違うさ』

なのでした。うふふのふ。

 

ということで、

ままならぬママ業のお助けガイド、

新米ママと赤ちゃんのエッセイ、“ふ”の巻、なんと最終回っ

******************************************** 

“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~

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◆ふりかえればあっというま=振り返ればあっという間。

いったん始まった母親業にエンドマークなんかつきません。

想定外の出来事にあたふたする日々の繰り返し

短編ドラマのようなエピソードが次から次へと展開される様は、まるでオムニバス形式の映画の上映会

子どもと寄り添って生きる道は、行きつ戻りつ、荷物を背負ったり降ろしたり、自我を押したり引いたり、夢を投げたり拾ったり。

我が子の成長と共に副題未定のプロローグ(序章)、クライマックス、エピローグ(終章)は忘れたころにやってきます。

大切なことはどんなドラマが始まっても、モノローグ(独り言)にしてはいけない、ということ

子育ての道を一人ぼっちで歩いていたら気付けるものにも気付けません

心にゆとりができて振り返った時、置いてきぼりにしたものやその道の短さに気付いてこぼす涙の数は少ない方がいいに決まってます

だから、今、笑ったり怒ったり泣いたり、親子で紡ぐ時間をとことん楽しんで、予告なしの明日を迎えに行ける新米ママであれ

と願う先輩ママが結構あっちにもこっちにも存在していることを忘れないでくださいまし経験は力なりごきげんよう

 

母親は一日にして成らず。

でも、心配いりません。

ちゃんと育っていけますから。

子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから。

(おしまい)

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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“ひ”の巻』

2014-12-26 11:12:34 | 育母百科

新米ママたちに捧げるエッセイ


市民ブロガーのジョンけけです。

甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。

…の前に、こうふでうふふ。

“ひ”から始まるいいもの、みっけ。うふふのふ。

~まだだよ…まだだよ…まだだよ…~

 

始まるよ。

新しい一年が。

もうすぐ。

もうすぐそこ。

 

だから、ちょっとだけ。

目を閉じたまま、思い出してごらん。

ふゆ…はる…なつ…あき…そんでまた、ふゆ。

どんなことがあったっけ。

うん、そうそう。

ああ、そう言えば

泣いたよね。

悔しかったよね。

震えたよね。

でも、いつだって、君たちがそばにいてくれた。

みんなで乗り越えた。

みんなとだから乗り越えられたんだ。

悲しかったからって、嫌な思い出とは限らない。

そんな単純なことに、いまさら気付いた。

それでも、いいことも、いっぱいあった。

 

いいことはすぐに笑顔になれるお砂糖。

辛いことはずっとあとに笑顔をくれるしぶ~いお薬。

どっちか片方ばっかりなんてこと、ないんだよね。

世の中ってそういうことになってるみたいなんだ。

だから、笑顔の時間をずっと離したくない。

ずっと、しまっておきたい。

飲まなきゃならないお薬をつつんでくれる、砂糖菓子になってくれるように。

 

…ほら来た

新しい朝だよ

みんなの顔がパッと明るくなった。

~みーんな、あたらしい自分に着替えて輝くんだ!~

 

ぼくら、ナンテン。南天の実。

テスト、ナンテンだった?何点?

「ナンテンでしょうね」えっ?もう一度ちゃん言って。「何て言うんでしょうね」

これが唯一のナンテンなんだ。って、どんな難点?

 

でも、やっぱり、お気に入りは、

難を転ずる、で、ナンテンこれにしましょ難転

 

だから、今回のうふふな“ひ”の付くもの、それは…

『ひとみをパッと開けたなら、それがいいこと始まる合図だよ』

なのでした。うふふのふ。

 

ということで、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、“ひ”の巻、行くわよ

ママはありのままに、レリゴ~

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“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~

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◆ひやしたらしゃっくりがでるのよ=冷やしたらしゃっくりが出るのよ。

ちょいと肌寒い日に、まだまだどうにもぐにゃぐにゃしている赤ん坊と散歩に行く。

「まだ靴は履かないから…」と、赤ん坊本人の寸法よりも1~2サイズぐらい上のサイズのふわふわ、もこもこの服を着せ、

「これなら爪先までホカホカにかくれるからオッケ~」と、ベビーカーに乗せて出かける。

惜しみなく降りそそぐ陽光の中を笑顔で歩いて公園に着く。

ベビーカーから赤ん坊を抱き上げ、園内の散策を始めると、向こうから近所のおばちゃんがてくてくこちらへ来るではないか。

と、構える間もなく目前におばちゃん登場。

「あれまぁ。大きくなったねぇ」というおばちゃんの社交辞令を皮切りに、母親業に対するおばちゃんのポリシー談義が炸裂する。

日なたであっても寒いし、軽いはずの赤ん坊もしばらく縦に抱いてりゃ結構重くはなるしで、

そろそろこの場を去りたいと願うママは、会話の流れを断ち切るべく、重みで当初の位置よりも下がり気味の赤ん坊をひょいっと抱き上げるアクションを起こす。

しかし、非力なママの腕は限界に近づいていたため、大き目の衣類だけが上にたくし上げられる形になり、肝心の赤ん坊は下にずれたまま。

すなわち、赤ん坊の素足だけがニョキっと寒風にさらされる始末。

おばちゃんは眼光鋭くそこに着目。「あれあれ素足はだめだよ靴下を履かせなきゃ冷やしたらしゃっくりが出るんだよぉと想定外のアドヴァイス。

あまりに唐突な内容にママは「んなわけないじゃん」と反論したいところをこらえ、「そうなんですね」と笑顔を返す。

そして何事もなかったかのように帰宅する。

新米ママには、まま起こり得るこの状況。

助言の有難さよりも、近所のおばちゃんから面倒くさいこと言われたという事実だけが記憶に残ることが多い。

しかしながら、こういった昔からの言い伝えは的外れに見せながらも核心をついているのである。

この場合も、赤ん坊は冷えると横隔膜のけいれんを起こしやすい、とも言われるので、

しゃっくりと靴下との関係は想像以上に密なのではないかと疑ってみると同時に、安易におばちゃんを疑ってはいけない、という思考をおすすめしたい。

母親は一日にして成らず。

でも、心配いりません。

ちゃんと育っていけますから。

子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから。

(つづく)

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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“は”の巻 その弐』

2014-11-26 15:11:39 | 育母百科

新米ママたちに捧げるエッセイ


市民ブロガーのジョンけけです

甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。

…の前に、こうふでうふふ。

“は”から始まるいいもの、みっけ。うふふのふ。

 

秋の色のおはなし。

~空色のペンキと黄色と黄緑と~

 

いい天気

お庭には大きないちょうの木。

てっぺんの葉は空が大好き

~いちょうと空の絶品コントラスト~

 

黄色に変身中の葉っぱを抱えた枝と青すぎる空。

その日、お日さまが待っていたのは…、

葉っぱの大運動会

~変身完了の葉っぱ~

 

「合図はまだなの?」

そんな葉っぱたちの言の葉が、

つもりにつもって、もはや葉っぱのおしくらまんじゅう。

そこへ、ぴゅー

~やっと飛び出した葉っぱたち~

 

スタートの合図

つむじ風の“ぴゅー”って、かけ声が合図なんだ。

“ぴゅー”といっしょに、

たまりにたまった葉っぱのおしくらまんじゅうが、

たちまち、ぴゅーぴゅー、飛び出した。

とびっこ

かけっこ、なんだけど…。

甲州弁の、とびっこだぁい

~そんでもって…ごぉ~~~る!~

 

で、一番は

え~と、え~と…、

全員一番

 

ってなわけで、今回のうふふな“は”の付くもの、それは…

『はっぱたち。とびっこ一番!みんなでハッピー』

なのでした。うふふのふ。

ということで、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、は”の巻 その弐、始まるよ。

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“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~

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◆はなげがでてる=鼻毛が出てる。

どんな鉄壁のメイクも鼻毛一本で台無しになる。

我が子の世話に明け暮れ、自分の美容など二の次、三の次。

だから、たまの外出くらい、スーパーモデル張りの化粧で出掛けたい、と望み、OL時代に培ったテクニックで会心のできばえ。

どこから見ても完璧な化粧を施し、出掛け、何人かの人々と出会い、談笑し、家路につく。

そして夜、帰宅した夫に、久し振りのパーペキな化粧顔を見せ、コメントを求める。

が、「鼻毛、一本でてるぞ」。

これは想定外のお言葉。

今日出会った人々のメモリーから、自分の鼻毛を消し去りたいと本気で願うことになる。

どんなに思い詰めた顔で何を話そうとも、鼻毛一本出てるだけで、笑いを誘ってしまう。

と同時に、「出てますよ」と、大切な一言を伝えたいのに伝えられない悲哀さえ呼びこんでしまうのだ。

毛というものは、鼻からちょびっと飛び出すだけで圧倒的な存在感を誇る、超一流のコメディアンになるのだ。

軽んじてはいけない。

針の穴からダムが決壊するように、鼻の穴から鉄壁メイクは決壊する。

多忙な育児の毎日こそ、脇よりも、鼻毛ケアをお忘れなく

 

母親は一日にして成らず。

でも、心配いりません。

ちゃんと育っていけますから。

子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから。

(つづく)

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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“は”の巻 その壱』

2014-10-28 11:45:05 | 育母百科

新米ママたちに捧げるエッセイ


市民ブロガーのジョンけけです。

甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。

※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。 

…の前に、こうふでうふふ。

“は”から始まるいいもの、みっけ。うふふのふ。

~木漏れ日と呼ぶにはまぶし過ぎる~!~

 

朝、牛乳屋さんの配るびんがぶつかりあって、

キン、

と、かわいた音を奏でます

お日さまが満作の葉っぱに話しかけました。

「おはよう、まんさくさん。いい朝ですね」

ところが満作はどこやらごきげんななめなようすでした。

「おはよ、お日さま…ねぇ、ぼく、おかしいでしょ」

「いいえ、どこも。どうかしたのですか?」

お日さまは満作をのぞきこみました。

「いつもどおり、スマートな枝ぶり、それについているハンサムなまんさくさんですよ」

けれども満作は信じません。

「おかしいって言ってよ。だって、ぼく、花でもないのに、こんなに黄色くなっちゃったんだよ。おかしいよ、ぜったい!」

「まぁまぁ、おちついてください。

ねぇ、まんさくさん…まんさくさんの心にある、大好きなものってなんですか?」

お日さまに言われて、満作は目をとじて考えました。

「う~んと…庭のあっちで毎日笑ってたヒマワリさん、と、

それから、ぼくがまだ枝の中で眠ってたとき、そのすぐ上で子守唄のハーモニーを聞かせてくれてた小さなお花さんたち、かな」

お日さまはにっこり笑って言いました。

「その枝にさく花たちも、ヒマワリも、どちらも黄色です。

あなたは今、あなたの心の色にそまったのですよ」

満作は自分のからだの色をもう一度見直しました。

「あ!…ホントだ。じゃあ、そこのサクラの葉っぱは?」

「サクラさんは、たしか、夕焼けの空が大好きだと言っていました」

「それで赤か。じゃあ、その向こうの松は

お日さまは声を小さくしました。

「ないしょですよ…マツさんは、すききらいがないんですよ。何を見ても“フツー”。

だから、何色にもならないのです」

「へぇ。だから緑色のまんまなんだね。なんだかうらやましいような気もするなぁ…」

満作はためいきを一つつきました。

お日さまは満作に言いました。

「私は、まんさくさんやサクラさんたちがうらやましいですよ。

だって、この季節をまるごと自分たちの色に染めてしまうんですから」

「そうかもしれないんだけど、やっぱり、ぼく、緑色も好きだったし…。

また、緑色に、もどれるんだよね?」

「それは、“はい”でもあるし、“いいえ”でもあります」

お日さまは、ちょっとくちごもりました。

「つまり、今年のあなたはもどれませんが、来年のあなたはまた緑色です」

「どういうこと?」

「これから先、もっと、寒くなると、あなたは枝にサヨナラをしなければなりません。

けれど、死んでしまうわけじゃないんです。

しばらく土のベッドで休んで、私の日差しがすこしずつ強くなりはじめるころ、

また、スマートな枝ぶりの木のどこかから、あなたはハンサムな顔を出すのですよ…緑色の」

そう言って、お日さまはほほ笑みました。

満作はちょっと泣きそうになりましたが、声をふりしぼって言いました。

「ねぇ、お日さま。ぼくのこと、ずっと見ていてくれる?」

「見ていますとも。

たとえあなたがやめてと言っても、

たとえあなたがかくれてしまっても、

ずっと見ていますよ。ずっと」

お日さまの返事を聞いて、満作の顔がみるみるぱぁっと晴れました。

「ありがとう、お日さま…うん、いい朝だね

満作の葉っぱの上には、大きなダイヤモンドが輝いておりました

 

今回のうふふな“は”の付くもの、それは…

『ハンサムな紅葉満作とゴージャスな朝日…ダイヤモンド満作って呼んでね』

なのでした。うふふのふ。

※満作・・・落葉高木

ということで、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、“は”の巻 その壱、始めます。

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“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~

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◆はじめはあるけどおわりはない=始めはあるけど終わりはない。

ズバリ、子育て。あるいは母親としての人生。

スタート地点は大概産婦人科付近だったとはっきりわかるのだが、ゴールなど見えない

ゴールの方向もその道程も皆目見当がつかない。子どもの成人式も結婚式もゴールではない。

母親自身の人生が幕を下ろした時点のような気もするが、おそらくはあの世でも子の心配はし続けるであろう。

女という生き物は、母親となったなら、その身体は死んだように見えたとしても魂はずっとどこかで生き続ける、
そんな、生物学だけでは語りつくせない超生物になるのだ。

メビウスの輪とはまた意味合いの異なる終わりの無さを有する。

お陰で育てられた子どもは、年齢という社会的な尺度に当てはめれば高齢者という立場になろうが、
生涯子どもという未完成なポジションを心の奥の秘密の小部屋に隠しておくことができ、
越えられそうもない壁にぶち当たったときなどは、そこいらへんで絶えず待機してくれているであろう母の前で泣き言を言う“子ども”に戻れるのだ。

つまり、母親というものは子どものために終わりがあってはいけない存在なのである

 

母親は一日にして成らず。

でも、心配いりません。

ちゃんと育っていけますから。

子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから。

(つづく)

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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“の”の巻』

2014-09-30 10:52:30 | 育母百科

新米ママたちに捧げるエッセイ


市民ブロガーのジョンけけです。

甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。

エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。 

…の前に、こうふでうふふ。

“の”から始まるいいもの、みっけ。うふふのふ。

~よーく見てみて!空から光の帯が伸びてるの~

甲府盆地の雨上がり。

ふかふかの天井のようだった灰色雲がだんだんとちぎれて、

ちぎれたすき間から、お日さまの光がさすの

いくすじも、いくすじも。

細いの、広いの。

黄金色や白金色。

きらめきながら、ゆらめきながら。

天から何かを広げるかのように伸びるその帯は、

地上の鋼鉄よりも自信満々で、

けれど、かろやかに空気とまじりあってもいるようで、

目の前にありながらファンタジーのよう。

だから、天使のはしご

 

今回のうふふな“の”の付くもの、それは…

『のぼってみたいけどおりられないかも?な、宇宙一でっかいはしごよ』

なのでした。うふふのふ。

 

ということで、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、“の”の巻、始まりだーい!

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 “随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~

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◆のりものよい=乗り物酔い。

とある休日。今日は天気もいいし、毎日家で子育てに追われまくるママの気晴らしも兼ねて、
家族みんなで気持ちよくドライブにでも行くか、とパパは一日運転手になる決心をする。

パパの思わぬお誘いにママもご機嫌で以前買っておいたお気に入りの服を引っ張り出して着用。

赤ちゃんを抱いて車に乗りこむ。車内で赤ちゃんはいくらか仰向け寝になる様なスタイルでチャイルドシートに固定され、
後部座席にママと並んでうつらうつら。

ご機嫌な3人を乗せた車はご機嫌なドライブを続け、やがて帰り道、車に揺られてほぼ寝ていたような赤ちゃんがぐすりだしたので、

「パパぁ、ちょっと車を停めて」と、ママはチャイルドシートのベルトを外し「あらあら、ドライブ飽きちゃった?…どれ、よいしょ」と笑顔で赤ちゃんを抱え上げたその瞬間、

赤ちゃん、表情そのままで「んぶはぁっ!!」。ママの笑顔が凍る。

お気に入りの服を着たママの肩から胸に、赤ちゃん、ゲロリ。

狭い車内にちょっと酸っぱいような妙な香りが充満する。

「いやーっ!なんてことするのぉ?!パパ、助けてぇ!」と、ご機嫌だったママはゲロリの体勢で固まったまま、めっちゃ不機嫌。

期待に応え、助けに後部座席に行ったパパが言う。

「車に酔ったのかなぁ、赤ちゃんなのに」。その通り。

まだぐよぐよと、いかにもどこもかしこも柔軟そうな赤ん坊は車酔いなどしないと思われていたりもするが、
体の柔軟性と関係なく、酔うこともあるのだ。

問題は耳の奥に存在する三半規管で、関節の柔らかさではない。

三半規管が未発達だったり正常でなかったりすると車酔いは発生する。

おそらく赤ちゃんは前者であろう。

つまり、しっかり発達しさえすれば突然のゲロリはなくなり、ご機嫌なママはご機嫌なママのまま帰宅でき、
悪気のない赤ちゃんが知らぬ間に迷惑がられることもなく、ママの明日の活力と成り得る楽しいドライブが完結することとなるはず。

赤ちゃん連れの外出にお気に入りの服を着るのは、余計ながっかりのもとなのだ。

母親は一日にして成らず。

でも、心配いりません。

ちゃんと育っていけますから。

子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから。

(つづく)

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