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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

小・中学生の居場所づくり『甲府学びくらぶ』

2023-08-31 11:13:13 | 紹介

〜『広報こうふ』9月号こぼれ話


 

こんにちは。市民レポーターの “クッツー” こと沓間聖です。 『広報こうふ』9月号 とびだせ!市民レポーターのコーナー、小・中学生の居場所づくり『甲府学びくらぶ』ご覧いただけたかな? 今回は、紙面ではお伝えできなかった、こぼれ話です。

 

~楽しく安全な居場所づくり~

『甲府学びくらぶ』の大きな目的は子どもたちの居場所づくり。学校でもない、家庭でもない、もう一つの居場所。話を聞いてくれるお兄さんやお姉さんがいて、ふだんは出せない自分を出すことができる場所。地域のお祭りや運動会が減っている中、学校や学年に関係なく、交流することができる貴重な場でもあります。学習が終わったり一区切りついた時、ボードゲームをしたりトランプをしたりすることもあるそうです。講師の方から「勉強している時とは違った表情をし、新たな面を発見できる。」という声もきかれました。来てよかったと思ってもらえるような声かけを心掛けているそうです。取材の日にやっていたイラストしりとり。講師の方と中学生のかけ合いに、こちらもほんわかした気持ちになり、楽しく安全な居場所ということを実感しました。

 

~一人一人を大切にした学習支援~

取材した日、中学生の取り組んでいた問題集のあるページに、3問ほどやってない計算問題がありました。私が「どうしてこの問題はやってないの?」ときくと、小さな声で「それはここでやろうと思って、とっておいた。」と教えてくれました。『甲府学びくらぶ』をとても身近に感じているんだなあと思いました。講師を務めている大学生の中には、自分もボランティアの方に勉強を教えてもらった経験から、感謝と恩返しの意味も込めてこの活動に参加している方もいるそうです。長時間、学習をすることが苦手な子どもには、時々休憩をはさみながらと、その子に応じたペースで学習できるように工夫しているそうです。

 

~子どもたちをバックアップ~

『甲府学びくらぶ』は、それぞれの曜日ごとに3つの協力団体が運営をしています。取材した日の運営団体は、甲府ライオンズクラブで名称は〈ライオン寺小屋〉でした。講師の大学生たちは、甲府ライオンズクラブの方々が活動中、いっしょにいて見守っていてくれていることがとても心強いと話していました。甲府ライオンズクラブの方々から、多くの人にこの『甲府学びくらぶ』のことを知ってもらい、継続していきたいというお話をうかがいました。

 

おまけ

子ども応援センターでは、『甲府学びくらぶ』の他に学用品のリユース事業もしています。学生服や体育着、ランドセルや通学カバンも提供しているそうです。みんなで子どもたちを応援したいですね。

 

 


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市役所は穴場スポット

2023-08-28 09:32:42 | 紹介

市役所へ行ってみました


 

まだまだ暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。市民レポーター『野呂貴美恵』です。

猛暑の日があったり、突然に大雨が降り続いたりして、お天気もハッキリしませんね。その時々の季節の移り変わりを『気軽に』楽しめる場所のご紹介です。

甲府市役所の10階にある【展望ロビー】です。

市役所といえば、何かの手続きをする時や、選挙の期日前投票以外に訪れることがないかと思います。甲府市街を展望する場所においては『穴場スポット』になります。

 

甲府市役所です。

『受付』の左側にエレベーターがあります。

エレベーターであがって『10階』になります。

階段もあります。運動をも兼ねるなら、ぜひ階段で。階段を登っていくと、市役所職員のかたと、よくすれ違います。皆さん、健康的!

10階です。『展望ロビー』は左側に歩いていきます。

さらに曲がりましょう。あと少し。

さあ、到着です。右側に湯村山も見えます。

甲府は山々に囲まれていますが、どんな山なのか『ガラス』に明記されています。目線をあわせて見ると、とてもわかりやすいです。配慮に感謝。

平和通りを望み。

疲れたのでベンチで休憩。

このベンチは御岳町にある「奥御岳市有林」の木材から作られたものです。

水源地の下流域に住む黒平町の造林組合が、地元の山を自分たちの手で良い山にしようと考える中で、甲府市と協力し約10年かけて達成したものです。

山にかける熱い想いがつまったベンチに座って、のんびり甲府の空と山々を眺めました。

1時間までは駐車場代は『無料』です。帰りに、1階受付の右側にある『管理室』へ行きましょう。

駐車券を見せて「展望ロビーへ行きました」と言うと1時間無料の手続きをしてもらえます。

季節の移り変わりを散策しに、ぜひ『市役所』へどうぞ。


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かずさんの街散歩vol.40

2023-08-22 15:59:56 | 紹介

山散歩 八王子山(白山)編


 

こんにちは。今年度の市民レポーター、「かずさん」こと武田和巳(70才)です。私は202210月で市のホームページに掲載されている甲府市ウォーキングマップ31地区のコースを歩きブログにまとめました。引き続き“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”目標に甲府市の魅力をご紹介していきます。

甲府市31地区コースのブログは以下にまとめて掲載されています。是非ご覧ください。

甲府市ウォーキングマップ 

 

****コースの紹介****

今回は「低山散歩」第四弾、甲府市にある低山の一つ、千代田地区にある標高600mの八王子山に登りました。千代田湖の南側にあり、山頂稜線は花崗岩の真砂土で雪が降ったように白くなっていることから「白山」とも呼ばれています。低山の割には眺望がよく、富士山をバックに甲府市街地の風景、特に夜景の写真がCMなどで使われています。

また、春先には高い山で見かける、白い花を付ける「ヤマイワカガミ」の群生が見られるそうです。「ヤマイワカガミ」は「カイイワカガミ」とも言うそうで、甲斐の名が付く貴重な花とのことです。(山岳ライター小林千穂氏談、山梨新報2023414日記事より)

千代田地区の「かずさんの街散歩vol.24」は下記をご参照ください。登山道は次の地図をご参照ください。

2023517日に登りました。この日は天気が良く、頂上からの眺めも最高でした。(地図とブログ内容の確認のため、202388日にも登りました。)車は、千代田湖南岸にある公衆トイレの横に駐車しました。「公衆トイレ前の駐車スペース」からスタートします。

湖岸を反時計回りに歩き始め、50m程で右手に「至白山」と書かれた登山口の道標があります。そばには甲府市にある「すみよし愛児園」の手作りの看板がありました。この山を管轄している甲府市林政課の方にお聞きしたら、「すみよし愛児園」とは平成27年頃に「学校林の協定」を結び、園児教育の一環として植樹体験をしているそうです。その記念として、すみよし愛児園の園児たちが作った看板とのことです。情操教育上よいことですね。年長の子は頂上まで歩き、お弁当を食べて下山するそうです。登山口から急な上りの階段が続きます。園児に負けないように頑張りましょう!!

7分ほど歩くと「分岐点③」があります。どちらも「東屋」に行きますが、今回は道標の「至白山」方向ではなく階段の道を進みます。こちらのほうが歩きやすいです。

数分歩くとT字の「分岐点④」に出るので、ここを右折します。

5分ほど歩くと見晴らしの良い「地点⑤」の「東屋」があります。「分岐点④」から東屋」が見えます。

ちなみに「分岐点③」の道標のコースを歩くと、東屋近くの道は花崗岩の岩肌で滑りやすいためご注意ください。

東屋からは、千代田湖と片山が間近に見え、奥には甲斐駒ヶ岳など南アルプスの山々が望めます。5月の時期は、熊蜂がたくさん飛んでいて東屋でのんびり休憩ができませんでした。

千代田湖方面ではなく、山頂方面に向かって歩いていきます。途中、「犬に見えた松の枯れ枝」や「野生動物のフン」があり自然が一杯です。10分ほど歩くと「分岐点⑥」があります。

「分岐点⑥」で左側の道を進みます。20分ほど歩き、下り坂を少し行くと「分岐点⑦」があります。「分岐点⑦」では、真ん中の道が正道ですが、ちょっと急なので左側の「至湯村山」方面の道(黄色の矢印)を進みました。

「分岐点⑦」を過ぎると程なく頂上下の「分岐点⑧」に着きます。

甲府名山の一つ、標高600mの八王子山(白山)の頂上に到着です。頂上には「三女神」と「五男神」がご祭神の「八王子神社」が祀られていました。この神社から見下ろす富士山を抱く甲府の街並みは見事です。テレビCMでも使われている程で、夜景はさらに綺麗だそうです。

「八王子神社」の裏手にある道を下っていきます。花崗岩の岩が露出している岩場が数十メートル続きます。足場が悪いのと、砂があり滑りやすいので十分な注意が必要です。

「地点⑨」の岩場を過ぎると、竜王方面が望める「地点⑩」があります。

「分岐点⑪」に向かってどんどん下っていきます。

「地点⑪」に出たら、鋭角に右折し、高低差の少ない林の道を、左手に千代田湖を見ながら進みます。5分程で「地点⑫」の十字路に出ます。

「地点⑫」を左折して、広場を左手に見ながら千代田湖湖畔に向かうと「地点⑬」があります。

「地点⑬」に出たら右折して、千代田湖湖畔を歩いていきます。10分ほど歩くとスタートした、「地点①」にGOALです。お疲れ様でした!!

**** コースの感想 ****

登山口から八王子山頂上まで普通に歩いて約30分、頂上からスタート地点まで約30分、合計約1時間、歩数は約5,000歩の低山散歩でした。私達は途中の景色が素晴らしかったので、見とれている時間が長くたっぷり2時間かけて歩きました。こんな近場にある低山に感激です。幼稚園児をはじめ、山の途中では、緑ヶ丘スポーツ公園からトレイルランニングで登ってきた男性、千代田湖を一周して八王子山頂上にランニングで来た女性、山頂からの景色に癒されたいから買い物ついでに気軽に登られた女性、しっかりとトレッキングの装備した女性などいろいろな方に出会いました。毎日頂上まで登っている80歳の方もいらっしゃるそうです。それだけ地域に根付いた身近な山なのだと思います。幼稚園児や高齢者などの初級者から、トレイルランニングやトレッキングをする上級者まで楽しめる素晴らしい登山コースでした。

 


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納涼に!昇仙峡で自然を感じよう

2023-08-17 09:57:09 | 紹介

〜甲府の魅力はっけん!子どもとおでかけ④


 

こんにちは!市民レポーター武居みおです。

7歳と5歳の2児のママ目線で、子供と一緒に、家族と一緒に出かけたいなと思う甲府のスポットを紹介していきたいと思います。

 

今回のお出かけスポットは、言わずとしれた景勝地、甲府市北部にある昇仙峡です。全国観光地百選の中でも渓谷の部第一位に選ばれるほどに有名な場所ですが、子連れで訪れたことはない場所でした。

今回は「涼」を求め、7月下旬に初めて家族で訪れた様子をレポートしたいと思います。

昇仙峡はとても広く、玄関である昇仙峡口から滝上エリアまでは6kmほどのトレッキングコースになっています。靴などの装備も必要なため、今回は滝上エリアの周辺を子どもと歩いてみることにしました。トイレは子供用がなく、公衆トイレが滝上エリアの入り口付近にあるのみで、中にはないので済ませてから行きましょう。

無料駐車場に車を停めて、宝石やお茶屋さんのお店を進んだ先に、滝上の部分に面した河原があります。子どもと一緒に降りて、水に少し触ってみました。とても澄んだ清流で夏でも「つめたーい」と言ってはしゃぐ子どもたち。河原の石に座り、足を浸す人もいましたが、流れがとても速いので子連れの方は注意が必要です。

続いて、仙娥滝の近くへ階段を降りて行ってみました。階段の近くは樹木が多く、日向よりさらに涼しく感じました。市内より5~7℃ほど気温は低かったようなので、子どもたちも一段一段、気をつけながら元気に階段を降りました。

滝の近くは水しぶきが飛んでくるほどの迫力です。子どもも「すごーい」と初めて見る滝に驚いていました。多くの観光客で賑わっていました。

続いて、昇仙橋に向かいます。子どもには余裕な高さの岩のトンネルです。

昇仙橋から見た下流の景色です。川の流れの速さと透明度がわかります。もう少し歩きたかったのですが、日差しが非常に強かったので、引き返すことにしました。もう少し涼しい時期になれば、子どもでも先にある石門あたりまで行けるのかなと思います。

帰りは、家族で背比べしながら通りました。上りの階段は幼児には大変で、途中で抱っこして登ることもありましたが、小学生くらいなら問題ないと思います。滝を見たり岩石を近くで見たりと短時間でも楽しむことができました。

避暑にもおすすめですが、紅葉の時期にもまた訪れて見たいと思います。現在(令和5年11月30日まで)、甲府市でハローキティおでかけスタンプラリーを行なっていて、昇仙峡ロープウェイもスタンプスポットになっています。子どもを連れて行ったことのない方も、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

 

 


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「短歌の基本を学ぶ入門講座」に行ってきました♪

2023-08-02 13:03:24 | 紹介

本と歩こう(49)


こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。今回は6月28日(水)に南公民館で行われた、『短歌の基本を学ぶ入門講座』のご報告です♪講師は、三枝浩樹(本名 三枝 亨)さん。甲府市生まれ、甲斐市在住の歌人です。

 

講師プロフィール

山梨県歌人協会会長。「沃野」編集発行人。

河野裕子氏、永田和弘氏、小池光氏、道浦母都子氏らと共に、団塊世代を代表する歌人の一人。

父・清浩(本名:福武)氏は植松寿樹門下の歌人。五人兄弟の五男。歌人で文芸評論家の三枝昴之氏は四兄。高校時代、歌誌「沃野」にて植松寿樹に学ぶ。法政大学文学部英文学科入学後、法政短歌会を結成、同人誌「風車」を創刊。著書は「第一歌集:朝の歌(1975年)ほか。短歌研究賞(2016年)、若山牧水賞(2017年)、迢空賞(2018年)を受賞。(当日資料より抜粋)

まず前半は、三枝先生のテキスト掲載の、小学生から現代歌人までの様々なジャンルの短歌にふれて、それぞれの作品の見どころを学びました。「こころにひびく歌との出会い」で、参加者のみなさんの感性に短歌スイッチが入った感じです。

 

短歌のポイント

◆定型(5・7・5・7・7の拍数)を味方にしましょう。詩歌はリズムが大事。

◆定型は不自由でなく、むしろ自由です。

◆こころに生じた感のさざなみ、小感とか実感を心のノートにスケッチする。

 

他にも、「好きな短歌のリズムや情感を丸ごと覚える」「多くの歌に親しむ」「ボキャブラリーを増やす」「一句でも二句でも、自分の見本・目標になるような歌を持っておく」など、短歌の上達のコツを教えていただきました。

 

休憩をはさんで、いよいよ後半は短歌づくりに挑戦です。三枝先生即興の上の句に、参加者がそれぞれ下の句を詠んでみました。

一つ目の上の句「エアコンが今日は使えず窓あける」に対し、「緑の風がテキスト飛ばす」「一筋の線描(か)きツバメ飛ぶ」「暑い日が射す目に痛いほど」などの下の句が詠まれました。(この日、南公民館はエアコンの工事中でした)

二つ目の上の句「金鳥の蚊取り線香に火をつけて」には、「夜空眺めて亡き人探す」「花火のにおいと孫の言いたり」「広告思う美空ひばりを」といった下の句が詠まれました。詠んだ方の背景が伝わってくるような、どれもすてきな歌ですね

最後に三枝先生は、「身近なもので、目の前のものを引き出して、自分の思いを添える。どんなものでも呼び水にして、歌を詠む素材にして詠んでみてください」と締めくくられました。

三枝先生からのおまけです。好きな短歌を探すには、山梨県立文学館の資料室がおすすめだそうです。「歌集や短歌雑誌など、これだけ揃っているところは全国的にも珍しいですよ」とのこと。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてくださいね

 

本と歩こう(49)

『歌集 黄昏(クレプスキュール)』

三枝浩樹著

現代短歌社発行

三本木書院発売

初版:2020.7.30

著者・出版社の許諾を得て書影を使用しています

 

「~ゆっくりと暮れてゆく町や遠やまなみや木々のたたずまい。そんな灯ともし頃が昔から好きだった。」(あとがきより)

今回は、講師・三枝浩樹さんの歌集から選書しました。タイトルの『黄昏(クレプスキュール)』には、そんな思いが込められています。

 

「綻びを秘めてふたたび歩きだす 繕うことも今はかなわず」「深呼吸」より)

 

三枝浩樹さんの短歌には、思索的な印象があります。日常に埋もれてしまいがちなささやかな感情を、静かに受けとめて、共感を呼ぶかたちに表現しているように思います。みなさんも、こころにひびく歌を探してみてください。

 

―取材へのご協力、ありがとうございました―


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