◆新米ママたちに捧げるエッセイ◆
市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。
…の前に、こうふでうふふ。
“に”から始まるいいもの、みっけ。うふふのふ。
五月の新しい風が、
新しい出会いをくれました。
~空と緑と白い雲、それから…~
「ふぁ~!さわやかでちゅ」
生後二週間の若葉ちゃんが背伸びをしました
「やぁこんにちは」
風に吹かれて白雲がぶらりとやってきました
「こんにちはでちゅ。あたち、若葉でちゅあなたはだあれ?」
「わたしはハクウン空の旅人ですよ、若葉ちゃん」
「旅人…これから、どこへいくでちゅか?」
白雲は静かにほほ笑んでこたえます。
「どこへ行くのか、わたしにもわからないんです
私の行く先は、いつだって風が決めますから。
だから、絶対にケンカしてはいけない相手は風なんですよ」
「へぇ。風ってこわいんでちゅか。風はどこにいるでちゅか?」
「若葉ちゃんのまわりに。今までも、これからも、ずっと、一緒に」
若葉ちゃんは目を丸くしてきょろきょろしました。
「見えまちぇんどこにもいまちぇん
ハクウンしゃんはウソつきでちゅ。風、こわいでちゅ」
白雲はやさしい声で言いました。
「風は見るものではないんです。感じるものですから
…あぁ、そろそろ、若葉ちゃんとお別れのようだ
また風が私をどこかへ運んでくれるようです
大きくなったあなたと会えることを信じています
お元気で!さようなら、若葉ちゃん」
白雲はだんだんと若葉ちゃんから遠ざかり、
若葉ちゃんのカラダを風がすり抜けていきました。
「感じまちた。これが風なんでちゅね」
若葉ちゃんは少しだけ大人に近づきました
白雲と若葉ちゃんのさわやかな出会い。
さわやかっていうのは、
ちょっとだけだからこそ…なんです
うふふな“に”の付くもの、それは…
『にどどないかもしれない出会いだと気付いてしまった二人』
なのでした。うふふのふ。
ということで、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、“に”の巻、行っきまーす!
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“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~
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◆にんきものだからってよろこぶとはかぎらない=人気者だからって喜ぶとは限らない。
久し振りの休日、近所のスーパーでちびっ子に大人気の戦隊モノのヒーローショーがあるというので、
ママとパパはかわいい我が子を喜ばそうと張り切って連れて行く
同じ発想の親子で満員のむんむんの空気の中、いよいよヒーロー登場
途端に会場は甲高い悲鳴に包まれる。泣き出し、逃げ出す子もいる。さもありなん
いつも見ているヒーローはテレビと言う平べったい四角い枠の中で、
数センチから数十センチの大きさでほぼ平べったいまま闘っている。
それがなんの前触れもなくいきなりママたちと同じデカさ及び立体で迫ってくるのだ
これはただごとではない。いつもと全然違う。異常事態。怖い。ぎゃあ~、である
子どもにしてみればこの状況でほほ笑んでいるママたちこそ異常事態である。
つまり、大人はヒーローの中身はアルバイトのお兄ちゃんだろうと暗黙のうちの了解をしているわけで、
反面、それこそが子どもに明かしてはいけない、これまた大人社会の暗黙のルールなのだ。
そんな子どもも成長していく中でやがては大人の事情を自然と受け入れ、
「ぎゃ~!」から「ふふん」に変わるときがやってくる
これはヒーローに限らない。ゆるキャラに象徴されるやたらと頭部のデカいキャラクターの着ぐるみも同様。
問題は想像を超えるデカさのものが近づいてくる恐怖にほかならない
正義の味方だとかキャラがかわいいとかとは全く無関係。
ファンタジー出身のファジーな生き物を目の当たりにする場合、人気者だからって喜ぶとは限らないのだ。
母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから
(つづく)
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