★ Zoom Up ☆ KOFU 市民レポート ★

甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

甲府市2枚目のマンホールカードゲット!

2020-12-24 11:49:24 | 紹介

「甲府市公共下水道ナデシコ」配布開始


市民レポーター村上由実です

 

先日、甲府市の2枚目のマンホールカード「甲府市公共下水道ナデシコ」を入手しました

マンホールカードは、GKP(下水道広報プラットホーム)と地方公共団体が共同で作成したマンホール蓋のコレクションカードで、すでに全国で500種類以上のカードが発行されています。

しかし、こちらのカードは新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため、配布が一時休止となっていました。

 

それが、2020年8月21日から配布開始になったと聞き、早速行ってきました

 

配布場所は、甲府市立図書館

入るとすぐ左側に案内があり、簡単なアンケートを記入する必要があります。

手順に従い、記入したアンケートをサービスカウンターに持っていくと…

 

回収箱があるので、そこにアンケートを入れるとカードをいただくことができます。

※館内は撮影禁止ですが、今回は市民レポーターブログ用ということで、特別に撮影させていただきました。

 

カードを入手した私が次に向かったのは、甲府市上下水道局

こちらには「マンホールカード」と同じデザインのマンホールが置いてあります。

このデザインは、市内の下水道敷設地域全般に設置されているそうですが、カラーがあるのはココだけ。

せっかくなので、一緒に記念撮影をしました(笑)

ほかにもさまざまなマンホールの蓋が置いてありました。

こちらは、下水道整備当初のもの。

旧中道町のもの。

そして、旧上九一色村のもの。

さらに、こうふ開府500年事業PR用オリジナルデザインマンホールなども置いてありました。

普段、水道局に足を運ぶことはほとんどないので、マンホールカードをきっかけに、貴重な機会をつくることができました。

 

甲府市には、2018年8月11日から配布を開始している

「武田信玄公イラスト/風林火山」デザインもあります。

私が入手した当時は観光案内所で配布されていましたが、現在は「甲府市武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)」で配布されているとのこと。

興味のある方は、信玄ミュージアムを訪ねてみてくださいね

 

また、山梨県内では、甲斐市や中央市、上野原市などでも配布されています。

どれも個性的なデザインなので、写真だけご紹介します。

最近では、2020年12月17日から南アルプス市で配布が始まりました。

どれも無料で入手できるので、収集がお好きな方はぜひ集めてみてはいかがでしょう。

実際のマンホールを探し、見比べるのも楽しいですよ

マンホールカードの配布開始について

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kanko/documents/coronavirus/manhole.html

下水道広報プラットフォーム

http://www.gk-p.jp/mhcard/

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かずさんの街散歩vol.12

2020-12-14 14:54:29 | 紹介

池田地区


 
こんにちは市民レポーター「かずさん」こと武田和巳(67才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”を目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコースを歩き、中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

前回<vol.11 中道地区>の記事はコチラ

vol.1:東地区Aコース vol.2:千塚地区北側コース vol.3:大里地区アイメッセコース vol.4:里垣地区西コース vol.5:住吉地区全周コース vol.6:玉諸地区 vol.7:北新地区 vol.8:湯田地区 vol.9:春日地区 vol.10:石田地区

番外編1:「米倉山太陽光発電所」と「ゆめソーラー館やまなし」

 

****コースの紹介****

第12回は、<池田地区>です。

今回は、最新(2020年11月現在)のコースではなく、2020年4月時点に掲載されていたコースを歩きました。

※最新のコースは、『甲府市ウォーキングマップ』p12に掲載

池田地区のウォーキングマップはコチラ

 

~池田地区~

池田地区は、中央線で北部と南部に二分されています。2020年4月時掲載のウォーキングマップをもとに、南部側を散歩しました。北部側には1600年頃の神社仏閣や荒川の信玄堤など歴史のある場所が多く、後半の“見所”でご紹介します。

 

2020年11月13日(金)、「池田小学校正門」からスタートしました。

池田小学校は明治5(1872)年に創設した、150年近い歴史のある小学校。甲府大使でもある大相撲の竜電関は、池田小学校の卒業生です。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

池田通りに出て信号を渡り左折します。最初の道を右折します。

しばらく直進。右手に「青い鳥成人寮」のある角を左折し、直ぐに右折します。

住宅街の道を道なりに、荒川の堤防まで進みます。車通りも少ないので歩きやすいです。

荒川の堤防に向かって歩きます。対岸の堤防の方が数メートルほど高く見えたのは気のせいでしょうか?

堤防に出ると気分爽快になります。甲府市内を流れる荒川土手からの景色はどこの地区でも清々しくなりますね。古代より氾濫し水害を起こしてきた荒川ですが、護岸工事等により今は穏やかな川です。

土手を長松寺橋方向へ歩きます。

急角度の坂を上り、飯田通りに出たら左折。木がこんもり茂っている「呂山園」をめざします。

「呂山園」には、小宮山清三氏の碑、農地改革記念碑、馬頭観世音の碑がありました。小宮山清三氏は池田村の村長で、我が国の「消防の父」と慕われ、「木喰上人(もくじきしょうにん)」を世に広めた人でもあるそうです。

「呂山園」を出たら、東海大付属甲府高校をめざして飯田通りをひたすら歩きます。車通りが多いので、気を付けて歩道を歩いて下さい。

しばらく歩き、東海大付属甲府高校の手前を左折します。

 ⑩学校の横を通り、最初のT 字路を左折したらそのまま進みます。住宅街なので歩きやすいです。

池田幼稚園手前のT字路で左折します。

とにかく道なりに歩きます。狭い道もありますがどんどん行きましょう!!

池田通りとのT字路に出たら左折します。

池田小学校正門にGOAL!!!

**** 見所紹介1 「長松寺(ちょうしょうじ)」 ****

長松寺橋の名前の由来になっている「長松寺」まで車で行ってみました。中央線より北側エリアにあります。

正式名は「甘露山長松寺(かんろざんちょうしょうじ)」で、臨済宗のお寺です。開基は武田信満(甲斐武田第10代当主※創始を武田信義として)で、境内に供養塔がありました。

明治5(1872)年に、池田小学校の基となった「長松寺学校」がここに創設されたそうです。

**** 見所紹介2 甲府市内で見られる「信玄堤」****

「信玄堤」といえば旧竜王町にある釜無川が有名ですが、実は池田地区の荒川沿いでも「信玄堤」を見ることができます。場所は、荒川に掛かる「音羽橋(おとははし)」のたもとにある「史跡学習公園」。ここには、信玄堤特有の構造「霞堤(かすみてい)」のミニチュア水路があります。普段水は流れていないようですが、この場所に多量の川の水を流し込み、洪水を起こし、霞堤の効果が観察されるのだと思います。定期的に見学できる機会があると良いですね。千松橋から荒川橋までの間には、土手が途切れて、外側に新たな土手が重なっている個所があり、これが「霞堤」の遺構だそうです。

詳細は下記をご参照ください。

  • 甲府市ホームページ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/kamejii/061.html

  • 国土交通省甲府河川国道事務所資料

https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000021704.pdf

 

**** 見所紹介3 「八幡神社」 ****

池田地区南部、新荒川橋近くに、慶長8(1608)年頃に創建された「八幡神社」があります。

祭神は「誉田別命(ほんだわけのみこと)」で、地区の守護神、安産の神だそうです。

時代劇のロケができそうな雰囲気の神社でした。

鳥居は低く、頭を下げないとくぐれませんでした。

**** コースのお楽しみ紹介  ****

飯田通り、東海大付属甲府高校の少し手前に「竹泉(ちくせん)」という和菓子店があったので、散歩の帰りに寄ってみました。

創業45年で、現在の御主人は2代目とのこと。

店名の由来は、初代「岡部 泉」さんの「泉」に、“破竹の勢い”と例えられる「竹」を付けて名付けたそうです。

一番の売りは「みたらし団子」。 注文してから店先で焼いてくれます。焼きたてはホカホカでやわらかく、とてもおいしかったです!「ずんだ団子」もおすすめです(母の実家が仙台なので、“ずんだ”にはちょっとうるさいです)。

 

 

**** コースの感想 ****

<池田地区>は、中央線を境に北部、南部にわかれています。南部側は学校、住宅地が多く、道路も曲がって入り組んでおり、時々道を間違え迷子になりそうでした。でも飯田通り、池田通り以外は車が少なく散歩しやすかったです。

歩数は約8,000歩で満足。トイレは西部児童センターで借りられそうです。北部エリアには、歴史の古い神社仏閣や古墳があり、コース外ではありますが、見所紹介として3カ所行きました。

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

 <参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://kofu-tourism.com/news/77

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

癒し効果が期待される「森林セラピー」体験☆

2020-12-11 10:13:22 | 紹介

武田の杜で、ストレス発散!?


こんにちは。市民レポーター山本です。

11月の休日、武田の杜で開催されている“森林セラピー”を体験してきました

 

※「武田の杜」と「森林セラピー」については、『広報こうふ』2019年8月号で、市民レポーターの高柳さんが紹介しています。

 

森林医学の観点から“森林セラピー基地”と認定されている森は、全国に62カ所あるとのこと。山梨県で認定されているのは、甲府市の「武田の杜」と、山梨市の三富川浦(西沢渓谷)の二カ所だそうです。

まず体験前に、唾液からストレス度を測定。

数値が高いほどストレスを抱えているそうです。

出発時の数値は67KU/L

どう変化するのでしょうか

 

森林セラピー体験は、森林セラピーガイドの方と一緒に森の中を歩きます

説明を聞きながら、聴覚、触覚、視覚、嗅覚、味覚を使って体験します

森の中はほぼ平らで、整備されている道を歩くのでとても歩きやすいです

体験したのは11月の終わりころ。紅葉がとてもきれいでした

歩くときの落ち葉を踏みしめる音が、とても心地よいです。

高台から見える景色

さらに奥へ進むと、これまでとは違った景色が見られます

人の個性のように、木も1本1本温度が違い、実際に触ってみると温かく感じる木、冷たく感じる木とさまざまです

木からは、人に癒しを与えると言われる“フィトンチッド”と呼ばれる香り成分が放出されています。

空気よりも重く、地面に近いほど濃度が高いので、フィトンチッドをより感じられるように森の中で地面に寝転がりました。

 

寝転がると、今までほとんど見ることのなかった景色が広がり、空気がとてもきれいで気持ちがすっきりしました

“ダンコウバイ”のつぼみを拾って、香りを感じる体験も

この時期、花は咲いていませんが、枝や落ち葉からも爽やかな香りがしました

 

 

さて、体験が終わったあとのストレス数値ですが…

38KU/L

体験する前と比べ約半分になりました

 

普段の生活から少し離れて、森の中を、五感を使って歩く体験。とても良い気分転換になりました

1年を通して体験できるので、お好きな季節に参加されてみてはいかがでしょうか

 

 

武田の杜

武田の杜森林セラピー基地

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「山梨県障害者芸術・文化祭」に行ってきました♪

2020-12-07 11:48:30 | 紹介

~本と歩こう⑱~


こんにちは。市民レポーター三井玲子 (みつい れいこ)です。

 

今回は、11月6日(金)・7日(土)に開催された

「山梨県障害者芸術・文化祭」のご報告です

 

テーマ:「共生(きょうせい)」

障害のある人とない人が共に楽しみ、喜び、互いを理解しあうことができる空間を創ることで、「共同社会の構築に向けた実感・共感を広げることをテーマにしています。

(チラシより抜粋)

 

6日(金):障害者による物品販売(甲府駅北口よっちゃばれ広場)

7日(土):舞台発表(山日YBSホールよりYouTubeでライブ配信)

 

     アーカイブ ▶ https://youtu.be/WyGogS8Wj9I 

3日(火・祝)~7日(土):山梨県障害者文化展(山梨県立図書館) 

 

6日(土)は好天に恵まれ、よっちゃばれ広場の物品販売会場は多くの人でにぎわいました。

農作物やお菓子・手作り雑貨など、新鮮でおいしく、創意工夫にあふれた品物が並んでいました。

花の苗:みらいファーム(昭和町)

クリスマス雑貨:ワークハウスふたば(甲斐市)

芸術・文化祭チラシ表(左)・裏(右)、文化展チラシ

 

山梨県立図書館のイベントスペースでは、障害者文化展が開催されていました。

どの作品も見ごたえがあって、来場者の感性を共に豊かにするような展示会でした。

会場で、教え子の作品を観に来たという書道教室の先生にお話を伺いました。

「(受け持ちの)生徒さんたちは、お稽古もすごく集中して、一生懸命に取り組んでいます。

生活としての仕事と創作活動の両立は大変だと思いますが、維持できるように頑張ってほしいです。

純粋な心で生み出される作品に、教える方もすごくいい刺激を受けています。」(談)

好きな作品に一票。第1位は? 

 

 

物品販売では、私も野菜や雑貨を購入。

楽しくお買い物をして、おいしくいただきました♪♪

 

文化展では、障害者も健常者も関係ないような、すばらしい作品の数々を鑑賞し、

芸術の原点を感じるようなエネルギーをもらった一日でした★★★

 

 

~本と歩こう⑱~ 全盲の子と、のりこえたママのからのメッセージ

※書影は出版社の許諾を得ています。

 

『ママはいつでも応援団長! 

~天使のような子ども達へ。そして同じ悩みを抱えるママ あなたへ~』

さく・え/のざわ みゆき  え/タニカワ みお  石田製本株式会社(2019年) 

 

ふたりめに授かった天使は、泣き虫の男の子。目が見えない不安で、絶望の淵に立たされた日々。

全盲の子どもの育児本や知り合いも、当時はSNSもなく、息子と一緒に手探りで進んだ子育て。

 

「わが子の力を信じて、どんな時でも応援団長でいてあげてください。」 (本文より)

 

甲府市蓬沢1丁目にお住いの著者・のざわみゆきさんは「視覚障がい児サポート らんどまーく」代表でもあります。

のざわさんの息子さんが20歳になる記念に、こちらの絵本を出版されました。

「感謝」や「ありがとう」という言葉を超える、そんな思いを表現したい。

そして、あとから続く人たちにも伝えたいメッセージ。「大丈夫!」

のざわさんの、あたたかく力強いメッセージが、色彩豊かに描かれた一冊です。

ぜひご覧ください。

 

―ご協力くださった皆さま、ありがとうございました。―


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かずさんの街散歩vol.11

2020-12-03 15:55:17 | 紹介

中道地区


 
こんにちは市民レポーター「かずさん」こと武田和巳(67才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”を目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコースを歩き、中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

前回<vol.10 石田地区>の記事はコチラ

vol.1:東地区Aコース vol.2:千塚地区北側コース vol.3:大里地区アイメッセコース> vol.4:里垣地区西コース vol.5:住吉地区全周コース vol.6:玉諸地区 vol.7:北新地区 vol.8:湯田地区 vol.9:春日地区 

番外編1:「米倉山太陽光発電所」と「ゆめソーラー館やまなし」

 

 

****コースの紹介****

第11回は、<中道地区>です。

『甲府市ウォーキングマップp11に掲載

中道地区のウォーキングマップはコチラ

 

 

~中道地区~

中道地区では、数万年前からの遺跡が発掘されています。

中道地区南部の上向山町で3万年近く前の火山灰の存在が発見され、その付近から旧石器時代の石器が出土(この時代はまだナウマンゾウがいたそうです。石器で狩りをしていたのでしょうか?)その後縄文時代に、弥生時代の遺跡や有名な丸山塚古墳、銚子塚古墳が発見されています。

1500年代には、甲斐九筋の一つで、甲府から静岡の吉原を結ぶ「中道往還」が軍道として重要視され、海産物を運ぶ「魚の道」として栄えたとのことです。

地区内には10の神社があり、季節の節目ごとにそれぞれ祭りを行っているそうです。

トウモロコシ「きみひめ」の産地です。

 

※「きみひめ」については、『広報こうふ』2020年8月号と、2020年8月のブログで、市民レポーターの山本さんが紹介しています。

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/shise/koho/kohoshi/r2/documents/20200826.pdf

https://blog.goo.ne.jp/kofu-reporter/e/2710efecf2854107325a6df86e7ca783

以下参考まで。

・旧石器時代:約3万年前~15000年前

・縄文時代:15000年前~2300年前

・弥生時代:2300年前~1750年前(紀元前から紀元後へ)

・古墳時代:1750年前~1300年前

以降、奈良・平安・鎌倉・室町・戦国・安土桃山・江戸時代と続きます。

 

 

2020年10月7日、「考古博物館」の駐車場からスタートしました。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

今回は南北に広い中道地区の一部、「風土記の丘公園 曽根丘陵公園」周辺を散歩します。

駐車場から考古博物館は歩いてすぐ。玄関前には大きなキンモクセイの樹があり、甘い香りを漂わせていました。その横には大きなナウマンゾウの親子像があり、迫力満点です(古学博物館内の見学は、またの機会にしたいと思います)。

考古学博物館入り口前のナウマンゾウの前を通り、日本庭園方向に進むと芝生の広場に出ます。芝生広場に出たら左に折れ、「かんかん塚」、「さかづき塚古墳」をめざしました(マップでは右手に進みます)。

「かんかん塚古墳」、「さかづき塚古墳」は、どちらも登ることができるようです。

古墳全体が笹で覆われており、歩けるように道がつくられています(根っこに引っ掛かりやすいので、歩く際は気を付けてください)。

古墳の左側には石清水遺跡がありました。

遊歩道を「丸山塚古墳」に向かって歩いていきます。

天保11年(1842年)の記載がある古い石碑の横を通り、丸山塚古墳の説明板をよく読んでから、砂利道を歩き古墳の階段を上ります。

5世紀初めに築造された丸山塚古墳の階段を上ります。

古墳の周りは芝生が生えていますが、現在は「芝滑り禁止」の立て札がありました。芝生が禿げて古墳の土が流れては困るので仕方が無いですね。

古墳頂上には「竪穴式石室」の説明板があり、目の前には銚子塚古墳が見えました。

階段を下りて、「銚子塚古墳」に向かいます。途中に銚子塚古墳の説明板があるので、ここでもよく読んで勉強しました。

4世紀後半につくられた銚子塚古墳は、前方後円墳です。前方部の階段から登って行きます。

後円部の頂上には、丸山塚古墳と同様に「竪穴式石室」の説明板がありました。

頂上からの見晴らしは最高ですね。大里地区が良く見えました。古代人は、どんな景色を眺めていたのでしょうか?

方円の境にある階段を下りて、木立の間の細い道を進みます(マップと異なります)。

林の中を通り、研修センターへ向かいます。

マップにある散歩コースを横切り、林の中の道を歩いて研修センターをめざします。

上りで多少きついコースですが、階段を踏みしめながら歩いて下さい。

クヌギの実が落ちていました。

途中でマップの散歩コースと合流します。

「考古博物館風土記の丘研修センター」に寄りました。館内では『山梨ドキッ!!(縄文編)グランプリ』という山梨県内で発掘された縄文土器の人気投票を行っており、私も投票。縄文土器にはさまざまなデザインがあることに驚きました。

投票の記念に缶バッヂをもらいました!

⑫ 階段を下りて遊具広場を通り抜け、芝生広場の横を通り、上の平遺跡をめざします。

とても手入れの行き届いた公園で、気持ちがいいですね。

「上の平遺跡」は、方形周溝墓の遺跡で弥生時代末期のもので、上の平の方形周溝墓群は、周辺の集落を含めた共同の墓地だそうです。

128基の方形周溝墓群と20件程の住居跡が発掘されており、そのうち35基が復元されています。

本来の墓は、周りに溝を掘り、盛り土してあるそうですが、現在は溝の代わりにレンガを敷き、盛り土の代わりにツツジが植えてあり、迷路として楽しんでもらう工夫がされています。

「健康の杜センター アネシス」に向かいます。

上九一色方向に歩いていくと、右手にアネシスの入口が見えてきます。アネシスでは、毎年、中道地区のお祭りが開催されているそうです。玄関前の庭には右左口(うばぐち)出身の歌人「山﨑方代」の歌碑がありました。

マップのコースにはありませんが、古道「中道往還」が残っているので歩いてみようと思います。

アネシスを出て、精進湖線に向かって歩きます。周りは畑で、いろいろな野菜が収穫されていました。精進湖線との交差点手前の農道のような細い道が「中道往還」です。

途中で来た道を引き返し、公園に戻ります。

野外ステージの先から遊具広場を通り、研修センターに向かいます。

東屋で一休みしてから、北側の車両通行止めの道路を下って行きます(人は通行止めではありません)。

途中、歴史植物園に進み、「東山北遺跡」を歩きます。

弥生時代の住居跡が発掘された場所です。木の実を獲って食べていたのでしょうか?

遺跡を通り抜けたら、道路を第一駐車場へ向かいます。一般車両は通っていませんが、公園管理の車がときどき通るので、見通しの悪いカーブでは車道を歩かないようご注意ください。

左手に縄文時代の竪穴式住居が見えたら、第一駐車場にGOALです。

**** 古墳についての長年の疑問 ****

◎疑問1.「前方」「後円」墳という呼び方に違和感がある。

一般的に、上が●、下が■の配置で「前方後円墳」として紹介されています。でも、これだと「前円後方墳」ではないか?と常々疑問に思っていました。

今回の街散歩で考古学博物館を訪問した際、学芸員の一之瀬敬一さんが、親切にこの疑問に答えてくれました。

 

一之瀬さんによると、「江戸時代19世紀ごろに、国学者の蒲生君平が“前方後円墳”と名付けたといわれ、特に意味はなく、明治以降も学術的に使われている」とのことでした。

江戸時代は空撮ができないので、横から古墳を見て牛車に例え、被葬者が埋葬され盛り上がっている円形部を、牛車の座席のある屋形に見立てて後部とし、方形部を牛にかける部分の轅(ながえ)と軛(くびき)に見立てて前部として「前方後円墳」と名付けられたようです。

 

「かずさんの街散歩」で神社仏閣を多数訪問しているので、自分なりに理由を考えてみました。

古墳は神聖な方々のお墓なので、方形部で対面したときに「手前が前」「奥が後ろ」、すなわち「前方後円墳」となるのかもしれません(※あくまで個人の見解です)。

なお、福島県郡山市にある大安場(おおやすば)古墳は、■■の「前方後方墳」です。

ちなみに、前方後円墳の英訳は、「Keyhole-shaped tomb」(鍵穴)だそうです。

 

 

◎疑問2.古墳に登ってバチが当らないのか?

古墳はお墓(神聖な場所)なのに、登っていいものなのか不思議に思っていました。

これについては明快な説明はわかりませんでした。仁徳稜などでは古墳の上で祭事をします。古墳時代になり、地元の権力者だけでなく一般民衆にも広がり身近になった分、気軽に古墳に登るようになったのではないでしょうか(※こちらも、あくまで個人の見解です)。

古墳頂上からの景色は素晴らしいので、ぜひ登ってみてください。

(ちなみに、宮内庁の管理する陵墓は禁止のようです)。

 

 

**** コースのお楽しみ紹介  ****

第一駐車場向かいにある「風土記の丘 農産物直売所」では、地元の新鮮な野菜や旬の果物、甲府之証商品やおみやげ品などがたくさん販売されています。

中央道甲府南ICのすぐ近くにあるので、県内外からたくさんのお客さんがいらっしゃるそう。旬の食材を求めて、開店(9:00)前からお客さんが並ぶほどの人気スポットです。

お土産コーナーや飲食スペースもあるので、ぜひ行ってみてください。

※2020年3月のブログで、市民レポーター三井さんが、風土記の丘農産物直売所を紹介しています。

三井さんの記事はコチラ

 

 

**** コースの感想 ****

<中道地区>は、曽根丘陵の「風土記の丘公園」を中心に歩き、約10,000歩と大満足の散歩でした。第一駐車場、考古学博物館、公園内数か所、研修センター、農産物直売所などキレイで清潔なトイレが数カ所あります。散歩した日は小雨模様だったので周りの景色がよく見えませんでしたが、晴れの日は古代人の気持ちで散歩し、気持ちよい場所だと思います。

古墳の上を歩きたかったので、一部マップのコースを変えて歩きました。また、銚子塚古墳から研修センターまでもマップと異なり、林の中の道を歩きました。縄文時代もこんな林に覆われた道を歩いていたのでしょうか?

中道地区の上向山町は、3万年前から人類が生活していたと言われていますが、どこから来たのでしょうか? また、曽根丘陵にも縄文時代からの生活があります。その子孫が今もどこかに住んでいると考えると、すごいことです。改めて、甲府市は歴史のある街だと感じました。

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 <参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://kofu-tourism.com/news/77

 

山梨県立考古博物館

https://www.pref.yamanashi.jp/kouko-hak/

 

風土記の丘農産物直売所

http://fudoki-nakamichi.com/

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする