◆『広報こうふ』9月号 取材こぼれ話◆
市民レポーターの村上由実です。
みなさま、『広報こうふ』9月号p26「とびだせ! 市民レポーター!」の記事、ご覧になっていただけましたでしょうか
このレポートの取材で、献血ルーム「グレープ」を訪問しました
「グレープ」という名前、ぶどうの収穫量・出荷量共に全国第1位(平成30年産果樹生産出荷統計)の山梨県に設置された、唯一の常設献血ルームにピッタリですよね(笑)。
平成24(2012)年9月に甲府市丸の内にあるkokoriビル2階に移転し、今年で7年になります。
私は取材当日、7年半ぶりの成分献血をしました
つまり、この場所に移転してからは初めて。
東側にある窓から光が差し込み、以前の場所よりも明るい印象を受けました。
まずは受付です。
しばらく眠っていた「献血カード」を提出し、本人確認をします。
初めてではないといっても7年半あいていますから、ほぼ初めてのようなもの。
説明を聞き、各種の質問事項に答えながら、その日の体調や体重などを入力します。
次に問診と血圧測定。
体調は悪くないのですが、元々血圧が低めな私。
先生に
「いつもこんなに低いの? もう1回測りましょうか」
などと心配されながら2度測定をしましたが、結局変わらず…。
「体調が悪くないのであれば大丈夫だね」
とお墨付きをいただきました
続いて「少量の採血」。
少量採血をして、血液の状態をチェックします。
これは、私たちの健康を守るためだけではなく、血液を必要としている患者さんをウイルスなどの感染から守るためにも大切な工程です
慣れた手つきで採血をしてくれる看護師さん。
まったく痛くない! …というと少し大げさですが、ほとんど痛みはありません
これで事前の検査は終了。
続いて、いよいよ献血ベッドに移動します。
が、その前に水分を確保。
自販機で好きなものを選択して、準備完了です
この日私が行なったのは「成分献血」。
こちらの献血ルームを訪れる方々の約7割は成分献血を選択し、「血漿(けっしょう)成分献血」を行っています。
血漿成分献血については、『広報こうふ9月号』P26をご覧ください
採血針は少し太めで、刺したときにチクッと痛みを感じますが、すぐにやわらぎます。
採血ベッドには1人1台テレビがついているのでとても快適。
リラックスしていると寝てしまいそう…。
個人差はありますが、私は30分ほどで終了しました。
献血後は血圧を測って身体に異変がないか確認します。
この後はしばらく休憩を取ります。
元気だと思っていても、急に気分が悪くなる人や、まれに失神を起こしてしまう人もいるのだとか。
久しぶりの献血で若干緊張していましたが、取材に協力していただいた山梨県赤十字血液センター甲府出張所長の村田宗久様はじめスタッフの皆様や、
優しい看護師さんの方々のおかげで、無事終了することができました
そしてこの日から約2週間後。
私の手元に「検査成績のお知らせ」が届きました
これには、7項目の生化学検査成績及び8項目の血球計数検査成績が記されています。
献血は血液検査ではないので、この結果だけで健康かどうかを判断することはできません。
しかし、体調管理の目安にはできるので、定期的に献血に通うのは有効ではないかと私は考えています。
また、我が家にはこんなものがあります
継続して献血をしていると、「献血者顕彰」として、日本赤十字社から記念品がいただけるのです。
いつまでも健康で献血を続けると、こんな特典もあるんですよ。
(ちなみに、今回で39回目の献血でした!)
ひとまず、目標は50回!
次は緑色のガラス器をめざして、健康でいられるよう頑張りたいと思います
献血。
私も初めてやるまでは、とても特別なことのように思えていましたが、いざやってみるとそんなことはありません。
病気やけがなどで輸血を必要としている患者さんの尊い生命を救うため、身近にできるボランティア、それが「献血」だと思います。
皆さまもいかがですか
献血する(日本赤十字社)
http://www.jrc.or.jp/donation/
記念品(日本赤十字社)
http://www.jrc.or.jp/donation/pdf/kenketsu_20130522-kinenhin.pdf