市民レポーターの村上由実です。
先日、梅の名所「不老園」へ行ってきました。
こちらは、「富士山の見える梅園」としても有名なところ。
向かう途中の1枚がこちら。
遠くに小さくですが、富士山が見えるのが分かりますか?
実は私、こちらを訪れるのは、多分、初めてではありません。
多分、というのは、子供の頃、祖父母に連れてきてもらったような記憶がうっすらあるからです。
でも幼い頃は花などに興味がなかったため、はっきり覚えていない、というのが本音。
なので、今回初めて来たような感覚でした。
不老園は酒折駅から近い、甲府市東部にあります。
総面積5万平方メートルにおよぶ広大な山地に、明治30年呉服商の奥村正右衛門が別荘として開園し、九州を中心とした全国から、紅梅、小梅、夫婦梅、豊後梅などを持ち帰ってはこの園に植え付けたのが始まりなのだそうです。
また、不老園という名前は、中国の故事「不老の門を入り奇岩・名木の間を逍遙して長生の庵に至る」から付けられたとのこと。
現在こちらでは、早咲き・中咲き・遅咲き等20数種類の木が園内を彩り、順次開花しながら、たくさんの来園者を楽しませています。
入り口すぐ横で迎えてくれたのが「黄梅」。その名の通り、黄色い花。
黄色の梅があるなんて、恥ずかしながら、今回初めて知りました。
次に仲良く並んだ2輪の「冬至梅」。
中には7分咲きくらいの木もありますが…
まだ蕾ばかりの木も。同じ品種でも日当たりや標高が少し違うので、開花状況は同じではありません。それもまた面白い!
蕾も丸くて可愛くて、なんだか愛おしく感じるのは私だけでしょうか。
こちらは色の濃い「鹿児島紅梅」。
続いて、縁結びのご利益がありそうな「夫婦梅」。
鹿児島紅梅に比べると控えめなピンク。女性らしさを表しているのでしょうか。(笑)
こちらは「甲州夜梅」。花弁が丸く少し厚みがあります。「これぞ梅!」って感じの形ですよね。
まだまだご紹介したい花もありますが、これから訪問する予定の方もいらっしゃると思いますので、この辺で失礼します!笑
園内には売店もあり、甘酒やおでんなどの飲食物、それに、こちらの梅で作られた「不老園の梅」などお土産も販売されています。また、休憩スペースも多数ありますので、梅の花を見ながら、ゆったり時間を過ごされている方も多数。
ちなみに私は梅ゆかり茶をいただきました。爽やかな梅の香りと程よい酸味が、園内を歩き回って疲れた身体を癒してくれました。
開園期間は3月下旬まで。みなさまも不老園で早春のひとときを過ごしてみませんか。
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