歯にノリが

最近の結婚披露宴には　「連れ子パック」なるものがあるのか、　甥っ子は　天使の格好をさせられたり　司会の人も　たびたび　甥っ子に　マイクを向けてくれたりアーシンゾウニワルッ　　あげくのはてに　デザートタイムには　パティシエが　切り分けたウェディングケーキと砂糖菓子のほかに　もう一品　甥っ子の好きな　果物やお菓子を使って　ちょっとした創作菓子を　つくってくれることに

果物だと一番ブナンだし　まあ　グミとかチョコレート、キャラメルなんてのも　加工しやすそうよね

ところが　甥っ子のリクエストは　韓国のり

会場の皆様のテーブルに　チョコレートを韓国のりではさんだミニサンドが　サーブされましたシナイホウガヨカッタンジャナイカ

それで　デザートも終わり　宴もそろそろお開きってときに
（ワタシ）　「あれ？　お母さん　歯に　のりがついてるよ。　鏡見る？」
（母）　「あ～　いいわ、　化粧直すついでに　とってくる」
と　お手洗いに。

そんで　ラスト、　お決まりの　花束贈呈に
妹夫婦が　それぞれ　自分の親にあげる花束を　目の前で作って渡すんですが、　スポットライトに照らされながら　微笑んで　花束を作っている妹を見つめている　母の歯には　・・・・　のりが　とってくるってゆーたやんか～

たしか花束贈呈の瞬間　ありとあらゆるカメラとビデオカメラが　フラッシュたいて　一生残る感動のシーンを　おさめるのよね　歯にのりがついたカオが　ず～っと　残るのよね　かといって　わたしが　はぼを抱いて　スポットライトのなかに　乱入するわけには・・・　そうか、　笑わなければ　歯は見えない　笑うな、　微笑むな、　泣け～

妹が「いままでありがとう」的な作文を　読み始めたので　　さあ　泣け　今　泣かずに　いつ　泣く　　あっ　となりのばばあ　（←新郎のお母様）　ハンカチなんて　貸すんじゃねえ　今までの苦労を　想い出せ～　あっ　気丈に　微笑むな～　パシャパシャパシャ　←撮影音

　ダメでした・・・・・

今ごろ　写真も仕上がってきて　イヤ～となっているにちがいない・・・・


それでなくても　今回は　あちら（新郎側）は　一族皆様　紋付黒留袖、　教師一族なんで　スピーチもしゃきしゃきなのに比べ、　うち（新婦側）は
　「お母さん　もしかして冗談じゃなく　そのカツラかぶるの？」ってな　たしか昔わたしの授業参観のとき母がかぶってきてた　いかにもなカツラを　母がかぶるのを　止められず、　わたしも　いきなり　スピーチをさせられ　１年ぶりに飲んだ数杯のワインで　頭が回らず　しどろもどろ・・・　妹も、　妹は身長１５３センチのかわいいタイプなんですが、　レース模様や着物の柄を出すため　すんごい厚底のヒールや草履を履かされ　どこへ行くにも　猿人歩行・・・　ちょっとずつ　お互い　事前にチェックしあってれば　防げたことばっかなんだよね～

もう一回　再婚してくれたら　次は　うまくやるから