NHKEテレ「にほんごであそぼ」の、「恋そめしわれ」について
H27.9.1
NHKEテレ、朝のシリーズ番組「にほんごであそぼ」について書いてみます。
この番組も、私は、長いこと付き合っている気がします。
昔、素人が、宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」を、各地の方言バージョンで朗読する試みがありましたが、実は、応募しようかと、山口弁バージョンを作りかけたほどです。
今週の特集で、「恋せよ乙女(をとめ)」の視聴者参加バージョンが始まりました。
この「恋せよをとめ」は、小学生高学年くらいのローティーンの女の子4人組(をとめ座といいます。)が、振袖と洋服の片側づつコンビネーションのような華やかな衣装で、女の子からの(返答)告白「私も好きよ」というセンテンスを、全国の方言バージョンで歌い、スカートをひるがえし軽やかに踊るイヴェントです。歌詞は、そのコスチュームと同様に、文語と現代語の折衷です。
最初は、なにこれ、と思っていましたが回数を重ねるにつれ、つい見ほれてしまうようになりました。
みんな、意識的に不揃いに段付きに切られたおかっぱで、おでこむき出し、げじげじ眉毛やらで、決してかわいいばっかりの女の子ではないのですが、方言で「うちも、すいとーよ」(博多弁)とか、何度か様々な告白を聞いていると、そのうちなごみます。
今週は、このバージョンに、視聴者投稿バージョンが始まり、チアリーディングの女の子たち(今をとめ)から、舞妓さん、佐渡おけさ着物バージョンのお姉さん方(元おとめ)、熟年層の二人組の女性(元々おとめ)たちが、それぞれ方言で、声を合わせ「好きよ」と告ります。(いずれ「元・元々をとめ」まで登場すると思う。)彼女たちの顔は何と明るいのだろう。
「いつか(告白に足る)私の王子様が!! 」( Someday my Prince will come) という感じでしょうか?
かつて触れた、宮藤勘九郎の「ごめんね、青春」の中で、錦戸くん扮する国語教師が、「「女子」て書いてなんと読むの?」と聞くと、「好き」と、はにかんだ遠藤ちゃんが思い入れたっぷりに答えるシーンがありましたが、女子性の全開放というか、なんか甘酸っぱい、心惹かれるシーンでした。
筆者の貧しい経験を経ても、いずれにせよ、駈け引きですから、男の告白を引き出すまで、ひたすら待つのが、女の本質でしょうから、バルコニーや、花占いで、苦しい思いをまぎらし、ひそかに告白するのがよくわかります。裏から見ると好ましいところです(昔から有名なシーンもあったよね。)。
軽やかなダンスのステップとともに、「身を焦がし、お慕い申し上げ」とか、「君ゆえに燃える頬(ほほ)」、とか、魅力的な歌詞を熱唱し、灰になるまでとも言いますが、ローティーンの女の子から、「元々をとめ」にいたるまで、女は女ですよね、と、強く惹かれます。これが、差異こそ男女の本質で
はないだろうかと思うところですが、男としても、時期的に(間欠的に)、恋すれば、犬も詩人になるとも言いますので、製作者の意図するとおり、豊かな日本語の海に突入です。
今日は、年代、時代を超えた、女子性の普遍性を認め、賞賛します。
*******************************************
本日(9/3)の投稿ビデオは、幼稚園児から、女子中学生まで、そのしぐさとダンスはまさしく女です。
こりゃーすげー、いいものを見せてもらった。
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投稿篇の、「佐渡おけさ」は徳島阿波踊りの連の方々でした、ここに訂正させていただきます。
今朝(9/7)もまた見てしまいました。
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NHKEテレ、朝のシリーズ番組「にほんごであそぼ」について書いてみます。
この番組も、私は、長いこと付き合っている気がします。
昔、素人が、宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」を、各地の方言バージョンで朗読する試みがありましたが、実は、応募しようかと、山口弁バージョンを作りかけたほどです。
今週の特集で、「恋せよ乙女(をとめ)」の視聴者参加バージョンが始まりました。
この「恋せよをとめ」は、小学生高学年くらいのローティーンの女の子4人組(をとめ座といいます。)が、振袖と洋服の片側づつコンビネーションのような華やかな衣装で、女の子からの(返答)告白「私も好きよ」というセンテンスを、全国の方言バージョンで歌い、スカートをひるがえし軽やかに踊るイヴェントです。歌詞は、そのコスチュームと同様に、文語と現代語の折衷です。
最初は、なにこれ、と思っていましたが回数を重ねるにつれ、つい見ほれてしまうようになりました。
みんな、意識的に不揃いに段付きに切られたおかっぱで、おでこむき出し、げじげじ眉毛やらで、決してかわいいばっかりの女の子ではないのですが、方言で「うちも、すいとーよ」(博多弁)とか、何度か様々な告白を聞いていると、そのうちなごみます。
今週は、このバージョンに、視聴者投稿バージョンが始まり、チアリーディングの女の子たち(今をとめ)から、舞妓さん、佐渡おけさ着物バージョンのお姉さん方(元おとめ)、熟年層の二人組の女性(元々おとめ)たちが、それぞれ方言で、声を合わせ「好きよ」と告ります。(いずれ「元・元々をとめ」まで登場すると思う。)彼女たちの顔は何と明るいのだろう。
「いつか(告白に足る)私の王子様が!! 」( Someday my Prince will come) という感じでしょうか?
かつて触れた、宮藤勘九郎の「ごめんね、青春」の中で、錦戸くん扮する国語教師が、「「女子」て書いてなんと読むの?」と聞くと、「好き」と、はにかんだ遠藤ちゃんが思い入れたっぷりに答えるシーンがありましたが、女子性の全開放というか、なんか甘酸っぱい、心惹かれるシーンでした。
筆者の貧しい経験を経ても、いずれにせよ、駈け引きですから、男の告白を引き出すまで、ひたすら待つのが、女の本質でしょうから、バルコニーや、花占いで、苦しい思いをまぎらし、ひそかに告白するのがよくわかります。裏から見ると好ましいところです(昔から有名なシーンもあったよね。)。
軽やかなダンスのステップとともに、「身を焦がし、お慕い申し上げ」とか、「君ゆえに燃える頬(ほほ)」、とか、魅力的な歌詞を熱唱し、灰になるまでとも言いますが、ローティーンの女の子から、「元々をとめ」にいたるまで、女は女ですよね、と、強く惹かれます。これが、差異こそ男女の本質で
はないだろうかと思うところですが、男としても、時期的に(間欠的に)、恋すれば、犬も詩人になるとも言いますので、製作者の意図するとおり、豊かな日本語の海に突入です。
今日は、年代、時代を超えた、女子性の普遍性を認め、賞賛します。
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本日(9/3)の投稿ビデオは、幼稚園児から、女子中学生まで、そのしぐさとダンスはまさしく女です。
こりゃーすげー、いいものを見せてもらった。
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投稿篇の、「佐渡おけさ」は徳島阿波踊りの連の方々でした、ここに訂正させていただきます。
今朝(9/7)もまた見てしまいました。
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