こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

お久しぶりの大噴火あぁ~!

2005年02月23日 | つれづれ
最近、あの手この手で電話口まで私を呼びつけて、
しつこく話を聞かせようとするキャッチセールスが
多くて、いささか閉口する。

さすがに虫の居所が悪かったと見えて、
寅年生まれの温厚な私も、
今日ばかりは、大噴火してしまった。
(とはいえ、客観的にはそうでもないらしい。)
本日は、お坊さん失格の物語である。




・・・もしもし、本日はですねえ、資産運用について
お得な情報をご提供申し上げたいと思いまして、はい。
今お客様がお持ちのご資産をですねえ、今回当社が・・・

「ちょっとまってよお。あんたここをどこだと思って
電話してきてるのお?ここはねえ、お寺だよお。
お・て・らあ! 資産がどうのこうのって、全然関係
のない世界の話なのよお。だから電話切るよお。」

・・・いえ、そうですが、とってもお得な情報なんですよお。
お聞きになるだけでもお得かと思いますけれどもお・・・

「だからあ、何度も言わせないでよお。お寺には関係のないこと!」

・・・ちょっとだけお時間いただけませんかあ?今日の朝刊を見て
いただければわかるんですが、そこにですねえ、今回ご紹介する
資産運用のための・・・

おい!
あのさあ、私の言ううことをちょっと聞いてくれますか亞?
僕はねえ、そもそもさあ、先方さんの都合もわからずにさあ、そっちの都合一本で、
他人さまに話を聞けと強要してくるそのスタイルと考え方がねえ、
はっきり言って、とっても許せないよ、うん。きらいだね、うん。
そうは思わないかい?戸別訪問しかり、あんたみたいにしつこく
何度も電話かけてくることしかりだよ。
人の家に土足でズカズカ上がり込んでくるのと同じなんだよお!
そういうの不法侵入って言うの。知ってルウ?
商売ってのは、そういう風にやるもんじゃないだろう?
謙虚さの中に、お客さんの購買意欲をかき立たせるような、
お客の方からアプローチしてくるような方法がいくらでもあるだろうが!
だいたい なんだよお、いきなりこっちをお客呼ばわりしてえ、ぇえ。
だろう?おれ 客になんかなった覚えないぞお。
・・・俺は認めない!!・・・だから電話切るよお!!いいねえ。」

・・・でも、切ったら話ができなくなりますからあ・・・

あのねぇ!
もういい!」 ぷちっ!



そんなやりとりがあって間もなく、
顔なじみの事務機器やさんがやってきた。
今あった話を是非聞いてもらいたいと、
切々と訴える私。

・・・と、その事務機の営業マン曰く。

「あのですね。そう言うときは、相手に話をさせる前に、
さっさと受話器を置くことです。余計なことに時間をとりますから、
それが一番ですよ。」

「そっかあ。そうですよねえ。でもねえ。私はねえ、
人様との会話はきちんとコミュニケーションをとりたい
性格みたいなのよお。相手が同意しないままに電話を
切ることが苦しくて苦しくてさあ。そんな性分だよねえ。
でも、さすがに今日はプッチン切れたんで、ついでに
電話も切れたけど。」

・・・その後、夕方の木漏れ日の中、
その営業マンは、仕事と全く関係のない建築や
印刷業界、さては町村合併の話題に花を咲かせて、
帰っていったのでありました。

商売って、やっぱりこれだよねえ。
商売の話は全くせずとも、
足繁く長年かけて、ご機嫌伺いにくる。
そんなコミュニケーションの中で、
信頼関係が構築されてくる。

電話一本で商売しようなんざ、
もってのほかじゃい!

・・・事務機やさあん!
プリンター壊れるまで、
もうちょっと待っててねえ!!
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■認めてあげれば、自分が好きになる。

2005年02月23日 | 教育
この機会に、去年の夏に配らせていただいた
ドロシー・ロー・ノルトのメモを
いささか改竄した内容で、掲載しましょう。



「潮の音」はがき伝道 

<子は親の、師の、地域の鏡>

■けなされると、子どもは、人をけなす子になる。
■とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴に。
■不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる。
■子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子に。
■親が他人をんでばかりいると、子どもも人を羨むようになる。
■叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう。
■励ましてあげれば、自信を持つようになる。
■広い心で接すれば、キレる子にはならない。
■誉めてあげれば、明るい子に育つ。
■愛してあげれば、人を愛することを学ぶ。
■認めてあげれば、自分が好きになる。
■見つめてあげれば、がんばりやになる。
■分かち合うことを伝えれば、思いやりを学ぶ。
■親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る。
■子どもに公平であれば、正義感のある子に育つ。
■やさしく思いやりを持っていれば、やさしい子に育つ。
■守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ。
■和気あいあいとした家庭に育てば、
 子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる。

参照:ドロシー・ロー・ノルト(家庭教育研究家)

*子育て中の親ごさんやご近所のかたへ、是非お伝え下さい。
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