こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

総合学習

2005年02月24日 | 教育
えぇ~とぉ、特に意味はありませんが、
あまりにご立派なもんで、ついご紹介申し上げたくて。
現在、裏の勝手口の軒先に展示中のものです。

あ、これ、ブロッコリーです。



今日の午前中は、地元の小学校の五年生7人が、
総合学習ってことで、山のお寺までわざわざ上ってきてくれました。

「今日の勉強のテーマはなんですか?」とたずねたら、

すかさず、「テーマは、”まじめに働く人になるには?”です!」

ありゃりゃ~、・・・こりゃ参ったなあ、ここを選んだ時点から、

学習の方法を間違ってるなあ、君たちは。・・・ともいえず、
少し赤面しながらも、終了予定の時間を30分もオーバーして、
子どもたちと熱い交流を展開いたしました。

内容は、子どもたちがそれぞれに準備した仕事に関わる質問事項(12問)に
私が答えていくというスタイルですが、
それだけでは、ちょっと広がりがないだろうと思いまして、
その質問に関わる質問を、こちらが準備して問いかけるという形をやってみました。

子どもたちは、予期せぬ事態に、最初は少々とまどいの顔を見せていましたが、
慣れてくると、結構楽しんでくれていたようです。

たとえば、「まじめに働く人になるには?」の質問に対しては、
「君たちは、真面目ってどんなことを言うと思うか?」という逆質を出して、
真剣に考えてもらいます。そんな中から、一つの回答みたいなものを導き出していく。

・・・結構楽しめました。

途中、伴侶がたてたお抹茶を、不思議な面もちですする子どもたち。
初めて口にする子もいたようで、5年生とはいっても、とてもかわいい子どもたちでした。

さあ、用意されたノルマは果たしたし、時間も過ぎてるから帰りましょうか、と思いきや、
子どもたちの引率できていた教育委員会の主事さんが、
「あの、すいません!これだけは子どもたちに伝えておきたいって事柄を是非ひとつ!」

一瞬とまどいましたが、
先日ここのブログで大閑さまが述べて下さった言葉が
ふっと思い浮かびましてん。

「君たちは美しく光り輝くダイヤモンドなんだ。
みんながそうなの。
でもね、いまはダイヤの原石。
これから、じっくりじっくり
砥石で磨き上げていかなくちゃあ、かがやかんのよ。
砥石で磨くって事はね、
いっぱい友だちつくって、たくさんの人とまみれあって、
いろんな事を学んで、いやなことや苦しいこと、
悲しいことや辛いこと、嬉しいことや楽しいこと、
愉快なことや豊かなこと、
いろんな感動を経験することなの。
そんな経験が、砥石で磨き上げた宝石になるんだよね。
・・・だから、いっぱいいっぱいまみれ、擦りあって
生きていって下さい!

・・・以上、おつかれさん!!」






コメント (1)
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