昨年12月29日に見た夢の内容の続きです…
これまでの内容はこちら…[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14]
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研究員「深部体温が38度もあります」
教授「長時間海水に漬かっていたというのに、それほどの体温が維持できるとなると、少なくとも、これは爬虫類ではない。中生代に棲息していたとされる翼竜からさらに進化したのか、あるいはまったく別のものか…」
研究員「翼竜が目を覚ましました」
助手「すぐに麻酔で眠らせましょう」
教授「いや、待て。この状態では麻酔に耐えられずに死ぬ可能性がある。どのみち、弱っていて動けないようだ。このまま調査を続けよう」
翼竜「ギギギ…」
研究員「なんだ? ひどい音だ」
教授「鳴き声を録音して解析してみてくれ」
研究員「周波数、音量ともにほとんどフラットでかなり独特の鳴き声です。データ上で、類似する生物は見つかりません。生物以外で敢えて挙げるなら、一つだけ該当するものがありますが…」
教授「何だ?」
研究員「モールスです」
教授「モールス? 電信で使うやつか?」
研究員「はい。国際信号のSOSです」
教授「SOS? 救難信号の?」
研究員「ずっと同じSOSのパターンを繰り返しています。まさかほんとうに救難信号の意味で出しているとも思われませんが…」
教授「うむ…こっちから何か音声で信号を出せないか?」
研究員「わたしは通信のことはわかりませんが、コンピュータのデータ内にある国際信号でなにか出してみます」
教授「やってみてくれ。…ん? 翼竜の鳴き声のパターンが変わったぞ。どういう意味だ?」
研究員「こちらから出したのは『あなたの救難信号を了解した』、翼竜の鳴き声は『わたしは至急の援助を頼む』です」
教授「まさか、本当に信号の意味を理解しているのか? また別な信号を出してくれ」
研究員「はい…『あなたの遭難位置を知らせよ』に対して『わたしはここにいる』です」
教授「偶然にしてはできすぎているな」
研究員「続けてきました。『日本語による通信を望む』です」
教授「日本語? 人語を解する翼竜だと!? そんな馬鹿な」
助手「わたしは日本語が出来ます。やってみましょうか」
教授「ああ、ディエゴ君、君は日本に居たことがあったな。もう、わけがわからん。かわまないから、君の好きなようにやってくれ」
助手「はい」
助手「わたしの言葉がわかりますか?」
翼竜「ギーギギギ、ギギー」
研究員「画面にはそれらしい文字が出ますが、わたしは日本語はわかりませんよ」
助手「そこもわたしが代わりましょう」
助手「返答は『ハイ』です。あなたは誰ですか?」
翼竜「ギーギギーギ、ギーギギ、ギギーギギーギ、ギーギーギギーギ、ギギ、ギギーギギーギ…(以下略)」
助手「『日本人。名前はモミジ、姓はコノハ。元は普通の人間だった。ガラパゴス沖のアメリカ軍基地で化け物の体に改造された…』」
教授「何だって!」
助手「『強い兵隊を作るための実験材料として多くの日本人が連れて行かれ…」
教授「そんな馬鹿なことがあるか! 信じられん!」
研究員「教授、X線写真が出来ましたが…とんでもないものが写っています」
教授「…たしかに、とんでもない! これは人間の骨格じゃないか! 翼竜の骨格の中に、ほぼ一人分の人間の骨格がそっくりそのままある。なんてことだ。改造実験されたというのは間違いない。すぐにペレス博士に電話をつないでくれ!」
研究員「医学部にですか?」
教授「そうだ。中の人間の命もかかっている。それに、これは、われわれだけでは手に負えない問題だ」
次回につづく…
これまでの内容はこちら…[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14]
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研究員「深部体温が38度もあります」
教授「長時間海水に漬かっていたというのに、それほどの体温が維持できるとなると、少なくとも、これは爬虫類ではない。中生代に棲息していたとされる翼竜からさらに進化したのか、あるいはまったく別のものか…」
研究員「翼竜が目を覚ましました」
助手「すぐに麻酔で眠らせましょう」
教授「いや、待て。この状態では麻酔に耐えられずに死ぬ可能性がある。どのみち、弱っていて動けないようだ。このまま調査を続けよう」
翼竜「ギギギ…」
研究員「なんだ? ひどい音だ」
教授「鳴き声を録音して解析してみてくれ」
研究員「周波数、音量ともにほとんどフラットでかなり独特の鳴き声です。データ上で、類似する生物は見つかりません。生物以外で敢えて挙げるなら、一つだけ該当するものがありますが…」
教授「何だ?」
研究員「モールスです」
教授「モールス? 電信で使うやつか?」
研究員「はい。国際信号のSOSです」
教授「SOS? 救難信号の?」
研究員「ずっと同じSOSのパターンを繰り返しています。まさかほんとうに救難信号の意味で出しているとも思われませんが…」
教授「うむ…こっちから何か音声で信号を出せないか?」
研究員「わたしは通信のことはわかりませんが、コンピュータのデータ内にある国際信号でなにか出してみます」
教授「やってみてくれ。…ん? 翼竜の鳴き声のパターンが変わったぞ。どういう意味だ?」
研究員「こちらから出したのは『あなたの救難信号を了解した』、翼竜の鳴き声は『わたしは至急の援助を頼む』です」
教授「まさか、本当に信号の意味を理解しているのか? また別な信号を出してくれ」
研究員「はい…『あなたの遭難位置を知らせよ』に対して『わたしはここにいる』です」
教授「偶然にしてはできすぎているな」
研究員「続けてきました。『日本語による通信を望む』です」
教授「日本語? 人語を解する翼竜だと!? そんな馬鹿な」
助手「わたしは日本語が出来ます。やってみましょうか」
教授「ああ、ディエゴ君、君は日本に居たことがあったな。もう、わけがわからん。かわまないから、君の好きなようにやってくれ」
助手「はい」
助手「わたしの言葉がわかりますか?」
翼竜「ギーギギギ、ギギー」
研究員「画面にはそれらしい文字が出ますが、わたしは日本語はわかりませんよ」
助手「そこもわたしが代わりましょう」
助手「返答は『ハイ』です。あなたは誰ですか?」
翼竜「ギーギギーギ、ギーギギ、ギギーギギーギ、ギーギーギギーギ、ギギ、ギギーギギーギ…(以下略)」
助手「『日本人。名前はモミジ、姓はコノハ。元は普通の人間だった。ガラパゴス沖のアメリカ軍基地で化け物の体に改造された…』」
教授「何だって!」
助手「『強い兵隊を作るための実験材料として多くの日本人が連れて行かれ…」
教授「そんな馬鹿なことがあるか! 信じられん!」
研究員「教授、X線写真が出来ましたが…とんでもないものが写っています」
教授「…たしかに、とんでもない! これは人間の骨格じゃないか! 翼竜の骨格の中に、ほぼ一人分の人間の骨格がそっくりそのままある。なんてことだ。改造実験されたというのは間違いない。すぐにペレス博士に電話をつないでくれ!」
研究員「医学部にですか?」
教授「そうだ。中の人間の命もかかっている。それに、これは、われわれだけでは手に負えない問題だ」
次からは別な物に書いてからコピペにします。面倒ですが消えるよりはマシです。
夢に見たことなので、わたしにとってはかなりリアルな出来事でした。
実際のアメリカは今でも裏で何かやってますね。たぶん…
>妖怪人間ベムを思い出しました(* ̄m ̄)
昔ですが、妖怪人間ベムの夢も見たことがあります。怖い物を見ると大抵夢に出てきます。あのテレビまんがはかなり怖い雰囲気がありましたね。
絵もさることながら、文書がすごい!
せっかく書いた文が全部消えたら悲しいですね
私も何度かあります
他で書いておいて、コピペしてここに移す方法は安全ですが
めんどくさいですよねぇ…( -.-) =з
それにしても
戦争時、アメリカも日本も(他の国も?)人体実験をしていたくらいだから
このお話もフィクションに思えない恐ろしさがあります
このはさんが人間に戻れることを祈りながら読んでます
妖怪人間ベムを思い出しました(* ̄m ̄)
泣きそうになりながら、書いたことを思い出してまた書き直したのです。
最初に書いたのは、何度も推敲してかなり良かっただけに、残念です。書き直したものはどうしても微妙に違います。
絵より文章で苦労している感じです。
お話に一層迫力をあたえ ぐいぐい読者を引き込みますね