上図 国宝 慧可断臂図 雪舟等楊筆 愛知・齊年寺蔵 (5/3 ~ 22 展示)
約1500年前、菩提達磨によってインドから中国へ伝えられたといわれる禅は、臨済義玄によって広がり、やがて我が国に伝えられ、中世には武家をはじめ、天皇家や公家の帰依を受け、日本の社会と文化に大きな影響を及ぼしました。江戸時代に入ると、白隠慧鶴をはじめとする高僧らにより民衆への普及が進み、現代においても禅は多くの人々に受け入れられています。この展覧会は、こうした流れをくむ臨済宗、黄檗宗の寺院に伝わる高僧の肖像や墨蹟、仏像、絵画、工芸など多彩な名宝を一堂に集め、わが国における禅僧の足跡や禅の教えが日本文化に対し果たしてきた役割を紹介しています。
ゴールデンウィークを挟んで展示品の入れ替えがあるようです