京都市伏見区北浜町592
寶池山功徳院大蓮寺は、平安時代後期に創建されたとつたえられており、現在の本堂は寛永11年(1634)に加藤肥後守清正の下屋敷を譲り受けて再建されたもので、鳥羽伏見の戦いによる兵火を逃れた貴重な建造物です。
本堂に安置されている阿弥陀仏(秘仏により非公開)は、長大な螺髪と合掌する姿が特徴的です。
寺の縁起によるとこの像は、平安時代後期に浄土宗の開祖法然上人の命により宋に渡った弟子俊乗坊重源上人が、帰朝に際して請来した三体の阿弥陀像の内の一体だけとされています。治承4年(1180)、炎上した東大寺の復興にあたって三体の像に祈願した重源が、夢のお告げにより、伏見の地に一体を安置されたのが、今日に残ると言われてします。 平成29年1月29日 文追加
寺院 前回の記事 ➡ 寺院伏0302 来迎寺 浄土宗
川柳
頼りない息子も今は便りない /考える空
ことわざ
仰いで天に愧じず(あおいでてんにはじず)
自らを反省しても、心にやましいことがなければ、天を仰いで見ても少しも恥ずかしいと思うこととがない。自分自身が潔白であるということ。出典は『孟子』
類似 ➔ 俯仰天地に愧じず
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