カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

王様は裸だった

2006-06-17 | 雑記

 文藝春秋7月号の「55歳から金持ちになる方法」が面白かった。橘玲という作家は知らなかったが、実にまともな意見である。伝説の億万長者・本多静六の「私の財産告白」ぐらいのインパクトがあった。実にシンプルだが、億万長者になる方法が書かれている。
 王様は裸じゃないかといえたのは子供だった。彼(だったかな)は素直だったから言えたわけだ。みんな知っていることを正直に言うことは、あんがい難しいことなのかもしれない。
 金持ちになる方法は実にシンプルである。その方法とは、貯蓄をすることに尽きるというのだ。
 こういう風に書くと、なーんだ、とそっぽを向かれる。知り合いに保険屋さんもいるのでいいにくいが、そういう生活プランを根本から考えると、貯蓄はできる。マイホームについても、考え方で資産運用できる。そんなことは知っていたけど、改めて考えるとその通りである。

「だれもが億万長者になれる」豊かな国に生まれたという、とてつもない幸運に恵まれているのだ。―文中・引用―

 僕はこの言葉に目から鱗が落ちた。感動すら覚えた。将来の不安ばかり煽られていて、そういう状況が見えていなかった。なんだか他国には悪い気がしないではないが、事実としてそうだろう。
 もっと失礼なことを言うと、北朝鮮に生まれなかった幸運を考えてみるといい。僕らの立場は、彼らから見るとどうなるか。単に日本に生まれたというだけで、凄まじい格差が生まれているのである。

「自由とはたんなる観念でなく、個人の経済力から生み出されるものである」
 なかなかかっこいいことをいうではないか。僕は元気になったけれど、ためしに読んでみてはどうだろう。やっぱり、なーんだ、と思うだけだろうか。
コメント
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