船酔いの経験は本当に苦々しいものだ。船上で逃げ場のないまま長時間苦しむと、懲りて二度と船に乗らぬという決意をすることになる。仕方なくまた船に乗らなければならなくなった時の不安も、なんともいえないものだ。個人的には子供のころに船に乗る機会が多く、逆療法で克服した。いまだにエレベーターの下りで具合の悪くなることがあるので、酔いやすい体質なのかもしれないとは思うが、船にはめったに酔う事はない。たまにうねりのときに酔っているかもしれないな、と感じるが、戻すほどひどくはならないようだ。陸に上がると少しふらついたりして、いわゆる陸酔いになるけれど、これもじきにおさまってしまう。
車では運転することが多かったせいか、あんまり酔った経験はない。ナビゲーター役で地図を見ていたら酔ったということはあったようだが、これもあまりひどくはならない。僕の運転で酔ったという人はたくさん知っているが、運転している人は酔わないものらしい。
乗り物酔いを起こすのは三半規管がバランスを崩すためだと聞いた事はある。個人差はあるようだが、病気というわけではなさそうだ。しかしやはり酔いやすい人はいるようで、いつまでも慣れない場合もあるようだ。お気の毒だが乗り物酔いと上手く付き合うことを考えた方がいいようだ。
一般的な予防法は、先ずは睡眠をとることともいう。眠っていると酔わないのは確かだが、事前によく寝るのも効果があるようだ。吐くのが苦しいというので、食いすぎや、逆に空腹もよくないとはいう。吐くものがなくても胃液が出るということもあるので、適当には食った方がいいのだろうか。素直に酔い止めの薬を飲んでおくことに越したことはない。
風景は出来るだけ遠くを見るほうがいいともいう。進行方向を見るようにして、逃げていく風景を追わないほうがいいともいう。光の刺激にも過敏になる場合があるらしく、サングラスはかなり有効だそうである。
日本髪のように鬢を引いた状態が酔いやすいともいう。そのせいかどうかは知らないが、スルメのようなものを噛んでいると酔いにくいそうだ。ガムでもなまこでも効果はあるということか。あんまり噛んでいる人を見かけないが、噛みタバコもいいのだろうか。
これは断じてお勧めの方法なのではないが、以前絶対に酔わない方法というのを読んだことがある。気持ち悪くなるかもしれないので、弱い人はこれから先は読まないように。
この方法を聞いた人は必ずこの方法を実行しなければならないという。これが絶対の条件である。実行できない人は、一生乗り物酔いと付き合えばいいだけの話だ。方法は実にいたって簡単シンプルだが、方法が簡単でも実行が簡単とは限らない。さてその方法とは。
いつものように酔ってしまうのは仕方がない。そうして酔って吐いてしまった時に、その吐瀉物を両手ですべて受けておく。そして受けておいた自分のゲロを、全部舐めて胃の中に戻すのだそうである。これをすると、以後二度と酔う事はなくなる。それも絶対だそうだ。
これは冗談じゃなくて、実際にこの方法をやってみると、二度と乗り物酔いに苦しめられることはなくなるそうだ。少なくともこの方法を紹介していた人は、二度と酔わなくなったそうだ。
乗り物酔いは生理現象であるということを考えると、必ずしも合理的な話ではないとは思う。しかし、僕はこの話は本当ではないかとは思っている。これだけのことが出来る人であれば、その苦しみを二度と味わうのは真っ平だろう。だからこそ、この方法が有効なのではないか。
まあ、極端な話かもしれないけれど、僕にとってこの話は実に教訓的なことのように思える。いろいろ悩みが出たときに、このゲロを飲み込むことを考えることがある。そこまでのことが出来れば、悩みが消えるのではないかというわけだ。ゲロとは、実物のゲロというだけのことではない。いろいろとストレスの多い社会にいて、悩まされることは多いわけだが、乗り物酔いのようなことであっても自分で克服しなければならないとしたらどうであろうか。まだまだ、ゲロを飲むよりましじゃないか、なんて僕は考えるようにしているのかもしれない。
車では運転することが多かったせいか、あんまり酔った経験はない。ナビゲーター役で地図を見ていたら酔ったということはあったようだが、これもあまりひどくはならない。僕の運転で酔ったという人はたくさん知っているが、運転している人は酔わないものらしい。
乗り物酔いを起こすのは三半規管がバランスを崩すためだと聞いた事はある。個人差はあるようだが、病気というわけではなさそうだ。しかしやはり酔いやすい人はいるようで、いつまでも慣れない場合もあるようだ。お気の毒だが乗り物酔いと上手く付き合うことを考えた方がいいようだ。
一般的な予防法は、先ずは睡眠をとることともいう。眠っていると酔わないのは確かだが、事前によく寝るのも効果があるようだ。吐くのが苦しいというので、食いすぎや、逆に空腹もよくないとはいう。吐くものがなくても胃液が出るということもあるので、適当には食った方がいいのだろうか。素直に酔い止めの薬を飲んでおくことに越したことはない。
風景は出来るだけ遠くを見るほうがいいともいう。進行方向を見るようにして、逃げていく風景を追わないほうがいいともいう。光の刺激にも過敏になる場合があるらしく、サングラスはかなり有効だそうである。
日本髪のように鬢を引いた状態が酔いやすいともいう。そのせいかどうかは知らないが、スルメのようなものを噛んでいると酔いにくいそうだ。ガムでもなまこでも効果はあるということか。あんまり噛んでいる人を見かけないが、噛みタバコもいいのだろうか。
これは断じてお勧めの方法なのではないが、以前絶対に酔わない方法というのを読んだことがある。気持ち悪くなるかもしれないので、弱い人はこれから先は読まないように。
この方法を聞いた人は必ずこの方法を実行しなければならないという。これが絶対の条件である。実行できない人は、一生乗り物酔いと付き合えばいいだけの話だ。方法は実にいたって簡単シンプルだが、方法が簡単でも実行が簡単とは限らない。さてその方法とは。
いつものように酔ってしまうのは仕方がない。そうして酔って吐いてしまった時に、その吐瀉物を両手ですべて受けておく。そして受けておいた自分のゲロを、全部舐めて胃の中に戻すのだそうである。これをすると、以後二度と酔う事はなくなる。それも絶対だそうだ。
これは冗談じゃなくて、実際にこの方法をやってみると、二度と乗り物酔いに苦しめられることはなくなるそうだ。少なくともこの方法を紹介していた人は、二度と酔わなくなったそうだ。
乗り物酔いは生理現象であるということを考えると、必ずしも合理的な話ではないとは思う。しかし、僕はこの話は本当ではないかとは思っている。これだけのことが出来る人であれば、その苦しみを二度と味わうのは真っ平だろう。だからこそ、この方法が有効なのではないか。
まあ、極端な話かもしれないけれど、僕にとってこの話は実に教訓的なことのように思える。いろいろ悩みが出たときに、このゲロを飲み込むことを考えることがある。そこまでのことが出来れば、悩みが消えるのではないかというわけだ。ゲロとは、実物のゲロというだけのことではない。いろいろとストレスの多い社会にいて、悩まされることは多いわけだが、乗り物酔いのようなことであっても自分で克服しなければならないとしたらどうであろうか。まだまだ、ゲロを飲むよりましじゃないか、なんて僕は考えるようにしているのかもしれない。