サンシャイン2057予告
サンシャイン2057/ダニー・ボイル監督
太陽活動の衰えにより地球が氷に閉ざされた未来で、宇宙船で運んだ核弾頭を太陽に打ち込んで活動を活発化させようという計画を描いたSF映画。
最初はその通りの展開で、宇宙船を守るための犠牲が感動的に描かれていたりして正当なSF感のある流れだったものが、先に第一弾として旅立ったまま何らかの事故で漂流したままになっていた宇宙船との遭遇から、一気にホラー映画になってしまうという、一粒で二度美味しい(?)という欲張り映画になっていた。
宇宙空間による閉塞感と、灼熱の太陽光線という更なる関門の中での人間ドラマということで、まあ、この展開は逆にまっとうなのかもしれないとは思った。やたらにフラッシュバックが多用されているのは、ちょっとわずらわしい感じもしたのは正直なところだが、それなりの緊張感で引っ張るサスペンスとしては、成功しているのかもしれない。
しかし、やっぱりこういう映画を見ると、いまさらながらに「エイリアン」という映画は名作だったなあと、関係なく思う。こういう要素をそれこそまんべんなく発揮してつくられた基本形になっていることが分かる。
しかしながら最近の宇宙ものはやたらに自己犠牲が多いなあとも思う。逆にエゴも際立つということもあるのかもしれないが、命をかけたミッションなんだから、託して死ぬという気分にでもなるということなんだろうか。またはなんとなく役者サービスのような気もしないでは無くて、死に徳という役柄の人がいるのはどうしたものか。いや、実は例の映画を指していっているのだが、いい人じゃない方が魅力あると僕は思うのだけれどね。変にいい人ぶるよりずっといいのに。まあ、しかし、この映画はその感動をある意味で後半に台無しにすることもあって、監督さんは変わっている人らしいということが偲ばれて好感がもてたということなのだった。
サンシャイン2057/ダニー・ボイル監督
太陽活動の衰えにより地球が氷に閉ざされた未来で、宇宙船で運んだ核弾頭を太陽に打ち込んで活動を活発化させようという計画を描いたSF映画。
最初はその通りの展開で、宇宙船を守るための犠牲が感動的に描かれていたりして正当なSF感のある流れだったものが、先に第一弾として旅立ったまま何らかの事故で漂流したままになっていた宇宙船との遭遇から、一気にホラー映画になってしまうという、一粒で二度美味しい(?)という欲張り映画になっていた。
宇宙空間による閉塞感と、灼熱の太陽光線という更なる関門の中での人間ドラマということで、まあ、この展開は逆にまっとうなのかもしれないとは思った。やたらにフラッシュバックが多用されているのは、ちょっとわずらわしい感じもしたのは正直なところだが、それなりの緊張感で引っ張るサスペンスとしては、成功しているのかもしれない。
しかし、やっぱりこういう映画を見ると、いまさらながらに「エイリアン」という映画は名作だったなあと、関係なく思う。こういう要素をそれこそまんべんなく発揮してつくられた基本形になっていることが分かる。
しかしながら最近の宇宙ものはやたらに自己犠牲が多いなあとも思う。逆にエゴも際立つということもあるのかもしれないが、命をかけたミッションなんだから、託して死ぬという気分にでもなるということなんだろうか。またはなんとなく役者サービスのような気もしないでは無くて、死に徳という役柄の人がいるのはどうしたものか。いや、実は例の映画を指していっているのだが、いい人じゃない方が魅力あると僕は思うのだけれどね。変にいい人ぶるよりずっといいのに。まあ、しかし、この映画はその感動をある意味で後半に台無しにすることもあって、監督さんは変わっている人らしいということが偲ばれて好感がもてたということなのだった。