カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

黒人は差別されている(2020年をふりかえる)

2021-01-02 | なんでもランキング

 昨年の象徴的な出来事として記憶されるだろうことに、Black lives matter があると思うのだが、そういうことに絡んで考えると理解が深まるだろうと思われる二本を紹介した。
 ところでだが、この「グリーンブック」の方は、黒人側からは、厳しく批判を浴びた映画でもある。僕は日本人だし、肌感覚として、米国で差別される側の人間としての実感は無いのだが、そういう立場からすると、この映画、白人目線であるらしい。そういうことも含めて観ると、ちょっと考えすぎじゃないのかな、と思わせられるわけだが、実のところ皆さんはどう感じられるだろうか。おそらくだが、「ブラック・クランズマン」より「グリーンブック」の方が、一般的には分かりやすい筈である。そうしてたぶん、感動もする。どちらが優れているというのは、僕にはわかりかねる問題だが、賞の方は「グリーン」が取った。そうして審査員は、白人側だという批判が更にあるわけだ。米国のこの問題は、少なくとも僕らが生きている間は、なくならないと思う。そうして残念なことに、こうした憎悪は、再燃するはずである。それは、いまだに差別が無くならないという事より、現代人が不寛容になっているためだと思う。それは、宗教なのか、正義なのか、それとも人間の持っている根源的な欠点なのか、それともそのすべてなのか、ということである。映画を観るというのは、そういう営為でもあるわけである。まあ、素直に楽しんで観た後に、少しでも考えてみてはどうか、と思うのだった。

グリーンブック/ピーター・ファレリー監督
ブラック・クランズマン/スパイク・リー監督
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明けましておめでとうございます

2021-01-01 | 掲示板
明けましておめでとうございます。皆さまにとりましてよいお年になりますように。そうして今年もよろしくお願いします。

 さて、今年がどういう年になるかは僕が予想してもしょうがないことですが、まあ昨年からの続きですので、ある程度はそれを引き継いでのことになるかとは思います。さっそく言いたくない気分にさせられるわけですが、では言わなければいいだけのことです。だいたい僕の力ではどうしようもないことを、僕が考えても仕方ないのです。でもまあ、とりあえず世界が終わらないことを祈りましょう。時間の経過とともに、少しくらいは兆しが見えてくるとは思うんですけどね。さて、どうでしょう。
 将来やりたいことは今すぐにやるべきことだとは言いますが、やっぱり先送りしてしまうんですよね。でもまあ何をさておいて絶対やるぞってことなんて、本当に少なくなりました。海外旅行に行きたいわけでもないし、どうしても欲しいものがあるわけでもない。事業としては、こうなればいいな、というのはあるんですが、今はその時で無し、ということは分かっていますので先送りです。焦ることはありません。準備も必要なことでしょう。正月だからしなくていいことでも無いですし、刻みながら考えることは致します。
 日頃本は読んでいるんですが、もう少し時間確保しようかな、とも考えるところです。なんだか自分の時間が残り少なくなっていることが実感できるようになって、ちょっと切実さを感じているかもしれません。そうして若さがなくなると、読書にも体力のようなものが必要だったのだな、とも思うようになりました。映画も多少はそうですが、それはただ観ていても時間は進みます。しかしながら読書というのは、受動的なように見えて、能動的に動かなければならないように思います。ゴリゴリ押し進んでいくような、そういう姿勢はきわめて大切です。それは他の事にも言えることですが、そうやって読みながら考えることを、今年もやっていこうと思います。買った本のすべてを読むことは不可能ですが、少しくらいはできないことではありません。そうであるなら、やはりやるしかないでしょう。
 今やっていることの多くは、あと6年くらいしたら、ずいぶん手を加えなければならないという感じもします。すべては書けませんが、そうすると僕の晩年が始まるのかもしれません。そうならないかもしれないですし、そもそも突然それらは途切れるかもしれない。そうなるとどうにもならないので、誰かがどうにかするでしょうから、それはそれでいいのですが、僕がやらなければならないことがあるとすれば、それくらいの時間のスパンの中の六分の一の時間が今年だということです。つまり、ペース配分はそれで行きましょう。ほとんどは、続きのある事の延長からですので、目の前のことをやるだけでもいいとは言えます。自分がどこにいるのか、分かりさえすればいいのでしょう。
 それ以上は走りながらということで。まあ、走っているのでしょうね、たぶん。
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