「津波避難 何が生死を分けたのか」感想

もう震災特番はお腹いっぱいだと懲りたばかりなのにまた見てしまった。
NHKのドキュメンタリー。
「避難の連鎖」がキイワードらしい。
何やら結論ありきで話を進めているような印象。
石巻のとある小学校からより高い日和山へ避難するという話をやっていた。
小学生たちが避難するのをみて、そこに避難しているが子供がその学校に通うなどの直接的に関わりのない人たちも避難して助かったという内容。
ということは子供を追って山に向かった親たちをみて、避難したのかと思うと別にそうでもなく、そこでは津波から逃れられないと判断した人たちの声掛けによって避難を開始したという内容だった。
要は現場でグダグダしている人に声掛けをして避難を促した人が決定的な役割を果たしていて、住民が周りを観察してより高台への避難を決断したわけでもない。
どうにもモヤモヤする内容だ。
ノンフィクションにはどうにもモヤモヤしてしまうことが続いている。