こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と春の草花-ハルジオン(春紫苑)-

2024-06-21 22:48:40 | 春の草花

今回は、ハルジオン(春紫苑)だ。キク科ムカシヨモギ属の多年草で、道端や空地でよく見かける雑草。ヒメジョオン(姫女菀)とよく似ており花だけでの区別が難しい。なお、開花時期は、ハルジオン(4月~6月頃)に対しヒメジョオン(6~10月)なので、まず4月頃からハルジオンが咲いて、それに入れ替わるようにヒメジョオンが咲くという。

<2024年5月6日>美咲が丘3丁目 遊歩道

ヒメジョオンはこちら Link先 → 小次郎と夏の草花-ヒメジョオン(姫女菀)-

全景から見ていこう

◇美咲が丘3丁目の遊歩道。後の道路はバスも通る「ふれあい通り」。左側に行くとJR美咲が丘駅。

◇ ハルジオンは、遊歩道のタイルの隙間から生えているの。小次郎は「ちょっと、ジャマだなあ!」といった雰囲気。

◇タイルの「十字」の間から伸びている。すごい生命力だね。因みに、例年5月の第3日曜日は、行政区の「春の春の環境美化」で、雑草としてキレイに刈り取られてしまう。

◇小次郎クンは、クンクンした後、葉を食べている。が、食べているのはハルジオンではなくヨモギだと思う。もっともハルジオンも「ムカシヨモギ属」だから食べても問題なさそう。

花に着目しよう

◇背の高さは30~100㎝らしいので、ほっておくともっと伸びるのだろうね。

こんな花なんだ。ちょっと勉強しておこう。

【ハルジオン(春女苑)】※ Wikipedia、他

 和名は「ハルジオン」。なお、同類の「ヒメジョオン」との類似から“ハルジョオン”名が普及しているが、標準和名は『ハルジオン』である。

 ◇キク科ムカシヨモギ属の多年草。。ヒメジョオン(姫女菀)と共に道端や空地でよく見かける雑草。一部の地域では「貧乏草」と呼ばれ、「折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまう」と言い伝えている。若苗、やわらかい茎葉、蕾、花などは食用に利用できる。※ ハルジョオンとも呼ばれる。

◇北アメリカ原産。大正時代に渡来して帰化し、各地で野生化している。

◇春になると茎を立ちあげ、背は30~100㎝になる。

◇花期は4月~6月。茎の先端でいくつかに枝分かれをして白い花をつける。頭花は周囲に多数の細い舌状花を持つ。ヒメジョオンより一回り大きい。

【由来】

◇「ハルジオン(春紫苑」は、同じキク科の「紫苑(シオン)」に似ていることから、牧野富太郎が「春に咲く紫苑(シオン)」と名づけた。

※ 花がヒメジョオン(姫女菀)に似ていることから、その名前にひかれて“ハルジオン”と呼ばれるようになったと言われる。

※ シオン(紫苑)は、同じキク科ではあるが、全く別な種(属)である。シオンってどんな花だっけ? 調べてみよう

 シオン(紫苑)※GreenSnapより

◇「ヒメジョオン(姫女菀)」は、「姫」は「小さい」、「女菀」は「中国産の野草」を表す。なお、小さいシオン(紫菀)の一種で、別種の“ヒメシオン”との区別で「ヒメジョオン」になったという説もある。

※ うーん、「シ」と「ジ」の違いだけじゃん!とも思う

 【ハルジオン(春紫苑)との区別】※画像はネットより

同属で、花だけでの区別は難しい。相対的にヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしている。

分かりにくい場合は茎を折ってみる。ヒメジョオンの茎には空洞がないが、ハルジオンの茎には真ん中に空洞がある。ま、花だけの区別例を示す。

お終い

 


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