今回は、シクラメン。冬の花の定番の一つ。鉢植え・室内のイメージが強い。調べると「“鉢花”で売られる大輪のシクラメンは地植えは、ほぼ出来ない」という。
ヨーロッパでは、ブタが球根を食べる事から「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」、日本では、花びらが反り返る形状から「カガリビバナ(篝火花)」とも呼ばれる。
<2020年12月19日>
◇ 鉢植えのシクラメンと小次郎。この日は寒いけど日差しがあり小次郎は目を細めてウトウトしている。
◇ ん? 小次郎の頭が、少しずつ下がってきている。
◇ アーアー、遂に腕まくら!
◇ 気持よさそうだね。穏やかな冬の日の一コマだ。いいやね。
花に着目しよう。
◇ 花が少ないねえ! うむ、『ひんそらしか!』と言われそう。ん?“貧相=貧乏な相”と言う意味だよね。どこの方言だっけ? よく見ると、まだつぼみがあるよ。ズームしてみよう。
◇ おっ、つぼみは結構あるね。
◇ ピンクのつぼみは……、いつ頃咲くのかなあ。
【2年目のシクラメン】
実は、この鉢は(昨年の)ママへの誕生日(2020年10月29日)プレゼント。今年になって枯れかけていたが「シクラメンは球根植物で上手に育てれば、本来何年でも花を咲かせる」とのこと、夏越しに挑戦した次第。
ネットでは、①葉を付けたまま管理する「非休眠法」と、②葉を枯らして球根だけにする「休眠法」の2つがあるという。今回、「非休眠法」で挑戦してみた。
「6月に入り葉が10枚以上残っていれば「屋外の風通しの良い場所」「控えめに水をやる」「根腐れに気をつける」ことで夏越しが出来る」という。
結果、無事、夏越しが出来て花が咲いた次第。なので、貧相であろうと、嬉しい。ちょっと勉強しておこう
【シクラメン】
◇ サクラソウ科シクラメン属の多年草の球根植物の総称。別名にヨーロッパでは、ブタが球根を食べる事から「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」、日本では、花びらが反り返る形状から「カガリビバナ(篝火花)」とも呼ばれる。
◇ 原産地は地中海地方。日本へは明治時代に渡来した 。
◇ 草丈(樹高)は10~70㎝。
◇ 開花期は10月~3月。※ 冬の鉢植えの代表格として定着している。
◇ 葉は丸ハート形。花は花茎の先に一個下向きに咲く。花びらは5枚で深く切れ込む。5本の雄しべと1本の雌しべがある(ネット情報)。
花の形状を調べてみた(ネット情報)。
◇ 一般的なのは “パーシカム咲” という。我が家のも、これみたい。
【由来】
◇ シクラメン:ギリシャ語の円(Circle)を意味する「Kuklos」に由来。
※ 属名の“Cyclamen”は発音に忠実だと「キクラメン」となる。そう言えば、米国の大統領でも「リーガン」→「レーガン」とカタカナ表記がかわった。
◇ 篝火花:日本の貴婦人(九条武子)が「これはかがり火のような花ですね」と言ったことから。
◇ 豚の饅頭:英語名をそのまま日本語にした。
【病院への見舞いはダメ?】
シクラメンが「死」「苦」との語呂合わせ、花の赤色は血の色をイメージ、等で、病院への見舞いに持っていくことは縁起が悪いとされている。うーん、日本人は語呂合わせが好きだね。
<2021年2月2日>
2ヶ月半後の様子
◇ うーん、あまり花は増えてないね? 新しいつぼみが開花したけど、散ったのもあるので「プラス/マイナス」なんだ。
◇ 2月2日現在でも、まだ、つぼみがある。
◇ 5弁の花びらが開ききっているのは、枯れる直前だ。
お終い。
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