4月も後半となりますと、穏やかな春の陽射しから照りつけるような夏の陽射しへと変わってきているようで…
日中にはシャツ一枚で心地良く過ごせるようになりました
月島からテクテクとバンクシーの絵があると噂の相生橋を渡り、1899年創業だと言うお蕎麦やさんを訪ねます
高級そばを提供する老舗は多くあるのでしょうが、こちらは〝かけ〟や〝せいろ〟がワンコインほどでいただける庶民的なお店であることから地元の方たちに長く愛されているのでありましょう
小学生くらいにお子さまを連れベビーカーを押しているファミリーや天ぷらをツマミにビールを楽しんだあとせいろで締めるおひとりさまなど多くのお客さまが…
そんなお店でいただいたのは「たぬき」
たぬきそばといえば揚げ玉が入ったお蕎麦なのでしょうが、こちらではイカのかき揚げが乗せられているのです
分厚い衣を纏ったかき揚げはサクッとしていると言うよりもたっぷりとつゆを含んでいまして…
そば屋の天ぷら衣が厚いのは、こんな風に蕎麦つゆがしっかり染みこむようにするためと言われてますよね
お蕎麦は細打ちされたものでありまして、せいろでいただくと喉越しが良いであろうことが窺えるものでありました
そして「かつ丼」
とんかつはしっかりと割り下で煮込まれていることでキチッと味が染みていますし、厚切りであることでの歯ざわりもよく…
開店から間がない時間であったこともあり、熱々な炊きたてのごはんでありますし、歯ざわりが良いわかめたっぷりな味噌汁もおいしくて、全てに満足なお料理でありました
【そば処 浅野屋】
東京都江東区牡丹1-1-1
03-3641-5316