4月14日より発生した熊本地震は、その後も活発な余震活動が続いております。
自衛隊は26,000人体制、航空機107機、艦船15隻体制で懸命の救援活動をしつつ、即応予備自衛官300人程度を招集し、多様なニーズに応えています。
また、各地の警察、消防、国や地方の関係機関の方々、民間の病院やボランティアの方などが賢明に活躍されています。
本当に、本当に有難うございます!!
ですが、その裏には緊迫した朝鮮半島や海洋進出を強める中国への牽制や警戒も続いているのです。
事実として、4月15日に北朝鮮は弾道ミサイルの発射を実施しました。
また、4月23日には4月23日に北朝鮮が予告すら無しにSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を発射しました。
日本の自主防衛力整備を急がなければならない理由は、このようなお構いなし、隙があれば生き馬の心臓すらえぐり取って殺される、冷酷な国際政治の現実があるのです!!
4月25日にzakzak by 夕刊フジが「【湯浅博の世界読解】震災の弱みにつけ込む国々 国際政治の過酷な現実」の題で次のように冷酷な国際政治の現実を伝えています。
『安倍晋三内閣の危機対処は、立ち上がりが早かった。熊本県を襲った大地震発生から5分後には官邸対策室を設置し、被害状況の把握に努めた。実はこのとき、政府は東シナ海を遊弋(ゆうよく)する中国公船の動向をにらみながら、被災地の熊本に自衛隊員2万人の派遣を決めなければならなかった。
この日午前、沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺の領海を中国海警局の船3隻が侵犯していたからである。海警の3隻は午前中、2時間近く領海内をうろつき、西南西の方向へ出ていった。この間、海上保安庁の巡視船は海警が尖閣に近づかないよう警戒し、海上自衛隊の艦船も距離をおいて警戒していた。その夜の大地震発生であった。
海警の3隻が去った後も、政府・自衛隊は依然として南西方面に気を配らなければならなかった。
2011年3月、未曽有の東日本大震災の際に米軍はいち早く2万人動員の「トモダチ作戦」を展開してくれた。まもなく、中国からも15人の救援隊が送られてきたが、1週間して帰国した。入れ替わりに、軍艦を尖閣諸島に送りつけてきたのである。
当時、菅直人内閣の動きに「日本は御しやすい」と判断したのだろうか。ロシアの空軍機は、「放射能測定」を理由に日本の領空ぎりぎりを飛び、中国の艦載ヘリも尖閣沖の海自艦に異常接近して、結果的に復旧の邪魔をした。
香港の「東方日報」は地震発生から約1週間後、尖閣を奪取すべきだと指摘して、「日本が大災害で混乱しているこの機会が絶好のチャンスである」とホンネを吐いていた。
内紛や天災で国が乱れると、そのスキを突いて敵対勢力がなだれ込むのは国際政治の過酷な現実である。腹に一物ある周辺国は、危機に陥ったときの日本のクライシス・マネジメント能力をじっと見ている。それが有事にも直結するからだろう。
過去にも大正12年9月の関東大震災の際、救援の外国勢と裏では虚々実々の駆け引きをしていた。
日本海軍は地震発生とともに、国内3つの鎮守府から艦艇が急行したほか、連合艦隊が東京湾に向かった。このとき、黄海にあった米国の太平洋艦隊も震災4日後に8隻が東京湾入りして、その早さに海軍当局者は度肝を抜かれた。
米軍の救援部隊の中には情報要員が紛れ込んでいた。驚いたことに、この時の震災と火災の関連調査が、後の日本本土空襲作戦の立案の際、焼夷(しょうい)弾使用の参考にされた(防衛研究所ニュース通算86号)。
東日本大震災から早くも5年が経過した。民主党から自民党政権にかわり、日本の危機対応能力は格段に向上している。制度面では、国家安全保障会議(NSC)を設置して効率的な意思決定システムを整えた。運用面でも、中国による領海侵入が繰り返されても、日本はそのつど押し返している。
安倍首相は集団的自衛権の一部行使が可能な安保法制を整備し、同盟国とは日米防衛協力のための指針(ガイドライン)を改定し、いざというときの役割分担も整備した。
それでも足りないのは、予想される首都直下型大地震のような「国家存亡にかかわる事態」への対応である。現行憲法にない「緊急事態条項」を早急に補い、万全の態勢を組むのが国民への責務であろう。(東京特派員)』
国防とは、何があっても疎かに出来ないのです!!
隙あらば、国民は殺され、強姦され、生命や財産や土地は奪われ、焼き尽くされ、歴史や記憶、言葉や国家民族すら消されます!!
熊本地震で米軍のオスプレイの支援はけしからんとか、普天間基地の移設はダメだと言う反基地、反安保、反原発の輩は、反日国家や反日勢力そのものである理由がそれなのです!!
日本の自主防衛力整備を急がなければならない理由は冷酷な国際政治の現実がある!!
トランプ氏が米国大統領になっても日米の同盟関係を維持しなければならない日本は、トランプ氏でも頷く実績と国防力を待たなければならない!!
下のブログランキングに参加しています。ご支援のクリックをお願い申し上げます。
日本の自主防衛力整備を急がなければならない理由は冷酷な国際政治の現実がある!!
トランプ氏が米国大統領になっても日米の同盟関係を維持しなければならない日本は、トランプ氏でも頷く実績と国防力を待たなければならない!!
と思う方は、ここをクリック!!
↓
防衛・軍事 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
有料記事では、あなたが知らないと損をする、報道されない国内外情勢や政治、軍事、外交、経済、技術などの深層や戦略などを、丁寧にお伝えします。
↓
有料記事掲載サイト:以下リンク先→
新生日本情報局 ※(有料記事サイト)1ヶ月1000円で期間中は有料記事が読み放題、見放題で定期購読ができます。
定期購読の方法については、以下リンク先→
※(ヘルプ欄)課金記事を読む 有料の記事を読むには?
本日の有料記事
トランプ氏に学ぶメディアへの扇動とメディア操作への反撃方法 誰かの方法に似ていませんか??
次期米国大統領選挙での共和党の有力候補者にのし上がったドナルド・トランプ氏。
彼は泡沫候補と最初はマスコミにすら相手にもされなかったのが、今や事実上の次期大統領とまで言われつつあり、オバマ大統領ですらも彼の言動に注文を付ける始末です。
はっきり申し上げましょう。
トランプ氏にメディアへの扇動とメディア操作への反撃を学ぼうではありませんか!!
しかし、トランプ氏の手法は、誰かの方法に似ていませんか??
記事の続きは、以下リンク先→
新生日本情報局 ※(有料記事サイト)1ヶ月1000円で期間中は有料記事が読み放題、見放題で定期購読ができます。
定期購読の方法については、以下リンク先→
※(ヘルプ欄)課金記事を読む 有料の記事を読むには?
下のブログランキングに参加しています。ご支援のクリックをお願い申し上げます。
↓
防衛・軍事 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ