剣だけで生きる者に対する戒めですが、パナマ文書での英露両国の言い訳を見れば、謀略に生きる国家は謀略で死す典型的な例だ、と言わざるを得ません!!
4月9日15時27分に時事通信が「2000億円の「楽器購入」は疑問=ロシア大統領の弁明、国民は信じず」の題でプーチン大統領の言い訳を批判しています。
『ロシアのプーチン大統領は、タックスヘイブン(租税回避地)を利用して親友の音楽家らが20億ドル(約2200億円)を取引したとされる「パナマ文書」の疑惑に対して「(親友は)ロシアのために楽器を買っていただけ」と弁明した。
しかし、これを信じる国民は少ないようで、批判はさらに広がっている。
「親友を誇りに思う。副業で稼いだほぼ全額を楽器に費やし、国家に寄付した」。大統領は、パナマ文書が公表されて5日目の7日、親友を通じたオフショア(非居住者向け)取引疑惑に初めて口を開いた。
汚職の証拠と受け止められかねないパナマ文書について、それまで国営テレビなどに事実上の報道規制を敷いたが、インターネット上で疑惑が拡散。大統領選の前哨戦となる9月の下院選前に、自ら火消しを狙った。
独立系メディアは、この発言の信ぴょう性をすぐさま検証。「単純計算で20億ドルあれば、平均的なピアノ約5万台、バイオリン約13万丁、チェロ148万丁、フルート139万管、ビオラ44万丁を全部購入し、お釣りで(バイオリンの名器)ストラディバリウスも2丁買える」と伝えた。
有力経済紙ベドモスチ(電子版)は「2015年に輸入された楽器は(20億ドルの40分の1に当たる)総額5000万ドル弱」との統計を伝え、プーチン大統領の発言に疑問を呈した。』
ここまでの嘘出鱈目の言い訳では、さすがのプーチン大統領もお笑いのネタになりそうですね。
大体ねえ、経済危機で苦しんでいるロシアに、20億ドルもの金額を「副業で稼いだほぼ全額を楽器に費やし、国家に寄付」する慈善家など、いるのですか??
プーチン大統領ご本人も、そんな話など信じていないでしょう!!
一方、英国のキャメロン首相も苦境に立たされています。
4月10日06時50分に産経ニュースが「【パナマ文書の衝撃】「税金払え」「恥を知れ」 ロンドンでキャメロン英首相の辞任求め大規模デモ」の題で次のように伝えました。
『タックスヘイブン(租税回避地)の金融取引をめぐる「パナマ文書」報道で、亡父のファンドに投資して利益を上げたことを認めたキャメロン英首相に辞任を求めるデモが9日、ロンドン中心地で行われ、千人以上の市民らが首相官邸前などで気勢を上げた。
「出ていけ」「保守党統治を許さない」などと書かれたプラカードを持った人々が「税金を払え」「恥を知れ」などと口々に訴え、市内を練り歩いた。
キャメロン首相は当初、亡父がパナマで開設したファンドに投資して利益を得ていたかについて明言を避けていたが、7日に一転して認めた。野党の労働党が辞任を要求し、追及を強めている。
ロイター通信によると、9日、首相は保守党の集会で、「今回の問題にうまく対処すべきだった」と語った。欧州連合(EU)離脱をめぐる国民投票を6月に控え、求心力低下も避けられそうにない。』
キャメロン首相も、プーチン大統領同様に苦しい言い訳をしているとしか思えません。
明らかな嘘を付いてはいけません!!
そして、英国では間接税などの増税をしておきながら、自分はタックスヘイブンで税金を逃れるとは、許し難い行為です!!
もっとも、今回のパナマ文書のタックスヘイブンに関するスキャンダルでは、かつての大物スパイなども複数関与しているそうです。
英露両国はスパイ合戦でも有名な謀略諜報組織が複数あります。
やはり、「蛇の道は蛇」ということわざ通り、謀略をやりまくりの英露両国は、謀略によってはめられた訳ですね。
パナマ文書の波紋が拡がることは、英露両国の言い訳は謀略に生きる国家は謀略で死す典型的な例だ!!
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