リビングに入ると、はるどんが暗闇で一人座っています。
びっくりして、声を掛けたら、
「バイトの給与明細が届いたんよ」とスマホを片手に。
何でこんなに税金に持っていかれるんじゃっ!
一日分の稼ぎがぱあになってる、と激昂。
お父ちゃんの給料もな。一日どころじゃなくてな。ボーナスなんてな、と慰めるお父ちゃん。
まあ、この国に生きるということはこういうことなんだよ。
上田家の家訓だわ。
税 . . . 本文を読む
日常生活、いろいろうっかりがあったりしたときに指摘すると、
はるどんは
「ちがうんよ」
と答えます。
使ったコップが食卓の上に置きっぱなしなのを指摘すると、
「ちがうんよ」
ぬいだコートが床に落ちているのを指摘すると、
「ちがうんよ」
届いた郵便物を回収していなかった時も
「ちがうんよ」
この前、とうとうお母ちゃんが
「違うって何が?」
と尋ねたのですが、
はるどんがいうには、 . . . 本文を読む
おやつとは何か。
小腹が空いたとき、どうするか。
お父ちゃんは「たこ焼き」とか書きましたが、巻きずしになることもありますし、まあ、量の多い少ないはその日によって。
おかあちゃんと、ぷくは、まあ、いつも同じか。
はるどんがな、波が大きい。
で、おやつとして、「あんかけやきそば」などを食べると、当然晩御飯は細くなる。
で、「私、今日、食欲がないんよ」とほざきやがる。
知ってんだぜ、つけ麺 . . . 本文を読む
炭酸が苦手なはるどん。
お酒が飲めるようになったよ!と喜びつつ、なかなか口に合うお酒がない。
お父ちゃんが、サングリアを買ってきたんですよ。で、まあ、晩御飯の時に飲もうと。
さて、お父ちゃんがこたつに座って仕事をしていると、はるどんがやってきて、
「今日、お風呂から上がったら、ご飯の時間までもむからね」
と、天使のような言葉を。尊い。ご飯は約1時間後だよと告げました。
お父ちゃんはワク . . . 本文を読む
期末テストを終えたぷく。
開放感にあふれ、すぐに昼寝。
でも。
塾の春期講習が始まります。本人は、すっかり忘れていました。
お母ちゃんが「あんた自身が選んで申し込んだんだぜ」というと、
ぷくは、
あの時の自分は今の自分とは他人だから
といいました。
きっと、タイムマシーンでさかのぼって、申し込んだときの自分にけりを入れているはず。
で、蹴られた申し込んだときの自分は、腹立ちまぎれ . . . 本文を読む