さてさて
井浦先生に上半身を彫刻して頂いた、
ゲリPこと、マルシンのゲーリングルガーなのですが、
先生の彫りが素晴らしい故に、かえって目立つ部分が出てきました。
それが、
コチラ、そうですグリップです。
実銃の実物は、象牙への彫刻なのでしょうが、
こちらはおもちゃのトイガン、プラスチックのグリップに
エングレ模様の溝が型押しされ、そこに黒い塗料が流し込まれて
いるだけです。
なので、よく見ると、塗料がはみ出していたり、塗れてなかったりと、
それよりも、あまりにも『ベタ~っ』とした塗装なので、
余計にチープさが出てしまっております。
これでは、いくら元がそうだからと言って、井浦先生の彫刻に対し、
申し訳ないなと。
そこで、象牙は無理でも、なにかアイボリー調のグリップはないものか?
とずっと思っておりました。
そうしたらですね、いつもお世話になっております、モデル工房Sさんの
ブログにて、マルシンではないですが、他のメーカーのP-08のグリップ
制作記事があるじゃぁないですか!
P-08のグリップって、見えてる表よりも、内側の溝やリブなんかの形状が
複雑で、なので、どこでもあんまり純正以外のグリップって見かけないので
あります。
なので、細かい形状はちがうのでしょうが、同じP-08だからなんとかなるべ?
と、思い、制作をお願いしました。なかなかいい素材が見当たらなかったのですが、
『アンティーク・ペーパー・マイカルタ』という、使い込んだ
雰囲気がとてもステキな積層のマイカルタを入手して頂きまして、
そこから削り出して頂きました~♪
モデル工房Sさん、いつもありがとうございます!
で、
完成したグリップがコチラ♪
色合いが、使い込まれた古い銃の雰囲気にピッタリです。
よく見ると、
表面がまだら模様になっておりまして、これがアンティーク感を
醸し出しております。
グリップ裏側も、
サムセフティの軸、マグキャッチ止めのネジの逃げなど、
取り付けや、レバー、ボタンの動きに支障がないように
完璧に作り出されております。
しかも、削り出しですからね~
これ、見てるだけでご飯3杯行けますね(笑)
グリップそのもので見ても、
純正のリブ状の薄いペラペラなグリップと違い、
樹脂で積層に固められたペーパーの塊なので、
しっかりとした剛性と適度な重みもあります。
本体に取り付けた状態が、
コチラ♪
メッチャ、雰囲気よくないですか~♪
色合いが、金属モデルの、ちょっと古くなったメッキの
色とバッチリ合っているんですよね。
本来は、表面硬めの素材に、スクリムショウをするために
選んだ素材でしたが、こうして見ると、このままでも十分
いいんじゃないか?と思える仕上がりです。
井浦先生、ryochanさん、てるぱ大臣さんにも見て頂きましたが、
皆さん『この方がいいよ~♪』との感想でした。
私自身、学校が忙しく、スクリムショウ始めてもいつになったら
完成するのか分かりませんので、このままにしようかと思ってます。
モデル工房Sさん いつもありがとうございます♪
ではでは~