■入院日の前日、バスで病院まで行くスケジュールをたて、予行演習をしてみることにした。当日三角巾で腕を吊りながら、大きな荷物を片手でぶらさげて乗り場がわからないといってうろうろしているうちに遅刻してしまう、なんて考えたくもない。
100円のコミュニティバスと市内バスを乗り継ぐことにして、ネットから出発駅、到着駅の平日時刻表の1日分をコピーしてメールに組み合わせて貼り付けて自分宛に送る。そうするとiPhoneに通院専用時刻表がとどいた。もう夕方だったがうまくいけば最終で往復できる、とそのままバスに飛び乗った。
乗り換え場所を探していると職場のOさんが「どこいくの?」、、ちょうど仕事終わって同じ方向に帰るバスに乗るところだったそうだ。「そこまで200円や」と教えてくれた。病院前のスーパーで買い物して最終バスで帰宅。バス利用は久しぶりなので支払い方法さえまごついたが(僕には上海やニューヨークのバスの方がカンタンだ)コミュニティバスもよく利用されているなあという気がした。
そのおかげで今日は順調に病院に到着した。もう完全に旅行モードになっていてフロントのチェックイン感覚。健康保険証を出すと、「第三者行為届けされました?」、、、???
事故の被害者等第三者の行為で治療が必要になるとき要るものらしい。ネットで保険協会支部をチェックして電話。用紙を病院の「特別室」宛郵送してもらうことにした。
僕の病室は院長のおともだちということで1日6000円のVIPルーム。足羽川の桜並木が窓一面に広がる。花見シーズンにはねられてみたい。大画面TVも見放題。バストイレ冷蔵庫、、、。広くて会議室に使えるような広いテーブルがあって、、、極めつきは僕がいまPCでブログを書いているこのベッド。頭部や、ひざ部分が電動で自由に持ち上がり高さも変えられる。ベッドの硬さも硬くて僕のこのみだし、、これ欲しい!
僕がNY留学中、ホスピタルセキュリティーのテーマで大学隣の何とか病院に1人で調査インタビュー訪問した時のことが頭をよぎった。いろんな面白い話を聴いたが、あのマンハッタンど真ん中の大きな病院の見晴らしのいい最上階がVIPルームのフロアだったなぁ、、、、。
「まだ寝ないんですか」とスタッフの人がドアをあけてくる。ドアに鍵をかけられない!、、、この1点でイメージが高級ホテルから座敷牢におちてしまう。明日早起きしないとごはん間に合わない!