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ユニット、ぽん!

最近の住宅というのはなんでもパッケージを買ってきてつけるだけになっている、
という現実を目の当たりにしました(って程でもないけど)。
1.
東京近郊の某現場。
水道屋さんが図面をみつつ「最近ユニットバスばっかりだからなあ」
浴室は浴槽を据えて、タイルを貼って、排水溝の設置やカランへの配管も
現場の納まりを考えてきちんとね、という専門業者なら当たり前の仕事。
でもそういう仕事が無い、全部組み込まれてるユニットを買ってきて据えるだけ。
もちろん合理的で便利ですけれども、そればっかじゃ、ね。
で、水道屋さんもやや勘を取り戻す必要がありそうな雰囲気(笑)。
もう工事始まってるんだから~がんばって!
2.
某地方中核都市のI社とT社のショールーム。
タイルや衛生器具では日本を代表する2大メーカーですが・・・。
展示のメインはシステムキッチン。次いでユニットバスや洗面化粧ユニット。
こちらは水栓器具や浴槽、洗面器・手洗器なんかを見てもらうつもりで
お客さんをご案内しているのに、ちょびっとしか置いていないいい。
売る方もユニットでバン!がやっぱり手軽なのでしょう。
システムキッチンとかは値段張るから儲けも大きそうだしね。
便器だけはどちらにもまあまあ揃っていたのは助かりましたが、
このあたりはリフォーム需要との関連もあると見た。

しかし工務店さんが作る「注文住宅」ってもしかしてユニットぽん、の世界なの?
まあ、その方が工期早いし段取り楽だからな。
そういうことが直接儲けと関係ない設計事務所だから
一ずつ選んで造りこむなんていう(現場が)面倒くさいことを平気で考えるのかもしれません。

なんだか分からないけど、やれやれ。
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