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ヒア・カムズ・ザ・エクスポージャー

キング・クリムゾンの親玉・ロバート・フリップ(略してRF)が1978年に出した初ソロアルバム、
「エクスポージャー」の初CD化です!(ぱちぱち)

エクスポージャー(完全版)(紙ジャケット仕様)エクスポージャー(完全版)(紙ジャケット仕様)
ロバート・フリップ

WHDエンタテインメント 2006-05-24
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とにかくLPではなんだか音がもこもこしてもうちょっと何とかならんのか!状態だったので、
リマスタリングの結果、音像がすっきりくっきり立ち上がって来る様になってまずは感激。
超意外な組み合わせ、ナラダ・マイケル・ウォルデンのやたら手数の多いドラムスも堪能できます。
(まったくRFと異質で最高のノリ!!NY時代のRFにしかない展開ですね。)
ロック的凶暴さに溢れたこのアルバム、パンクの嵐にプログレモノがどう立ち向かったか、
と言う面でも圧倒的な成果を収めているんではないでしょうか。
このアルバムを「統一感が無い」とする方もいらっしゃるようですが、
どこを切ってもフリップ汁が滴り落ちてくるようななこのアルバム、
それは「プログレ」的な「統一感」からの意見に過ぎないとキッパリ言い切ってしまいます。
とにかく素晴らしい疾走感と凄まじい寂寥感の恐るべき混成物としてのエクスポージャーなのだ。

デボラ・ハリーが参加できなかったり、ダリル・ホールの参加が制限されたり
(結局3曲に参加、今回は未発表のホールのボーカルバージョンも多数収録)
難産だった制作プロセスをものともせず、逆に完成度を高めた手腕はさすが。
あんまりゲスト参加しない(ような気がする)ピーター・ハミルの
ソロとは一味違った野太いハイテンションボーカルとか、
PGの名曲のカバーでPG自身がボーカルを取っている「ヒア・カムズ・ザ・フラッド」
(どのPGのバージョンよりこれが好き。PG、RF、それにENOなんて信じられない組み合わせだし!!)
などなど、聞きどころも満載の超カッコイイアルバムなのですっ!!

ヒリヒリと聞け!
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