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カメラを持ってこんにちは


先日「食事」を狂言廻しにした20年代パリの本をご紹介いたしましたが、
こちらでの狂言廻しはかのマン・レイです。で、彼の小道具が、カメラ。

マン・レイ 写真と恋とカフェの日々マン・レイ 写真と恋とカフェの日々
ハーバート・R. ロットマン Herbert R. Lottman 木下 哲夫

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あちらはセンスと切り口の鮮やかさで楽しませて頂きましたが、こちらは薀蓄系です。
それにしてもまあ、登場人物の多彩なこと!!
「食卓~」は基本暖かいエピソードで纏める方向でしたが、こちらはかなり辛口。
シュールリアリストの人間関係なんて拡大家族みたいな感じもしますが、
実際奥さん入れ替わってるし、マン・レイは独自にキキ→リー・ミラー→アディと渡り歩いてるし。
羨ましいと言うか、なんというか。

キキ 裸の回想キキ 裸の回想
キキ Kiki ビリー クルーヴァー

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ちょっと前に読んだキキの回想録。
べらんめい調(?)のにぎやかなおしゃべりが肝。
この本が当時は風紀を乱すとか言われたと言うのも・・・うむむ。確かに率直だけど。
それにしても変化自在な人だなあ。黒人彫刻と写ってる写真ってキキだったのか・・・。

あ~あ、この前の藤田展に行かなかったのはやっぱり失敗だったな・・・。
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