今日はお彼岸・・お彼岸といえばお墓参り。
そういえば、長男が幼稚園の頃『お墓』という言葉をちゃんと発音できなくて、いつも
『おかは』と言ってなぁ~決まって『おかは参りにいく・・』って。あの頃は可愛かったのぉ~
いやいや、今回はお盆に行けなかった島周りのお墓参りをしたかったのよ
ずーーっと気になっててね。少し遠縁になるのでどうしても後回しになってしまう。
ご先祖に優先順位はあってはならないんだけど、ゴメンナサイ
まずはこなきの母方のお墓に行きます。音戸大橋を渡り、もう1つ早瀬大橋を渡ると大柿町という、今は江田島市なんかな
よーわからんあたりがいい加減な私・・・そしてここでは全然写真を撮ってないことに今頃気付く。。
で、帰りに音戸大橋のたもとにある、私の父方の祖父母と戦死した父の兄が眠るお墓に。。
音戸大橋の駐車場にを置いて、こっから坂登りです。ここのお墓は昔のお墓なので、お水持参。。
これが結構重い・・
法専寺を過ぎて(たかちゃんのブログに出てきたお寺です。たかちゃんのお母さんとゆかりがあるこのお寺は小さい頃から私も遊んでいたお寺・・ここにも繋がりがあるようだ。。)
古い町並みをとにかく上へ上へと上っていきます。坂がとにかく急なので明日足がガクガクブルブルにならんか、心配です。
上りきったところに、神社があります。名前はよー知りませんが、石段が新しいくなってます。
中学生の頃、家族でお墓参りにくる時、今は亡き父とよく色んな話をしました。
この石段でけが人がよく出ていた話。秋祭りになるとここのまつりは“ケンカ祭り”といって必ずこの石段でけが人が出ていたらしい・・その当時の石段はもっと、自然の石を組み合わせたものだったのを覚えてる。
この石段の隣には門です。多分この門柱は父が通っていたころから変わってないんだと思う。(大正生まれの父ですが、ほとんど学校には行かず、漁師だった祖父の手伝いか山で遊んでいたらしい・・)
その反対側にはまたまたお寺が・・ 石畳もきれいになって、なんか風情のある町並みになってます。
私はこの界隈が大好きでした。小学生の頃、おじいちゃんちに行っては、神社で遊び、この坂道を下って遠回りして帰る。思い出深い場所です。
またまた坂をあがり、お墓まで一気に。。 だいだいがなっていたり、
柿の木も植わってたり なんか自然いっぱいです。
そしてお墓からの景色が絶景~
音戸の瀬戸が見えるとても優美な景色。
こなきが言います。“お義父さんはここに入りたかったかもね。こんなええ景色を見れたら喜んだじゃろーに。”
そう、父は漁師だったので、海をこよなく愛していました。
晩年、入退院を繰り返す生活の中で退院して迎えに行くと、必ず海まわりで帰ってくれや・・と言い、何度となく長浜経由で呉の病院から安登の実家まで帰ったことがあります。それも遠い昔の思い出になってしまいました。
お墓参りも無事済ませ、ちょっとひっかかっていた気持ちも軽くなり、ルンルンモードに入っていた私。
長男が“母さんう○ちに行きたい・・”と現実に引き戻すので、音戸大橋たもとにある
『うずしお』に駆け込みました。
ここには子ども達と2回ほど来た事があり、でもこなきはまだ未訪・・
なので少し見てみることに。
音戸町のことを紹介するいわば資料館みたいなところですが、私が1番好きなのは
床一面にある音戸町の空中写真。空中というのかな・・空から撮った島全体の写真がとても見ていておもしろい・・
2階に上がると音戸の瀬戸を通る船の模型や5年に1度行われている『清盛まつり』
の衣装たちが展示されてたりする。
父も私が生まれる遥か昔、この行列に出たことがあるそうで、なんの役だったかは忘れたが、よく母がそういう話をしていたなぁ~
この衣装たちの足元にあるのが
近寄るとセンサーで行列風景が動くしかけになってる。とーーってもお金をかけた部分なんじゃと思う。
子ども達はこの行列を見るのが大好きで、延々見ては喜ぶ。(今回はさすがに3回目の訪問なだけあってあっさりと行き過ぎたが・・)
外に出れるデッキがあってね。潮風を間近で感じることが出来るここも私のお気に入りの場所。
だって、音戸大橋を通るこんな大きなフェリーが真横に通るんよ。目の前にあるのが清盛塚です。
このデッキがウッド張りで、ここちよい風が吹いて気持ちいーー。
しかも今日は先客がいた。
ウクレレの練習をしているおじさん。音色と海がいやにマッチしてたので、思わず声をかけてしまった。
独学でウクレレを始めて半年。自分で楽譜もみやすくアレンジしながら、いつもここで練習をしてるんだって。波多見から来てるとか・・1曲歌ってもええよ。
と言ってくださったが、『お嫁においで』とか『ALOHA OE』という題名にとてもついてはいけなかったので丁重にお断りした
後、音戸の舟歌の展示があったり(この歌も父の好きな歌だった。姉の結婚式の時父がアカペラで歌う民謡と知って、あまりの声の高さに度肝を抜かれ、兄と二人で恥ずかしくて席を立った。)盛りだくさんの資料館とあいなっております。
音戸町にお越しの際は是非、1度寄ってみてください。入館料は無料ですで。。
ここを利用すると音戸大橋下の駐車場代金も2時間までなら無料とっておりますでのぉ~。
さてさて、次の目的地に急がねば・・・で移動と思いましたが、こういう機会も余りないので、子ども達と一緒に渡船にのることに。。
こなきにはで橋を渡ってもらいましょう。。
音戸の渡船。
私が物心ついたころからこの建物。赤いポストが懐かしい~
小学生の頃、ニッセイのおばちゃん自転車で今日も走る ふるーさとを~というCMでこの渡船口が出てたんよ。
よく知ってる場所だったから嬉しかったんよ~
ブラザーブラザーと銀色のミラーボールが廻る時間帯にやってた『刑事くん』とかの時間に流れたりしとったんよ。確か・・・何十年前の記憶か。。。
この料金表も当時のまんま
数分待つと警固屋対岸から渡しがつきます。
どうやら2人のお客さんが乗ってる模様。
乗り込むとどうやら私たち3人だけのよう。。
正に船の舵にふさわしい舵なんよね。私も小さい頃、この位置からよー見よったわ。
フェリーに遭遇です。 渡しはフェリーが行き過ぎるまで待機。大波がくる予感です。
(ぢつは・・・私が小学校3年生のころ、一人でバスに乗って鍋から音戸の祖父の家まで初めて行くという体験をしました。その時にこの渡しに乗りフェリーが通り過ぎた後、大波で転覆するかと思うほど怖い体験をした記憶があり、一瞬『ここで溺れて死ぬかも・・』とマジで子供心に思ったものです。)
波を横切りましたが、さほど揺れませんなーーんだ。。こんなもんか・・いや、あの時はほんまに水面がすぐソコに来たんよ。マジ怖かったんぢゃけー。 あっさりフェリーは行っちゃいましたこうして、島巡りお墓参りツアー&音戸町満喫編もほどよく終了し、本土に戻ってきた我が家族でした。
では、鍋のまつりにちーと顔を出しに行っときますか・・つづく