藤原仲文(ふじわらのなかふみ、なかふん) 923~992年? 上野介、正五位下 有明の月の光を待つほどに我が世のいたく更けにけるかな(『拾遺集』) 有明の月が出るのを待っているうちに夜はすっかりふけた。同じように、私もずいぶん齢を経てしまったことであるよ。