茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

今年入手した安吉白茶2014

2014-04-17 09:31:23 | 中国茶・世界のお茶
上海で一番先に入手したのは、安吉白茶。4月1日採取したもの、清明節四日前のお茶です。

知り合いのいる大寧茶城は、上海有数なお茶問屋街の一つ。

行った日に、カメラ設定は、クロームになっていたのを気付かず、シャッターを押したら、実物よりは濃く写りました。
それにしても、店で見せてもらった新芽がそろって綺麗、オーナーが淹れてくれたお味も安吉らしく美味しかったです。

あいにく、販売できるような量がまだ店にはありませんでした。二日後、また来てくださいと言われました。ところが、二日後には、杭州にいる予定なので、一緒に行った友人が取りに来てくれるというので助かります。非常感謝!

開封したのは、日本に戻ってきてから。

あら、このばらつきのある色は、炒り手の技術の未熟を物語っているのではないでしょうか(汗)。

更に、サンプルを取り、並べてみると、やはり新芽でも大きさが笑えるぐらい違いますね。店のオーナーが、昨年の冬、現地が寒冬のため、今年の採取が遅れました。そのために、新芽が例年より大きめだとおっしゃったのを思い出しました。

安吉白茶が好きで、ここ数年、毎年買っています。今年入手したものは、茶会に出すお茶というより、評茶の良い材料になるのではないかとの気がしました。

それでも、この新芽いっぱいの感じや、人によっては、淡泊すぎるとも言われるこのお味が、私の好きな春の味覚。

不良の部分を取り除けば、みんなが可愛い子ではありませんか(笑)


中身の見えない磁器の蓋碗で淹れれば、蓋を開けた瞬間、一面の青々がなんとも言えないほど可憐。

ぼーっとする余裕がある時、筒状のグラスで淹れてじっと待ちます。

目の前に一枚ずつ舞い降りてくる新芽をじっと見つめるのはミソです。次はどの子かな、と待つ時間が楽しいです。

突然、こちらから一枚がちらり、またあちらから別の一枚がちらり。透き通った茶湯の向こうには、飾っていた水差しが、ぼんやりと映るのもいいですね。

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