挙頭望明月 ju3 tou2 wang4 ming2 yue4
低頭思故郷 di1 tou2 si1 gu4 xiang1
頭を挙げては明月を眺め
頭を低れては故郷を思う
李白の「静夜思」最後の二句
電話もインターネットもない遠い昔
一通の手紙が届くのも大変な時代
他郷にいる旅人と故郷にいる家族
離れ離れになっても
夜空にかかる明月は一緒に眺められる
互いに思う心は
この満月の夜で通じ合う
今夜も仲秋の明日も、現れないかもしれない今年の満月
今日は、海の向こうにいる家族を思い
香港から届いた月餅を頂く
日本で生まれ育った娘の心に
いつかこの伝統の本当の意味を
理解する日がくるかな