都内の中華料理レストランについて書くのは、初めてかもしれない。
銀座で一人ランチをしなくてはならない日に、青百合飯荘(Blue lily)というネーミングに惹かれ、銀座三越近くにあるビルの地下二階へ潜ってみた。
旧メトロポール紅虎銀座店だったらしい。
趣のある肥満美人のチャイナドレスの写真が店の一角にずらり。
壁一面に飾る上海外灘の白黒写真。それから、繁栄した1920-1930年代、中国ムービースターの写真の数々。
この空間に、私の知らないはずの昔の上海の匂いがした。
オーナーの狙いに、ハメられた気がした(笑)
本や映画を通して、あの年代へ憧れるShanghaiistが多いはず。
上海では、探せば結構あるこのタイプのレストラン。
今日東京で出会うと、やはり懐かしく思った。
無難に鶏ゆず麺を頼んでみた。透き通ったスープ、漂うゆずの香り、さっぱりしたお味で美味しかった。
家族連れやご婦人の方々が目立つ店内。静かな場所で、ゆっくり中華料理を堪能したい時にぴったりかもしれない。
早速メニューチェックへ。食べたい北京ダックも、気になるメニューも、いくつかあった。お金を貯めて、近いうちに、大勢でここで味わいたくなった。
青百合飯荘(Blue lily)
東京都中央区銀座4-6-1三和ビルB2