旅行でハワイに行く言うと、たいてい「どんなことをするのか?」と訊かれるので話が膨らみやすいマウイマラソンに出場することを話します。
ジョギングを含めて走ることの習慣が無い人は「なんでよりによってハワイまで行って走るんだろう?」というようなことを言いますが、それはその人の意見なのでとくに問題ないと思っています。
「なんで走るの?」と訊かれると、本当に説明に困ります。
相手が納得する答えができないのです。
「体育の時間で長距離走の授業がもっとも嫌いだった」というような会話になるのですが、僕も「体育の時間で長距離走の授業がもっとも嫌いだった」のです。
「じゃあなんで走るのか?」ということですが、明確な答えがありません。
もともとは体重オーバーということと、「人生で1回くらいフルマラソンというものを経験してみよう。走るならハワイがいいかな。」ということで、昨年のマウイマラソンを走ったのです。
今年もマウイマラソンに出場します。
「人生で1回くらい・・」という理由がなくなってしまったし、体重オーバーならマラソン以外にもやせる方法があると思うのですが、なぜ走るのかやはり良くわからないです。
ランナーズハイ(ランナーズハイとはマラソンで「苦しい」と身体にストレスを感じると、脳からこのβエンドルフィンが分泌され、この苦しみを和らげようとする。それが快楽現象を生んでいるという仮説のこと)になったことは無いですし。
フルマラソンって、僕の考えでは、相当カラダに悪いスポーツだと思います。
人間のカラダにとって、走る距離が長すぎるのです。(走っても、年に1回から2回が限度だと思います)
じゃあなんで走るのか。(笑)
その人間の限界(100キロとかそれ以上走っちゃう人もいますが)に近いところを経験するという自分自身への挑戦というか、どこまでやるのかやれるのかということを知りたいのかな。
マラソンをする人って20歳代の人は比率的に少ないと思うのですが、その年代の人は体力のピークが来ていない、人によっては昇っているところなので自分がどこまでやれるかを知る必要がないから走る必要がなく、マラソンメイン世代である中高年は、自分のカラダの衰えを感じてきているが、それをなんとか向上させたい、どれだけ自分ができるかを知りたいというような願望があるのかもしれません。フルマラソンを走りきる体力を持っている。タイムという目に見えるもので、自分自身を確認したいとか。
なぜ走るのかについて、こんなことを考えているのですが、朝起きたときに「よし、今日はがんばって走りにいくぞ!るんるん!」とはならないので、僕は、あまり走るのは好きじゃないと思います。
とはいえ、「走るのやだなあ」とは思わない(飲みすぎた日の翌日は除く)ので、嫌いではないようです。
なんかひとごとのように書いていますが、自分でもよくわからないのです。
なんで走るのか。
目標にしているマウイマラソンまで3週間なので、トレーニングプログラムどおり20キロ走ってきました。
まあよくも20キロも走りますよね。
ほんとに。(笑)