KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2025

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

話し言葉。書き言葉。

2015年06月17日 | 韓国料理
(八軒徳寿のファミリーセット)↑

日本語はむずかしい。

と言うか

話し言葉では

話し手の表情や手身ぶり手ぶりや
言葉のイントネーションなどで
そのニュアンスを補完できるが、

書き言葉ではそれが出来ない。

前後の文脈や
話の流れで判断するくらいかな。

書き手の言いたいことが
読み手にちゃんと伝わっているか。

はなはだ疑問だ。

書き手の気持ちと読み手の受け取り方が
違っている場合があるのではないか。

お互いよく知っている人同士のなら
そのズレも少ないのだろうが、

お互いの事をよく知らない場合、

書き方をよく考えて、
出来るだけこちらの気持ちが、キチンと
伝わるよう心がける必要があると思う。

(金剛山の塩タン)↓

例えば金剛山で塩タンを焼く様子を

金剛山の塩タンを
よく焼いていただきます。
と書いた場合、

「いただく」には
「食べる」という意味と
「~してもらう」という意味があるので

金剛山の塩タンを
「よく焼いてから食べる」のか
「良く焼いてもらう」のか。わかりずらい。

(泰山のトマトキムチ)↓

例えば泰山でビールを飲んでいる様子を

ビールもう一杯。と書いた場合

「もう一杯」には

「すでもうに充分」の意味と
「あともう一杯飲む」の意味があるので

「まだ飲みたい」のか、
「もう飲めない」のか。わかりずらい。

話しことばだとそんなことはないが
書きことばだとそんなことが起る。

(金剛山の特上カルビ)↓

この肉で申し分ないです。

読み手がキチンと漢字の読める人なら

「申しぶんない」と
満足の意を理解してもらえるが

「申しわけない」と読まれてしまっては
まったく違った意味に受け取られる。
(正しくは「申し訳ない」)

(金剛山の特上カルビ)↓

確かに、この素晴らしいカルビは
「申し分ない」肉ではあるが

こんなに美味しいカルビをいただいて
「申し訳ない」気持になっていることも
事実ではある。

・・・まあ、それは良いとして。

さて、このカルビ。

軽く焼いていただきます。

ビールもう一杯!
kyokukenzo
コメント (2)
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